熱血アニメ列伝その10 まっすぐなキャラクターの王道路線!『 機動新世紀ガンダムX 』

機動新世紀ガンダムX

熱血アニメ列伝、幸いにそれなりの評価をいただいて、毎回楽しみにしてくださる方もいるようで、嬉しい限りです。そんな本連載も早くも10回目を迎える事となりました。いつも読んで下さっている皆様には、改めてお礼申し上げます。

さて、前回前々回と、勇者シリーズの『 ジェイデッカー 』と『 ゴルドラン 』を扱いましたが、今回はガンダムシリーズから、この作品!『 機動新世紀ガンダムX  』です!

この三作品の並びを見て、ご存知の方にはピンと来る「ある共通点」があるのですが。それは、後でお話するとして、いつもの通り、まずはこの「ガンダムX」のあらすじから行ってみましょう。

『 機動新世紀ガンダムX 』のストーリー

かつて、人類は地球側とコロニー側とで大戦争を起こし、最終的に勝敗が無いような「大量コロニー落とし」とそれを迎撃する「サテライトキャノンによる掃射」という最悪の結果で戦争が終わりました。

それから、15年「アフターウォー」と呼ばれた時代。地球は壊滅的ダメージからようやく回復のきざしを見せ、人々はしぶとく生き残っている。そんな状況からストーリーは開始します。

主人公「ガロード・ラン」は、無法地帯と化すこの世の中で、そのバイタリティを活かし、モビルスーツを生身で攻略する程の元気な少年。そんな彼の能力を見込んで、彼に一つの依頼が来ます。

それは、地上戦艦フリーデンに囚われているという少女「ティファ・アディール」を助け出して欲しい、という依頼でした。

ガロードはフリーデンからティファを連れ出し、依頼人に届けるも、その依頼が悪人のティファ奪還の為の謀略だと知ったガロードはティファと共に逃亡。逃亡先でモビルスーツ「GX-9900」、つまりガンダムXと運命的な出会いを果たします。

ガンダムXは、先の大戦において前述した「大量コロニー落とし」の引き金になった超兵器「サテライトキャノン」が搭載されており、そこから、ガロード達の運命が大きく変わる事となるのでした……。

と、いうのが、「ガンダムX」の大まかなあらすじです。

機動新世紀ガンダムX

戦争の悲惨さをあまり感じさせない作風の『 機動新世紀ガンダムX 』

ガンダムというと、所謂「ファーストガンダム」と呼ばれる『機動戦士ガンダム』に代表されるように、リアルな戦争の描写をまずイメージしている方も多いかと思います。

近年放送された、『ガンダムAGE』や、『鉄血のオルフェンズ』等も、同じく根底には「戦争の悲惨さ」は色濃く存在していました。

しかし、「ガンダムX」の世界設定としては、確かに戦争の悲惨さは根底にはあるものの、どこかそれを「悲惨」と感じさせない作風を持っている事が大きな魅力の一つだと個人的には思います。

それは、何と言っても、キャラクター達が基本的に(特に味方側は)とても、素直な人間のような描写をされているからでしょう。

そして、この部分が他のガンダム作品とは違う、この列伝で扱うほどの「熱い」部分と言えるのです!

主人公、「ガロード・ラン」は、この作品においてまさに、その代表的な存在と言えるでしょう。

ほぼ一目ぼれに近い、ヒロインのティファの為なら、まさに「命を賭ける」事をいとわない、そんなまっすぐで、純粋な熱血的な少年というキャラクター描写に、魅力を感じる人は多い筈です。

脇役のキャラクター達も、基本的にあまり重苦しい雰囲気を持った人物はほぼいません。重い過去を持った、フリーデン艦長「ジャミル」ですら、良い意味で重苦しさを感じさせないキャラクター描写をされています。

この雰囲気こそが、この「ガンダムX」の最大の魅力であると、個人的には思うのですが、ここで冒頭で書いた、今回の作品のチョイスが意味を持ってくるのです。

と、いうのも、この列伝で扱った前回の『勇者警察ジェイデッカー』と『黄金勇者ゴルドラン』、どちらも監督が「高松信司」さん。脚本及びシリーズ構成を「川崎ヒロユキ」さんが担当されているのです!

皆さんは、自分、あすかつぐよしが初期に書いたコラムを覚えているでしょうか?

良作アニメを見つけたい方は必見!クリエイターを追っかけるアニメを見るスタイルとは?

「良作アニメを見つけたい方は必見!クリエイターを追っかけるアニメを見るスタイルとは?」というタイトルで書かれたこのコラム。このコラムでは、「クリエイターが同じ作品は好きになる傾向が高い」と言ったお話をさせてもらいました。

その様な傾向が、この『機動新世紀ガンダムX』にも言えると思うのです。「ジェイデッカー」のロボと少年の絆、「ゴルドラン」の悪人すら完全な悪としない、そんな優しさ。

そして、「ガンダムX」においては、「本来悲壮感をもたらしてもおかしくない戦争モノのストーリーの中で、それを感じさせない」というのは、上記の作品の特徴に通じる「心の暖かさ」がもたらしている、と言えるのではないでしょうか?

「必殺兵器でドッカン!」にカタルシスを感じる!!

この列伝の「熱血」的な部分としては、他に何と言っても主人公MS「ガンダムX」が持つ、超火力兵器「サテライトキャノン」の存在だけで、自分のような「必殺兵器でドッカン!」にカタルシスを感じる人間には、十分な魅力があるでしょう。

一撃でコロニーすら撃ち落とすという威力を持つ兵器をMS単体で持っているという設定だけで、ご飯が何杯もイケル!という人は自分だけでは無い筈です。

そんな『機動新世紀ガンダムX』。ある意味で、「ガンダム」というブランドのイメージを大きく覆す可能性がある本作品。

全39話と、そこまで長くありませんので、大手ビデオレンタル屋さんのDVDレンタルや、バンダイチャンネルなどの配信サイトで是非、その面白さを体験してみてください。

アニメ 機動戦士ガンダムUC ユニコーン は、ガンダムの正統後継作の実力作品

©創通・サンライズ

引用元: 機動新世紀ガンダムX Web: 月は出ているか?


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ライティング:あすかつぐよし さん

機動新世紀ガンダムX

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あすかつぐよし

熱血系アニメ大好き! スパロボ、特撮、猫、そんな感じのエレメンツがお好きな方にはきっと面白いコラムが書ける筈! 最近のアニメとは少し違う魅力のある、昔の作品から、 現在の面白い熱いアニメまで、熱く書いていきます!