『 ドラゴンボール超 』にはいくつの世界線が存在しているの?

現在放送中の『 ドラゴンボール超 』未来トランクス編にて、いくつもの世界線の話が持ち上がっています。ここで一度話を整理し、『 ドラゴンボール超 』にはいくつの世界線が存在しているのか考えてみます。

ドラゴンボール超 世界分岐のはじまりはセルが過去にいない世界

世界線の分岐はトランクスが本編世界にやってきたせいだと思っている方もいそうですが、違います。人造人間編でトランクスがセルの卵を見つけた際に、「歴史がずいぶん変わってしまったのはこいつのせいでは」と口にしています。事実、セルはトランクスがフリーザ親子を始末するより一年も前に、未来からやってきています。

未来トランクスの世界ではトランクスがセルを倒しているため、この本編世界にやってきたセルは別の世界線からやってきたことになります。

その世界線でセルは何らかの方法で人造人間を退治したトランクスを殺害し、タイムマシンを奪ったと口にしています。このことから、その世界線では悟空が心臓病で亡くなってしまっていることがわかります。

つまり、悟空が病死していて、トランクスがセルに殺されてしまった世界がすべてのはじまりである正史だと考えられるわけです。この世界線を仮にA世界だとします。

未来トランクスの世界はセルがやってきたことで分岐した世界?

A世界のセルが完全体になるべく人造人間を求めて過去に移動します。そうして歴史が変わり新たに生まれた世界が本編に登場する未来トランクスの世界だと思われます。これをB世界とします。

B世界でも悟空はやはり病死しています。そこでトランクスは人造人間を倒すために過去に戻り悟空を病気から救います。そうして生まれた“悟空が生きている本編世界”、これをC世界と呼ぶことにします。

トランクスが過去に到着し悟空と接触したことで世界が分岐したので、トランクスがタイムマシンに乗った段階では自分の世界線の過去へ飛んだだけだと判断していいでしょう。つまり、トランクスのタイムマシンは他世界線を選択して飛ぶような機能はついていないということです。

C世界には既にA世界からやってきたセルが潜伏しています。これが人造人間編のボスであるセルです。

ザマスが悟空を殺害した世界

『ドラゴンボール超』ではB世界に現れたゴクウブラック(ザマス)が悟空の身体を乗っ取ったと言っています。そのシーンでは悟天の姿がありました。悟天が存在しているのはトランクスによって悟空が病死を免れたC世界だけです。しかし、C世界の悟空達は未来トランクスと共にB世界へ移動しゴクウブラックと戦闘しています。

ザマスが殺害した悟空はザマスのことを知らないようでしたので、これはザマスが過去に移動したことで新たに出現した世界と呼んでいいでしょう。仮にD世界とします。

ここまでで四つの世界が出てきています。しかしもう一つ、存在しているかもしれない世界線があります。

それは、最初にセルが殺害したA世界のトランクスが持っていたタイムマシンの行き先です。

ピッコロはこれを“トランクスが未来の人造人間を破壊できたことを我々に知らせるためにセットしていたタイムマシン”だと考えています。その推測が正しければ、A世界のトランクスが接触した、また別の“悟空が病死を免れた世界”が存在していることになります。

けれど、セルは運よくトランクスが持っていたタイムマシンを奪ったと口にしているため、実際にそのような世界が存在しているのかは定かではありません。

少なくとも、『ドラゴンボール超』の世界には

 

A世界:悟空が病死し、セルが過去に移動していない世界

B世界:悟空が病死し、セルが過去に移動している未来トランクスの世界

C世界:セルが過去に移動していて、その後にトランクスが未来からやってきて悟空が病死を免れた本編世界

D世界:C世界同様に悟空が病死を免れているが、悟空がザマスによって身体を奪われ殺害されてしまった世界

 

この四つの世界が存在しているというわけです。そしてもしかしたら、最初にトランクスが移動した別の世界も存在しているかもしれません。

これに劇場版の世界をくわえたら、とんでもない数の世界線が存在していそうです。

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