皆さんこんにちは、竹取の翁です。
さて、ラブライブ!サンシャイン!!もついに第4話が放送。
もう放送の3分の1も過ぎてしまったかと思うと…涙が…。(気が早い)
でも、泣いている暇なんてありませんね!
今回の第4話もですが、ワンシーン、ワンシーンの、一瞬の表情に、彼女たちの思いがこもっている。
そんな丁寧に作られた作品ですから、一コマも見逃すわけにはいきません。
というわけで第4話「ふたりのキモチ」感想へ。ヨーソロー!!
ラブライブ!サンシャイン!! 第4話「ふたりのキモチ」ふりかえり
さて今回のサブタイトルの「ふたり」。
前回の予告からも察せる通り、そう、「国木田花丸」と「黒澤ルビィ」この2人のお話です。
マルちゃんの語りで始まりましたが…
みなさん、お気付きの通り、ちゃっかり砂のお山を作っているマルの背後には…頭のお団子に羽を刺した堕天使…降臨。
そしてマルちゃんといえば前回からも分かる通り、「大の読書好き」
マルちゃんとルビィの知り合ったきっかけも…本でしたね。
前回、ファーストライブで無事に体育館を満員にした2年生の3人。
約束通り、部室を貰うも…ホワイトボードに何やら歌詞のようなものが。
一体何なのか…目を細めて内容解読を図りましたが…流石に無理でした(泣)
ついに「スクールアイドル部」が本格的に始動したことを知り、マルの元へ行くルビィ。
二人がそんな話をしていると…2年生がやってきて、まあ…想定通りの…勧誘を…。
勧誘を断る時の
花丸「マル…そういうの苦手っていうか…」
ルビィ「る、ルビィも…。」
この後の花丸ちゃんの表情。彼女は一体どんな心境だったのでしょうか…。
何故、あんなにスクールアイドルに憧れを抱くルビィは、スクールアイドル部への勧誘を断ったのか。
それは、自分への自信のなさ(人見知りは本当に危ういですが(笑))だけでなく。
「お姉ちゃん」が原因。
といっても、ルビィの姉、ダイヤが第2話で見せた「μ’sクイズ〜上級編〜」からは相当な「スクールアイドル」への愛を感じました。
しかし、「高校に入ってしばらく経った頃」、
ダイヤ「片付けて。それ、見たくない。」
と。
そしてそのような姉に対して、ルビィは、
ルビィ「ホントはね。ルビィも嫌いにならなきゃいけないんだけど。」
花丸「どうして…?」
ルビィ「お姉ちゃんが見たくないって言うもの、好きでいられないよ。」
こう思っていたわけですね。
ダイヤに一体何があったのか…。それは後で考えるとして。
やはり、自分の気持ちを出すことのできないルビィ。
理由は違えど、やはりスクールアイドル活動をするのは……なマル。
ルビィ「じゃあ、ルビィも平気。」
でもやはりマルは…複雑な表情を。
ルビィの、昔の回想シーンでは、和気あいあいとスクールアイドルについて語るダイヤ。
未だアニメでは登場していないようなこの輝かしい笑顔。
ダイヤ「私は断然エリーチカ。生徒会長でスクールアイドル、クールですわ」
現に彼女は生徒会長。
生徒会長になったのは…ただ実家が網元だからでしょうか…?
本当に彼女は…スクールアイドルへの思いを断ち切れているのでしょうか…?
