VRはアニメ界を盛り上げる?様々な技術や現状の問題点を考えてみた

VR技術

2016年はVR元年!ということで2016年11月18日金曜日、秋葉原で開かれたアダルトVRのセミナーに参加してきました。刺激的なお話をたくさん聴くことが出来て、これはもう「穏やかじゃない!」という感じなのですが――全年齢向けのアニメ情報サイトであまりえっちなお話は出来ませんよね。

そこで、得た情報を踏まえつつアニメとVRの関係性について考えていこうと思います。

音と連動する技術

“バーチャルリアリティ”と調べると、“コンピューターの中で、現実に近い仮想空間を表現する技術のこと”と出てきます。今だったら、話題のPlaystationVRを思い浮かべる方も多いのではないかと思います。けれども、VR機器にはゴーグル型のデバイスしかないというわけではないんです。

アダルト業界では現在、「Onasis(オナシス)」という音を振動に変えるデバイスが開発されています。VR機器、スマホ、タブレット、PC、BD・DVDプレイヤー、テレビなどに接続し“音”に反応して振動を与えるデバイスです。この技術が発展し、アニメにも応用されるようになれば、たとえば普通に放送されているアニメを見ながら、アクションシーンなどに反応して身につけているデバイスが振動する――などという、臨場感あふれる視聴スタイルを取れるようになるかもしれません。事実、今年の秋に開催された東京ゲームショウ2016では、Woojer の“触覚測位式VRゲームジャケット”なるものが登場していました。

これは音に反応して振動を与えるジャケットのことです。これを着ながら映画やアニメを見ることで、身体に直接振動を受けてより迫力のある映像を楽しむことが出来るのです。将来的には喉も覆うようなデバイスが登場し、主人公が喋るとそれに合わせて喉が振動し、本当に自分が喋っているような錯覚を感じられるようになるかもしれません。

これは“音”さえあれば楽しめるデバイスですので、それ以外の特別なVR機器は必要ありません。が、『Henry(ヘンリー)』のようなVRアニメにこれを組み込めば、さらに臨場感あふれるアニメが楽しめそうです。今後、映画館などでこういったものが取り入れられていく可能性はあると思います。

センサーで反応する

他にも、センサーで映像が変わるというシステムも開発されています。デバイスを動かす速さに合わせ、映像になんらかの変化が生じるというものです。ゴーグル内での目線や手の動きによって、VRコンテンツ内のアニメキャラに変化が起きる――なんてものも出てくるかもしれません。たとえば、アニメキャラと視線を合わせることが出来たりとか……妄想が膨らみますね。

触れるVR

アダルト業界ではハンドデバイスと組み合わせ、おっぱいを触る技術が開発されているそうです。これをアニメに応用とするとすれば、アニメキャラのVRコンテンツに抱き枕やシリコンのおっぱいを組み合わせる――といった感じでしょうか。ゴーグルデバイスで大好きなキャラクターを360度見渡し、おっぱいを模したデバイスを揉むことで、映像の中にいるキャラクターが反応する、といった具合です。

既に、二次元の美少女キャラとお風呂に入れる『VRぱずえん温泉~ローマ風~』というVRコンテンツは登場しています。東京ゲームショウ2016で体験することが出来たこのコンテンツは、お風呂を模した入れ物の中に入り、ゴーグルデバイスを装着して眼前にいる女の子を360度見渡すことが出来るというものでした。

360度なので、自分が背後に回り込むことで、彼女の後ろ姿を目にすることも出来ます。これに触れる機能を追加したら、とんでもないことになりそうです。

その他、すでにある二次元とVRの融合

アニメのアイドル達を生で見られる

既にご存じの方も多いかもしれませんが、2016年10月13日にPlaystationVR用のコンテンツとして、『アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション』が配信されました。まるで二次元のアイドル達が目の前にいるかのように感じながら、リアルなライブを楽しむことのできるコンテンツです。デバイスを振ることでゲーム内でコンサートライトを振るい、自宅にいながらライブを楽しむことが出来てしまうのです。それも、二次元のです。

 VRライブがもっと普及すれば、声優さんや『ラブライブ』『うたの☆プリンスさまっ♪』等のアイドルアニメのライブをもっと手短に、それでいてリアルに楽しめるようになることでしょう。さらに応用すれば、『アイカツ!』『プリパラ』のようなアニメのVRコンテンツとして、自分をバーチャルな世界で二次元のアイドル化させることも出来ちゃうようになるかも? 

