スカーレッドライダーゼクス 第十話「 Stay or Go 」【感想コラム】

スカーレッドライダーゼクス 第十話

さて今週もはじまりました「 スカーレッドライダーゼクス 」!
前回まさかの展開で叫ぶしかできませんでしたが、今回私は叫ばずにいられるんでしょうか!

先に結論を言うと叫ばないのは無理でしたけどもね!!

そんなわけで今回もー!あらすじと感想、参ります!!

スカーレッドライダーゼクス Track.10「 Stay or Go 」

タクトの捨て身の作戦によって、東京は被害が甚大ながらもどうにか壊滅の危機を免れた。

しかし琉球LAGは壊滅。東京LAGもほぼその機能を失い、次にナイトフライオノートが襲来しても戦えるのはヨウスケたちのみ。

けれどアキラをはじめ、ヨウスケたちライダーの心の傷も深く、戦意すら失いかけていた。

タクトの死の実感がなく、感情の起伏が平坦に、そして激しくなり、不安定なヨウスケ。

ヒジリの檄、そして甘粕の言葉を受けても戸惑うばかりのヨウスケ、アキラだったが、タクトの遺品の中からあるものを見つけたことで前へと進む気力を取り戻す。

スカーレッドライダーゼクス 全体の感想

予期せぬ襲来とかいけしゃあしゃあとよく言えたもんだな岡崎監察官。

そんであんたの想定が甘々で青の世界が滅亡しかけた尻拭いをする形になったライダーたちの見ている場所で、犠牲になったタクトを英雄に祭り上げるとかよくできたもんだな岡崎監察官。

さらにアキラちゃんに今後の指示とかよくできるもんだな岡崎監察官。

視聴者から見てこんだけ憎々しい悪役になれるってすごいぞ岡崎監察官。

いや嫌味でもなんでもなく、決してメイン位置では無い悪役の彼女ですらこんだけキャラがしっかりして視聴者に印象を与えるってすごいことです。

今になって、キャラ立ちをすごく練って考えられている作品だなと思いました「 スカーレッドライダーゼクス 」!

まぁだからこそ岡崎てめぇこの野郎と思ってしまうわけなんですね!

彼女の出番なんてここ数話で急に増えただけのはずなのに、こんだけムカつけるって本当すごい。

ヒジリがいい子で甘粕くんができる上司

そして岡崎監察官と真逆の印象でキャラ付けされているのがヒジリと甘粕くん。

特にヒジリのいい子っぷりが7話以降は留まるところを知りません。

筆者、この感想を書くためにアニメを見ながら随時メモ書きを打ち込んでいるんですが、今回30分の間に「ヒジリいい子」と書いたのは実に6回。うち1回は「ヒジリめっちゃいい子」と書いていました。

それほどまでに今回ヒジリがいい子だった。

タクトを失った実感がまだ沸いていないヨウスケを一番理解し、できるだけ様子を見に行き、経験も話し、茶化し、観察し、荒療治すら厭わなかったヒジリは、きっと第五戦闘ユニットで親友を亡くしたんだと思います。

エピフォン覚醒後、ヨウスケたちとも急激に距離が縮んだヒジリは、現在のライダーたちを自分のようにはすまいとしているように見えました。

さらに石寺長官の右腕としてずっと琉球LAG全体を見てきていた甘粕くん。

愛着ある琉球LAGを放棄せざるを得ない状況にしたうえ、ギリギリのところで均衡を保とうとしていた石寺長官の意思を嘲笑するような岡崎監察官に対しても努めて冷静に対応しているところが目を引きました。

紅の世界との交渉を再開させるという岡崎監察官に、「それでは石寺長官のやってきたことと同じではないですか!」というセリフは、同じような交渉をするのなら石寺ハヤトという存在自体を排斥する必要などなかったはずだという直接的な批判でした。

長官の思慮深さや思想などにも同意したうえで琉球LAGを支えてきたことを感じさせる一言だったと思います。

さらに、紅の世界との戦いから距離を置こうとするアキラちゃんへの一連の言葉。

責任は明確に提示しつつ、最終的な決断は強要できないことも伝えた甘粕くんはできる上司だなぁと思いました。

ヨウスケ、そしてサブスタンスたち

スカーレッドライダーゼクス 第十話

画像引用元:youtube.com

つらつらと語ってきましたが、やはり今回の一番メインはヨウスケ。

タクトのことに実感を持てず、涙すら出てこないヨウスケ。涙も出てこないというよりは、感情の制御がうまくできていないように見えました。

なんとなくぼーっとしてしまう。なにをやっても味気なくて、好きな料理をしていても気分が盛り上がらない。それどころかおいしいかどうかも分からなくて、自分が自分でなくなってしまったような感覚。

小さい時からヨウスケの一歩前にはタクトがいて、手を引いてくれていたという二人の関係は、ヨウスケにとって半身のようなものだったのかもしれません。

そしてどうやらそれは、ヨウスケのサブスタンス、フェルナンデスも同じだったようです。

レスポールがいない違和感を並べ立てたフェルナンデスにみんなは「涙」と表現しましたが、つらくて悲しくてさみしくて、どうしようもなかったんだと思います。

そんな中唯一泣けていなかったヨウスケですが、雪でポッキンアイスを冷やして分け合う子どもたちの姿を見て、アキラちゃんの歓迎会にタクトがアイスを持参したことをはじめ、夏の出来事を回想します。

そこに至ってようやく実感が襲いかかり、空に慟哭するヨウスケ。

こんなんあかんやろ視聴者みんな泣くやろ。

さらに1話のセリフと被せてくるとか!特殊EDとか!それをヨウスケがヒジリに歌わせるとか!
もういろんな人間関係が成立していっているのが浮き彫りになって泣くしかないだろこんなん。
みんなが泣きだしそうな顔で演奏して、演奏終わったあとようやく笑えたとかもうグサグサ突き刺してきます。
アキラちゃんも生き残ってるみんなも本当みんな幸せになれ。

と思ってたら、おぉおおおおおおおおい!!!!!

今回は泣きはすれども叫ばずにいられたと思ったら、おぉおおおおおおおおい!!!

ちょっとマジですかこの公式!!今回で追悼回やったばかりなんですけどちょっと待って視聴者の心情かき乱しすぎじゃないんですかこの公式!!

……これ以上言うと多分ネタバレを叫び始めるのでそろそろやめておきます。

ところでいい加減アキラちゃんのことをもうちょっと解説したらいいと思うよね!!「女神の心が穢れたままでは勝負にならん」のあたりとか、やっぱり視聴者はよく分かってないままだよ!?

ジャンル者からアキラちゃんの正体を聞いている筆者でさえよく意味が分かってないからね。もうちょっと本格的に謎解きしてほしいよね。

どちらにしろ、折り返し地点からずっとラストスパートを続けているかのようなこの作品!
多分もう、一息つけるような回はなさそうだ!覚悟を決めて見ましょう!!

スカーレッドライダーゼクス 第九話「 Away From The Number 」【感想コラム】

ABOUTこの記事をかいた人

井之上

濃いめのオタク。実家がオタクだったせいで自然学習されてしまった年齢に見合わないオタ知識のせいで年齢詐称を疑われることもしばしば。家事育児と投稿小説製作の合間に少しだけライターとして書かせていただいています。