彼女の、ルビィを見つめる目には…まだ思いが残っているように感じました。
そしてルビィと同じ雑誌を読むマル。
オラには無理ずら。そんなことを言った後に…凛ちゃんを見て。反応が。
シーンは変わって2年生の3人組。
練習はやはり…階段で。
そんな3人の元へ階段を走り降りて登場する果南。
確かにダイビングをする上で体力は必要ですが…。
…と、三年生について書いてしまうと長くなるので、とりあえず後に回しましょう。
やはりスクールアイドルへの一歩を踏み出せないルビィ。
そんなルビィに、マルは「一緒にスクールアイドルをやろう」と提案します。
…と二人はスクールアイドル部へ「体験入部」するということに。
それにしても、体験入部でのルビィちゃんの笑顔。
本当に可愛らしいというか、美しいというか…。
ダンスの練習でも、お姉ちゃんと何度もμ’sの真似をしていたこともありクリア…。
楽しそうに練習をする彼女を見て、
彼女の「スクールアイドルへの愛」と、それによる
「私も、スクールアイドルやってみたい。」という思いがにじみ出ていました。
そしてあの鬼のような階段を…
千歌ちゃんは「μ’s目指して登ろう!」的なことを言っていましたが…。
いやいや男坂(μ’sが体力作りで登っていた階段)の何倍あるんですかこれ。
そんな階段を、あくまで「読書」が趣味だったマルが登りきれるわけもなく。
マルの元へ戻ります。
ここからの会話が、筆者の心にとても残っていますので書いてみます。
花丸「やっぱりマルには…。」
(ルビィが戻ってきて)
花丸「ルビィちゃん…?」
ルビィ「一緒に行こうっ。」
花丸「だめだよ、ルビィちゃんは走らなきゃ。」
ルビィ「花丸ちゃん…?」
花丸「ルビィちゃんはもっと自分の気持ち大切にしなきゃ。
自分に嘘ついて、無理に人に合わせても辛いだけだよ。」
ルビィ「あ、合わせてるわけじゃ…。」
花丸「ルビィちゃんはスクールアイドルになりたいんでしょ?
だったら、前に進まなきゃ。さあ、行って。」
ルビィ「で、でも。」
花丸「さあ。」
ルビィ「…うんっ。」
千歌曰く、「μ’s向かって走った」階段。
ルビィも、μ’sに向かって、夢に向かってキツい階段を走り続けます。
しかし、ちょっと降りて、友達であるマルの元へ戻る。
そんなルビィにマルのかけた言葉。
「ルビィちゃんは、走らなきゃ。」
これはもちろん、実際に「走らなきゃ」なのだと思いますが、
ルビィちゃん、夢に向かって走らなきゃ。マルに合わせるんじゃなくて。
お姉ちゃんに合わせるんじゃなくて。
そのような気持ちが込もった言葉なのではないかと、思います。
スクールアイドルになりたいのなら、夢に向かって、階段を登り続けて。
スクールアイドルになりたいのなら、後ろを振り向くんじゃない、周りを気にするんじゃない、ただ、登り切りたいという気持ちがあるのなら、自分の気持ちに正直になって、登り続けて。
マルが、ルビィに対して思っていた気持ちを、彼女に間接的に伝えたのではないでしょうか。
ルビィを送り出した後、マルは階段を下ります。
マルと一緒に、図書室で一緒に過ごしてくれたその子は、
とても優しくて、とても思いやりがあって、
でも、気にし過ぎな子。
素晴らしい夢も、キラキラした憧れも、全部胸に閉じ込めてしまう子。
その胸の扉を開いてあげたいと、ずっと思っていた。
中に詰まっている、いっぱいの光を。
世界の隅々まで照らせるようなその輝きを、大空に放ってあげたかった。
それが、マルの夢だった。
読書好きな彼女らしい、そんな言葉の数々で。
「夢を果たせた。」そのことを語ります。
マルに背中を押してもらったルビィ。
無事に長い長い階段を登り切り、2年生3人の元へ。
ルビィが、「お姉ちゃんにバレないように」体験入部をしていると知っていたうえで、
ダイヤさんを呼んだ、マル。
おそらく、マルちゃんの想定通り、
ルビィ「ルビィ…ルビィね…!!」