現に、キャラクターの見た目や自分のいる部屋をカスタマイズしてVRで再現するソフトは存在しているようです。

大人気アニメシリーズ、ガンダムの世界に入れる

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お台場にある「ガンダムフロント東京」では、ガンダムの世界が楽むVRアトラクションが設置されます。その名も「機動戦士ガンダムVR作戦」アトラクションの体験期間は、2016年11月22日(火)から2017年3月末(予定)までとのこと。「TELEPOD」という球形のVR専用体感ポッドに入り、VRゴーグルを使うことで映像に合わせて振動を感じ楽しむことの出来るアトラクションなようです。ガンダムの世界をリアルに体験したい。コクピットからの視点をもっとリアルに味わいたい。ガンダムファンなら一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

今後の課題と現状

夢が広がりまくりのVRコンテンツですが、現状では問題点もたくさんあります。

 ・実写に比べ作るのが大変

・現状のVRコンテンツは赤字

・リアル感が不足?

大雑把にまとめても、こんな問題点が浮上してきます。

まずアニメやゲームのキャラクターを使ったVRコンテンツは、撮るだけの実写より作るのが大変でコストもかかります。その上に、現状ではVR機器の普及率が低いためコンテンツを楽しんでくれるユーザーの数が少なく、せっかくコンテンツを作っても赤字になってしまうという問題です。

これまではVR機器が高くて手を出せない方が多かったと思います。ですが、PlaystationVRの登場でようやくお手軽価格でVR機器をゲットできるようになった――と言いたいことですが、まだまだPlaystationVRを入手するのは難しい今日このごろ。普及率が低くてはせっかくの素晴らしいコンテンツも作ろうと思ってくれる方が増えてくれません。

また、バーチャルリアリティという割には五感への影響がまだ弱いなど、言うほどリアルでもないと感じる方もいるかもしれません。先に述べた触れるVRでも、現時点では匂いをつけるには香水を使うしかないのです。

TVアニメをVRコンテンツとして放送することは可能なのか

結論からいうと、難しいでしょう。キャラクターや背景を360度描いても、複数のアングルをぐるぐると見せることの難しいTVアニメの中では、せっかく作った映像を使い切ることが出来ないかもしれないからです。

つまり、キャラクターの後ろ側を描く必要性に疑問を感じるため、コスト問題を考えた結果実現は難しいということです。とはいえ、VRアニメ自体は存在しているので、将来的にどうなってくるのかはわかりません。

とにかくVRを普及させ、ユーザーを増やすのが大切!

国内アダルト業界ではVRコンテンツ用の動画配信サイトが既に4件以上も存在しています。今後デバイスのコストが下がり、ユーザーが増加していけば、いずれは一般に放送されているアニメの公式サイトからも、VRコンテンツとしてアニメキャラクターを楽しむことの出来るものが配信されていくかもしれません。

 とはいえ、実はすでに簡単なVR程度なら楽しめる無料のダンボールデバイスが存在しているんです。例えば、東京ゲームショウではVRモードを搭載した基本無料のスマートフォン用ゲームアプリ『オルタナティブガールズ』用の簡易版VR機器(グラス用なもので、覗き込めばキャラが立体的に見えるというものです)の配布がありました。

配布はいつでもどこでも行われているわけではありませんが、このようなダンボールデバイスは1000円前後で購入することが出来ます。つまり、現状でもアニメキャラクターを眺める程度のVRコンテンツなら十分配信していくことは出来るわけです。もちろん、それだけでは赤字になってしまいそうなわけですが。


アメリカのゴールドマンサックス社は、2025年にはVR市場は多岐にわたり、いたるところでVRを目にするようになると述べています。その頃には、アニメキャラクターと本気でリアルなデートをするのも夢ではなくなっているかもしれません。

VR時代は始まったばかり。今後の展開に期待したいです。

 

引用:

VRとARとMRの違いについて

タイトル及び画像の著作権はすべて著作者に帰属します。


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ライティング:星崎梓 さん

VR技術

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星崎梓

ライトノベル作家をしています。処女作は『ガンズバースト・オンライン』。 今一番推しているカプはごちうさのシャロリゼ、シャロブル。最近ワートリが熱い! 面白い記事を書けるようがんばりますので、よろしくお願いします。 ∠゚ワ^)☆かしこま