今回レビューするアニメ『 THE UNLIMITED 兵部京介 』は、アニメ『 絶対可憐チルドレン 』のスピンオフ作品で、原作を見たことがなくても楽しめる作品に仕上がっています。
異能バトル物の王道、超能力アクションアニメとしてスッキリしてかっこいいシナリオなので見て損はしません!このアニメをみた後は『絶対可憐チルドレン』を見たくなります。
椎名高志の『絶対可憐チルドレン』を原作としたスピンオフアニメ作品
2013年1月から3月まで放送され、サンデーでは「2013サンデーアニメプロジェクト」の第2弾として発表し、大柿ロクロウによる漫画版が発売中です。ノーマルと能力者がどうなっていくのか、展開が非常に気になる内容で、スピンオフなのはもったいないと思えた作品です。この作品があったからこそ『絶対可憐チルドレン』へ繋がっているのではないかと。
彼の名は兵部京介
風になびく美しい銀髪、何かを悼むかのようにその身にまとった漆黒の学ランを着た青年。エスパー犯罪組織パンドラを指揮し、超能力者の同胞たちのために革命を起こすまで、その黒い翼は闇の空を羽ばたき続ける。
刻の運命にあらがって、ダークヒーローが無限を解き放つ!!
演出面の良さが伺えたアニメ『 THE UNLIMITED 兵部京介 』
超能力を主題にした作品では、作画やSEが重要となりますが、この作品では超能力を使う時にSEはもちろん、BGMなどの切り替えなどもかなり細かく設定されていて、見ている人に自然と心に入るような演出が多かったように思えました。OPもストーリーに合わせて変えられており、毎回どう変わっているのか期待ができたのが良かったです。
超能力者が人口の20%近くまで増えた世界において、能力を持たざる者が超能力者を武力で制圧・管理しようという争いが起こる世界。
「超能力」が常識となった世界での人々の反応や非難なども細かく描かれており、持った者と持たざる者との間での戦争は起きてしまうのかと実感しました。
中二要素がたっぷりですので苦手な人はいますね。比較的ギャグもお色気もないのでシリアスにダークにストーリーが進行されますが、時々熱い展開があるのでバトルモノとして見ていただければ問題はありません。
原作を未読でも、アニメの『絶対可憐チルドレン』を未視聴でも楽しめるエスパーアニメなのです。