劇場版遊戯王 がアメリカ上映へ!実は対米向け有力日本ブランドな件

劇場版遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS

4月23日に公開された映画「劇場版遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」が興行収入10億円を突破したと発表されました。ここまで、公開から時間が経っての10億突破の報も珍しいものの、応援上映や4D上映などの上映方式展開で堅実に集客を重ねた賜物でもあります。そんな本作が来年からアメリカやカナダなどの海外で計500館以上の限定上映が行われるそうです。

個人的にはこれ、結構面白いニュースだと思っております。

なんといっても遊戯王は海外でも強力な作品ブランドだからです。

実はアメリカでポケモンに次ぐ記録を持つ遊戯王

全米での邦画の興行展開において未だに不動の興行収入記録を持つ作品がポケモンです。「ポケットモンスターミュウツーの逆襲」は8500万$というぶっちぎりの興行収入記録を持っています。その次の2位も同じくポケモン。「ポケットモンスタールギア爆誕」は4300万$を記録しました。そして、その次の記録を持つ作品が、他でもない“遊戯王”なのです。2004年「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ光のピラミッド」が2000万$近い興行収入を叩きだしました。

アカデミー賞などを受賞したといっても、ジブリ作品などは興行収入だけみると、これよりも下。邦画実写作品に関してはもっと下なんです。

ことアメリカ市場の視点でみると遊戯王はポケモンに次ぐポテンシャルを持っているわけです。

カードにアニメに・・・遊戯王の海外人気

もちろん遊戯王がこれだけ人気があるブランドなのにはワケがあります。

知ってる人には当たり前のことなのですが遊戯王という作品は、作品に登場するトレーディングカードが実際に販売されていまして、これが爆発的に売れているという状況が非常に大きいです。

どれくらい売れてるかといえば2009年には「世界で最も販売枚数の多いトレーディングカードゲーム」(後の2011年に251億枚以上の販売を行ない自社記録更新)、2013年にはカードゲームの大会イベントで「参加人数が最も多いトレーディングカードゲームトーナメント」といったギネス認定記録を所持するほどの作品。

シリーズリニューアルはあるものの、TVアニメも息の長い作品として、2000年(東映版も含むと1998年)から現在も続く長寿ブランドとなっており、世界規模でアニメ+グッズのタイアップ展開が行われています。

いざ!アメリカ展開に向けて

そんな下地の中、今回アメリカやカナダなどでの展開が告知されたわけですが、実は「劇場版遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」の“海外”展開事態はすでにスタート済み。韓国を始め、台湾やインドネシア、シンガポールなどアジアを中心に映画の公開が今年行われています。来年は満を持しての、全米上陸とも言えるわけです。

また、日本でもKONAMIよりリリースされたばかりのゲームアプリ「遊戯王デュエルリンクス」のリリースが興行時期に重なりそうなのもポイントです。本作は日本では配信5日で300万ダウンロードを突破する人気ゲームとなっています。アメリカでも現在Android版のクローズドベータテストを実施中。うまく本作との相乗効果で成功を狙いたいところです。

次のフェイズに移ろうとしている遊戯王のアメリカ展開、果たしてどうなるのか。今後に注目です。


今後の展開が非常に楽しみではある一方、日本での興行もひと段落というわけか、「劇場版遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」のディスク版のリリース告知も始まっています。オーディオコメンタリーや特典などが充実したDVD/Blue-ray完全生産限定版が3月8日発売予定となっていて、ファンはこちらも要チェックです。

クールジャパンと言っても、アメリカという市場で戦える作品というと実は限られてくるもの。そんな中で有力な人気ブランドの新たな挑戦というわけで、日本人としては是非とも応援したい一件です。


劇場版遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS 公式サイト:http://www.yugioh20th.com/

参考:アニメ!アニメ!<劇場版「遊☆戯☆王」興行収入10億円突破 2017年にはアメリカでも上映予定>:http://animeanime.jp/article/2016/11/23/31460.html

来年で15周年。遊戯王シリーズの歴代主人公をおさらいしよう!

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ネジムラ

普段は缶バッジ販売専門店「カンバーバッチ」のオーナーやってます。その傍ら個人ブログとしてアニメ映画情報ブログ「ねじまき恋文のヤブレター」を公開中。国内外問わずアニメ映画を中心とした有益な情報を多くの人に提供できるよう努めて参ります。