この後、彼女が何を言ったか…いや、言えたか。それは言わずもがななことでしょう。
そして再びマルの語りへ。
これでマルの話はおしまい。
もう夢は叶ったから。マルは本の世界に戻るの。
大丈夫、一人でも。
「大丈夫。」しかし、そんなマルの目は…心は…揺れ動いていました。
机の上には、「初心者もわかる 作詞の仕方・作曲の仕方」の本も。
それでも、「ばいばい」とスクールアイドルの雑誌を閉じようとするマル。
そんなマルの元へ、ルビィが。
本屋さんで立ち読みをしている時も、直前のシーンでも、「星空凛」に惹かれていたマル。
「凛ちゃんも最初は、『自分はスクールアイドルに向いてない』」そう思っていた。
そして、第4話、前半では、自分の気持ちを出せなかった。
周りの人を気にして、自分の気持ちを言えなかったルビィが
ルビィ「ルビィ、スクールアイドルがやりたい!花丸ちゃんと!」
恐らく、階段での、マルの言葉がなかったら、彼女はこんなことを言えなかったでしょう。
マルの言葉がなかったら、このようなシーンでも、やはりマルが「やらない」と言ったら引いていたと思うのです。
でも、彼女は。
一番大切なのは「出来るか」どうかじゃない、「やりたい」かどうか。
走り始めました。
第4話「ふたりのキモチ」感想
さて、「黒澤ルビィ」、「国木田花丸」の二人のキモチが描かれていた第4話。
やはり、お互いがお互いのことをよく分かっていることから、
花丸がルビィの背中を押す→押され、成長できたルビィが今度はマルの背中を押す。
この二人だからこそ出来る加入までの流れがとても美しかったです。
今回の第4話は、初め、そしてマルが階段を降りるシーン、その後の図書室へ向かう(図書室での)シーン。
「マルの語り」がたくさんのところに散りばめられていたのですが、
その「マルの語り」。上でも書きましたが、読書好きなマルだからこそできる、あのような表現。
物書きとしては…見習わなくてはなりません…(汗)
ルビィと花丸といえば、今までの登場回も「美しく」描かれていました。
今回は、そのような花丸の美しい表現でより、「美しく」描かれていましたね。
お互いがお互いの背中を押して…そして二人共前に進む。美しいですね。
さて、今回…ちょくちょく…「三年生」のシーンがありましたが…。
そういえば、と思いだしてみると、私のかつての感想記事…三年生について全然触れていない…。
(といいますのも、ネット上であらゆる憶測が飛び交っていて、自分自身も混乱していたのであります。)
しかし今回、何が起こったのか。見えたような気がするんですよね。
叩かれるのを覚悟で、(ネット上では最も有力な説ではありましたが)
「三年生組の3人はかつて、スクールアイドルをしていたのではないか。」
そうすれば、
マリー「ニネンブリデスカァ」(1話)
マリー「ダイヤ久しぶり〜」(3話)
果南と鞠莉(4話)、そして鞠莉とダイヤ(3話)の不自然な絡み。
今回の果南と鞠莉のやりとりは一層それを感じさせるものでした。
そして、部室にあった「歌詞のようなものが書かれていたであろうホワイトボード」
これらが繋がる気がします。
しかし、そんな彼女たちに何があったのか…。それは現段階では分かりません。
来週は善…ヨハネ回。
ですが、今回もまた、新たなヒント(?)が描かれていたところを見ると、
彼女たちの謎は…少しずつですが、解けていきますね。
第4話「ふたりのキモチ」。
新たな一歩の前進で、いつかは二人それぞれにとっての、「ハッピー」が見つかることを、
これから、夢を語る詩を1つずつ編み出して、
自分の気持ちから逃げないで、新しい場所へ進めることを
祈ります。
今回のED…マルちゃんとルビィが歌っていましたが。
ふたりとも、自分の気持ちを歌っているようでしたね。
是非皆さんも、そう思いながら、歌詞を今一度、読んでみてください。