『 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 』2期 第6話(31話)「無音の戦争」【感想コラム】

画像引用元:©創通・サンライズ・MBS

鉄血のオルフェンズ二期も6話までが放送され、30話を超えてきました。
そんな「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の公式外伝作品「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 月鋼」の1巻が発売となりました。

鉄血のオルフェンズ

こちらは、家族を殺したガンダムを壊すことを目的に生きるアルジ・ミラージと、家族が残したガンダムを元の姿に戻そうとするヴァルコ・ウォーレンという2人の出会いから物語は始まる、もう一つの鉄血のストーリーとなっています。

ぜひこちらもお手に取って、いろんな角度から鉄血のオルフェンズを楽しんでみてはいかがでしょう!

さてさて31話も感想や考察etcをやっていきたいとおもいます。

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第31話 「無音の戦争」

アーブラウとSAUによる経済圏同士の紛争は、両軍がにらみ合うバルフォー平原で開戦。ガラン・モッサの指揮の元、鉄華団も戦闘に加わるが、連日続く消耗戦に疲弊していく。

ついに始まってしまったMS同士の戦争

「鉄華団本部と連絡が取れないままにSAUとアーブラウとの戦争に巻き込まれる地球支部。目隠しをされた少年達は叫ぶ。その叫びは誰にも届かないというのに…」

なんだかあまりのも不穏なナレーションからスタートしました鉄血のオルフェンズ31話。

前回の爆破テロ、そしてSAUの調停要請から互いににらみ合いが続いていたアーブラウ・SAU両軍。しかし、SAUの偵察機がエイハヴリアクターの干渉をうけてしまい墜落。

これをきっかけについに両軍はモビルスーツを投入した戦争へと発展してしまいます。

お互いが実践経験のない寄せ集め部隊の軍隊のため、泥沼の膠着状態が続いてから半月が立っていました。これまで軍事力は実質、ギャラルホルンが握っていたので、こういった事態に陥ってしまうのもしょうがない気がしますが…。

しかし、あまりにも互いに膠着状態の長期戦が続くことに不審がるマクギリス陣営。

調停要請を受け武力介入を行うも、鉄華団率いるアーブラウ陣営にうまくいなされお互いが決定打にかける戦闘を繰り返し長期戦に持ち込まれており、正規の外交ルートも何者かに潰されてしまいます。

そんな鉄華団を指揮しているのは髭の男ことガラン、そして外交ルートを掌握しているのはラディーチェ。今回のガランたちの目的は戦争を長引かせてマクギリスやギャラルホルンの評価を失墜させること。

一方の鉄華団陣営も、大規模な戦争のわりに部隊の小出しや撤退を繰り返す意図的な長期戦にメンバーたちもすっかりと疲弊し、もはや自分たちが何と戦いっているかわからず、もう何年も戦争をしている気分だという精神状態にまで追い詰められていました。

それでもなお、MSを動かし目の前の敵と、見えない敵と戦い続ける鉄華団メンバーたち。

しかし、知らぬ間に鉄華団の隊長と指揮権がガランに移されてしまうという絶体絶命のピンチを迎えてしまいます。彼らの悲痛なる叫びは誰にも届くことはありません、まさに無音の戦争…。

たった2人の男たちの掌の上で転がされている状態の鉄華団とギャラルホルン。

ここまでうまく嵌められてしまうと開戦のきっかけとなった偵察機の墜落も仕組まれたものなのでしょう。

この戦争の行き着く先は果たして…。

それぞれの思い

地球では鉄華団がまさにピンチを迎えているその頃。

情報を潰され、頼れる情報ソースはニュースだけの火星メンバーたちは、情報がまったく入ってこない状況にやきもきしているものが大半でした。

獅電の整備を終え支持を仰ぐハッシュに対して、焦っても気疲れするだけだと諭します。

みなどこか不安な気持ちを払拭するようは振る舞いに感じますね。はやくきてくれー三日月!

そしてタカキの妹フウカも、兄の写真を眺めこのままでいいのかと案じます。彼女なりに世界情勢が芳しくないことは察しているのでしょう。

とても健気なシーンなのですが、なんだかフラグっぽいからやめてくれ……。

たどり着けそうでたどりつけない!

いよいよ火星メンバーを乗せたホタルビが到着!! すぐに地球メンバーに加勢と思いきや、アーブラウは非常事態宣言でいかなる例外も認められず地球への降下が認められないという!

ガランやラディーチェはいったいどこまで周到に準備を進めていたのでしょう…。かなりの手練れであることは間違いないでしょう。

しかし、「昔の俺達じゃねぇんだ。道はいくらでもある」と息巻くユージーン!一体どんな秘策があるのでしょう!

まさか…2話目のようにMSだけで大気圏降下をねらっているのでしょうか!?

戦闘はいよいよ最終局面へ

火星メンバーたちもいよいよ地球圏へとたどり着いた一方で、戦況にしびれをきらしマクギリスがグレイズリッターの専用機でついに自らが戦場に赴きます。

鉄華団陣営もここで大将の首をとろうといきり立つガランにそそのかされ、ついにタカキがMSに乗って出撃を決意!

ついに役者がそろった感じが出てきました!果して、三日月たちは間に合うのか!? マクギリス対鉄華団の行方は!? タカキの運命は!?

あー相変わらずいいところで終わりやがりますね!!

重いストーリーの中での少年たちの想い

話をもう少し間延びさせるかと思いましたが今回の話でいっきにストーリーが駆け足で進みました。

鉄華団メンバーたちを徐々に追いつめるように人心掌握していくガランと、希望を抱きながらもただ駒として使われていく少年たちの構図はみていてかなり重くて辛い描写が先週と今週と続きました。

その中で、地球支部のメンバーとして命を重んじるタカキと、かつてヒューマンデブリとして生きて命を投げ出すことに抵抗のないアストンという正反対の二人が中心となって描かれてきました。

特にタカキは心が何度も折れそうになりながらこの意味のない戦闘を繰り返し、それでも自分たちのために戦っている。操られるばかりではなく、彼等の中で抗っているからこそ、人が人らしくあろうとこの戦いに向き合っている。という姿勢が伝わってきてとても心打たれますよね…。頼むから来週は生きててほしい…。

そして、もう一点気になったのがアリアンロッド艦隊の仮面の男が操る「特殊なシステム」の機体!いずれ敵として大規模な戦闘が繰り広げられそうなアリアンロッド艦隊ですが果して…。

最後に、すごくシリアスな話が続いているのに次回予告で筋トレしまくる昭弘さん…いい意味で雰囲気ブレイカーでしたね…。

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 感想コラムのまとめ