91Days 第1話「殺人の夜」【感想コラム】

91Days

みなさん!ちょっと小難しそうな話とかマフィアとかちょっと血生臭いキャラクターとかそういうのはお好きですか!私は好きです!

というわけで、今期3本目の感想連載コラム「 91Days  」の第1話です。

91Days、Day1「殺人の夜」

薄暗い雨の街。生気の感じられない少年、アヴィリオは差出人不明の1通の手紙を受け取る。
その内容がどんなものだったのか――彼はかつて裕福に暮らしながらも、マフィアの抗争によって両親と弟を殺された街・ローレスへと舞い戻る。

最初に訪れたのは幼なじみで、「これからは兄弟として生きよう」と言ってくれたコルテオの住居。
世は禁酒法時代。「アルコールは神からの贈り物であるが、濫用は悪魔の仕業」という主張から始まり、「ドイツ憎し」の感情からも0.5%以上のアルコール度数の飲料が禁止されていた時代である。

正規の製造、販売が規制された結果、密造酒やもぐり酒場が数を増やし、それを資金源としたマフィアが力を持った時代。
マフィアを嫌いつつ、生きるために密造酒の製造をしていたコルテオに、アヴィリオはヴァネッティファミリーに密造酒を卸そうと持ちかける。

そのヴァネッティファミリーとは、かつてアンジェロと呼ばれていたアヴィリオの家族を奪ったマフィアだった。

91Days は深夜に見るのにこのしっとりした雰囲気がいい

マフィア間の抗争と復讐を主軸とした作品ですが、なんとも静かな雰囲気。
もちろんアヴィリオの家族が全員殺される直前の動きや、特に物騒な連中が集まると噂されている中洲・通称アイランドでのシーンは緊張感があります。

しかし激しい銃撃戦をウリにした作品ではないので、「うおぉおお!!やったれぇええええ!!」という感じではなく「ほう……ほう……ほう……うおっ」といった静かな楽しみ方ができる作品。
家族を殺された翌日、家までも焼かれたアヴィリオ。1話では劇伴、背景とともに、まるで洋画のような雰囲気でスタッフロールが流れます。

文句なしにカッコいい演出です。

あどけなく屈託ない笑顔を見せていた少年が事件をきっかけに、7年で胡散臭い笑顔を見せるまでになっていたという、暗に示される内面の薄暗さがたまりません。
登場するキャラクターも普通にいい奴や、マフィアだけど視聴者に好感を持たせるキャラ、明らかに今後は厄介な意味で利用されそうなキャラなど、全体的に落ち着いた渋さを感じさせつつ魅力があります。
その中で、スタッフなりのお遊び要素もチラホラ。

第1話ではコルテオに密造酒の卸売契約を取り付けに乗り込んできたマフィアですね!マフィアなのに野球帽とバットを被った「お前どう見てもジャイアンだよな!?」というキャラクターが登場していました。

あのタイミングでまさかのジャイアン登場は本当に笑った。

今後は、密造酒を介して仇敵であるヴェネッティファミリーとも深く関わってくるのでしょうか。
しかし視聴者から見て、けっこういい奴にしか見えない仇敵の息子、ネロ。

作中でも3カ月、まさに1クールでアヴィリオがどうやって復讐劇を魅せてくれるのか。これは密かにファンが集まりそうな作品です!

©91Days

引用元: 91Days


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ライティング:井之上 さん

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井之上

濃いめのオタク。実家がオタクだったせいで自然学習されてしまった年齢に見合わないオタ知識のせいで年齢詐称を疑われることもしばしば。家事育児と投稿小説製作の合間に少しだけライターとして書かせていただいています。