【アニメの豆知識】『乙女』と『BL』の違い理解するとアニメが面白くなる!

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男性が多く登場するアニメを「腐女子向け」などとひとくくりにしがちですが、その内容によって全然ストーリーの展開や、登場人物の配置が違ってきます。今回は、簡単に「乙女系」「BL系」の違いについて解説します。男性から見ると、あまり違わないのでは?と思われる作品でも、根本的な鑑賞の方法が異なるのです。それを知ることで、アニメをより深く、分かりやすく楽しむことができます。

 

■乙女とBLの定義

簡単に両者の違いについて解説します。

「乙女」

主人公は女性です。女性が複数の男性から好意を向けられます。
登場キャラクターの感情は「女性⇔男性(複数)」になります。ゲームだと分かりやすいのですが、主人公の女性キャラクターが複数の男性キャラクターを攻略し、そのうち1人(あるいは複数)と結ばれるというものです。

アニメの場合は、固定の男性とくっつくルートは作りづらいので、なるべく多くの男性キャラクターを登場させ、観る人の趣向に合わせ、バラエティに富んだメニューを提示します。男性同士は恋愛しません。

最近の有名なアニメ作品で言うと『うたの プリンスさまっ』シリーズが該当します。 この作品の主人公は、七海春歌であり、彼女を通して、取り巻く男性陣の個性を示します。ただし、視聴者のお目当ては、その男性陣になります。

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画像は『うたの☆プリンスさまっ♪』のもの。女性が男性に囲まれていますね。

うたの プリンスさまっ マジLOVEレボリューションズ 公式サイト

(C)UTA☆PRI-R PROJECT

 

「BL」

「BOYS LOVE」のことですね。主人公は男性です。その男性が、複数(あるいは特定の)男性と恋愛をします。
登場キャラクターの感情は「男性⇔男性(⇔男性)・・・」であり、女性は登場しても背景に過ぎません。

男性同士の恋愛模様が展開され、場合によっては濃厚な絡みもあります。

最近の有名なアニメ作品で言うと『純情ロマンチカ3』などが該当します。これは主人公高橋美咲と、その恋人である宇佐見秋彦との同棲生活が描かれます。彼ら2人以外の男性キャラクターについてもその恋愛感情は、女性よりも男性に向けられている場合が多くなっています。

視聴者のお目当ては、言うまでもありませんが、男性陣ですね。

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画像は『純情ロマンチカ』のもの。男性だけの世界が展開されます。

TVアニメーション「純情ロマンチカ3」公式サイト

(C)2015 中村春菊/KADOKAWA/ロマンチカくらぶ!!

■BLと友情の違い

ここで問題になるのが、女性主人公ではない、男性キャラクターばかりのアニメが全てBLかということです。例えば『Free』や『ハイキュー』はBLでしょうか。それは違いますよね。

登場キャラクターの男性の恋愛感情が、男性に向かなければそれはBLではなく友情です。男性キャラクターの恋愛要素を極力排除して、男同士の友情の域にとどまっていれば、アニメ初心者であっても視聴のハードルは比較的低いと言えます。

男性同士の感情がLOVEなのかLIKEなのかが、BLとそうではない作品との違いになります。
以上を簡単にまとめてみましょう。

乙女:男性と女性の関係がLOVE
BL:男性と男性の関係がLOVE
友情:男性と男性の関係がLIKE

そして今期も

『DIABOLIK LOVERS MORE,BLOOD』

『スタミュ』

『ダンス ウィズ デビルス』

などが放送されますが、これらはどのカテゴリなのでしょうか?是非、観ていただければと思います。

 

■男性向けアニメに応用

同じようなものかと思われているアニメでも、実はかなり違うことが分かりました。これは男性向けと言われるアニメでも同様です。

女性キャラクターが多く登場しても、そのキャラクターと男性の関係がどうなのか、そもそも男性キャラクターが登場するのかによって、大きくストーリーは変わります。

女性キャラクターだけしか出ないアニメでも、『ラブライブ!』と『桜trick』では明らかに異なりますよね。前者は女性間の感情はLIKEであり、後者はLOVEなわけです。もちろん、「ハーレムもの」と言われる『ToLoveるダークネス』とは明確に異なります。

実は同じように見えていても、観ている人の性差によって感じ方が違うケースがあるということ。それぞれ見比べていただき、内容の差を楽しむのもアニメならではと言えます。

タイトル及び画像の著作権はすべて著作者に帰属します。


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ライティング:リンドウ さん

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リンドウ

元丸の内のサラリーマンです。サラリーマン時代はオタク趣味を隠していましたが、脱サラを機に趣味を全開にしてライター業を行っています。アニメをはじめとしたポップカルチャーと文化、経済の関係に興味があり、在職中は(趣味を隠しながらも)、涼宮ハルヒをテーマに経済セミナーを企画したりもしていました。現在、フリーライターとして活動すべく奮闘中です。