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低年齢層の漫画家志望者が増加。色濃い影響を与えた「 バクマン。 」のリアル

「将来マンガ家になりたい!」なんて夢を持ったこと、きっと多くの人があると思います。
だけど具体的にどうやったらいいのか分からない。例えばマンガを描く道具は?雑誌の賞に送ってみたとして、ちょっとした賞をもらったらその後はどうなるの?

そんないろいろな疑問があって、特に小中学生の間は手探り、またはそんな夢は早々に諦めてしまった、ということもあったかもしれません。

けれど現在、低年齢層から編集部への持ち込みがかなり増加しているらしいのです!
その一端を担っただろう作品がこの「 バクマン。 」。

マンガ家になるまで、そしてなった後の過程も丁寧に描いたこの作品のリアルをご紹介!

中学生から本気でマンガ家を目指す!

この作品の主人公は、作品開始当初は中学3年生。夢を抱くこともなく、なんとなく日常を送っていた真城最高(ましろもりたか。通称サイコー)は、ある日作家志望の高木秋人(たかぎあきと。通称シュージン)から「一緒に漫画家を目指そう!」とまさかの誘いを受けます。

最初は断っていたサイコーですが、こっそりと片思いしていたクラスメイト、亜豆美保が声優志望であることを知り、その場のノリに流される形ではありますが本格的に漫画家を目指すことを決意。

この「きっかけは周りの雰囲気に流されて」というあたりも最近の学生らしい感じですが、ヒロインである小豆との「サイコー達の作品がアニメ化したら結婚する。それまでは会わない」という無茶すぎるだろとすら思える約束を指針に猛進していきます。

まずはなにを置いても、一本の作品として仕上げること。そのあとは直接編集部の意見を聞ける「持ち込み」。

サイコーのもともとの画力が高く、シュージンのストーリーもいいという主人公補正はありながらも、とても丁寧に漫画家への道を描いています。

「 バクマン。 」は実際の作品を出して説明するリアル志向

この作品の特徴は、わけもなく主人公達の作品を「これはダメだ」「これはいい作品だ」と断じないところにあります。

ダメな部分を指摘するときはより詳しく。そして褒める時も、実在の作品名を出すなどしてより詳しく!

逆に詳しすぎる説明に、「ならどんな作品なら読者に受けるのか?」を考えさせてくれます。

さらに週刊少年ジャンプで起用されている「アンケート至上主義」「下位作品の打ち切り」「専属契約制度」なども繰り返し作中で触れ、人気作品にするための苦労をもリアルに感じさせてくれます。

しかしこのリアルさが低年齢層のマンガ家志望者の道を照らしてくれたのか、持ち込み増加という結果に!

今でも「将来はマンガ家になりたい!」という夢を抱いている人は多いはず。

そんな人の中でこの作品を見たことがない人は、本当に是非一度見てみてください。例え目指す編集部の話でなくても、必ずその参考になるはずです!

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