競女!!!!!!!! 第11話「決戦の城!!!!」【感想レビュー】

 第2レースでは、パイ・パイル・パイパーやヒップオブバビロンなどの技で爆笑させられました。もうすぐ最終回を迎えると言うのに、未だその面白さを欠いていない「競女!!!!!!!!」。第2期は限りなくゼロに近いかと思いますが、それでも僅かな可能性を信じて待っている、てる吉です。

 さて、では第11話のあらすじと感想にいってみましょうか。

 競女!!!!!!!! 第11話「決戦の城!!!!」

 とうとう東西戦も最終レースを迎えた。瀬戸内は、のぞみ、鈴、花火、そして小刀沙弥の4人。対して、駿河側はまたしても個性的な面々が集まっていた。特に厄介なのが、イリュージョンを得意とする室町光。

彼女の能力に、花火と鈴は苦戦を強いられる。そして、坂城真夜。彼女とのぞみは因縁の対決を果たす。だが、坂城も特異な体質の持ち主のようで・・・。

 いよいよ最終レースが幕を開ける!!

 東西戦の運命を賭けた最終レース。のぞみたちは、声援が渦巻く熱狂の嵐の中、舞台に立つ。のぞみは観客達がみんな自分達に注目しているという高揚感を感じているそうだ。普通なら緊張してもおかしくないはずですが、さすがはのぞみ。とことん競女選手に向いていると言えますね。舞台は、「キャッスル」という城をモチーフにしたランド上で戦う。え、城ですか!? 前回の飛行機型ランドといい、バリエーション豊富すぎ。

 そして駿河の選手が入場してくる。とりあえず、尻壁ファイターの横杉妙さん・・・図体デカすぎです(笑)。いえ、決してバカにしているわけじゃないんですけど、ちゃんと動けるのかな。そして仮面を被っている謎の室町光。駿河川ってなんでこんなに面白い選手が多いんでしょう? 最後には、以前のぞみを吹き飛ばした坂城真夜が登場。予想はしていましたが、やはりこの2人が同じ組でしたか。真夜ちゃん、めっちゃ可愛いです。リボン凄く似合ってますよ。またしても、私の嫁候補が増えてしまった。

何もないはずの尻からジョーカーのトランプを出現させ、「君たちの敗北は決定しているのだから」と豪語する室町。てか、今のマジック凄かったですね。レース前に鳳凰院が、真夜にのぞみについて話す。「君の心にぽっかり空いた穴を埋めてくれるかもしれない」と。真夜に一体何があったのだろう。

 ついにレースが始まる。直後にのぞみが真夜に突っ込むが、その尻攻撃をあっさりと受け止めてしまう。それと同時にノーモーションでのぞみを吹き飛ばす。そんな2人に割って入ろうとする室町に、花火と鈴が立ち塞がる。室町は「マジシャンズバスト」と呼ばれているそうだが、なんだその名前は。不意打ちの鈴の尻ガトリングを、ギリギリのところで森本が入って防ぐ。その尻は、攻撃を受けるたびに固くなっていった。な、なんかエロいような・・・。

 真夜のお尻は特殊な性質を持っている。その本質を理解せずに、数任せに打ってきても崩すことはできないと主張する真夜。そんな真夜に再度攻撃を加えようとするのぞみ・・・!? いや、違う! なんと、突き出した真夜の尻に自らの顔を食い込ませたのだ。ちょっと何してるんですか! そして匂い嗅ぐのやめて下さいよ(笑)。こんなの見たら観客興奮しちゃいますってば。でも柔らかいとか、デオドラントソープの香りとか、教えてくれてありがとう。よくやった、のぞみよ。

案の定、恥ずかしながらのぞみを変態扱いする真夜。その表情最高です。だけども、そのおかげで彼女の強打の秘密が分かったという。ある意味で凄いとしか言いようがないが、それも才能の内なんだろう。のぞみ曰く、真夜は「気功」を使うことが出来るらしい。それを聞いて、オドオドしながら否定していますが、めっちゃ分かりやすいですね。

 そんなのぞみを、横杉のデカ尻が襲う。のぞみは彼女の攻撃を「進撃の巨尻」と命名する。色々とツッコミを入れたくなる名前ですよね。だが、その攻撃を真夜が防いでしまう。のぞみの相手はどうしても自分がしたいと、「尻発勁(しりはっけい)」で吹き飛ばしてしまう。あの巨尻をいとも簡単に対処してしまうのにも驚きだが、まさか仲間に攻撃を加えるとは。これはスポーツマンとしてはあまりやってはいけないことではないのでしょうか? タイミングをずらせば、体制が崩れることを見抜き、反撃をしようとするが、「乳発勁(ちちはっけい)」で逆に攻撃をされてしまう。尻だけでなく、なんと胸でも気功を使えるというのだ。

 花火は、月刊競女のトップ記事を自分達の優勝で飾りたいと意気込む。そこで彼氏募集中とアピールしたいそう。おいおい、随分と不純な動機だな。この前もイケメンがたくさんいる喫茶に行きたいとか言ってたし、どんだけイケメン好きやねん。それを聞いた室町が「心が痛むなあ。男を知らなさそうな生娘を潰すのは」と上から目線で返す。そんな彼女に対し、頬を染める花火に萌えました。経験はないけど、知らないっていうほどじゃないそう。マ、マジか。花火さんてっきりビッチかと思ったら純情だったのですね。これはこれは、その手の男が食いつきそうな話だ。

競女!!!!!!!! 第11話「決戦の城!!!!」
画像引用元:©空詠大智・小学館/日本競女振興会

 「バストパワーです」と言い放ち、胸の光を爆発させて花火と鈴の目を眩ませる室町。気づいた時には、室町と森本両者の姿はなかった。そして、突然花火達の背後から出現し、不意打ちの攻撃を加える。それでも向かってくる花火達を、再度バストパワーが襲う。だが、三度も披露したそれは、ついにタネがバレてしまう。花火曰く、バストパワーの正体は、太陽光を反射させて胸が発光しているように見せているだけだそう。しかも、光が増すように胸にオイルまで塗っているそうで。随分と大雑把なイリュージョンでしたね(笑)。しかし、それでも室町と森本のコンビネーションの前では苦戦を強いられている。20秒だけ森本を花火が抑えてくれれば、室町を何とかできると宣言する鈴。

お、ついにフラグが立った! スピードで攪乱する鈴に、バストパワーを仕掛けようとするが、なぜか鈴の上半身が素っ裸になっていた。それと同時に太陽光を遮られる室町。上を見上げると、なんと鈴の水着が太陽光を遮断していたのだ!まさか水着がそんな役割を果たしてくれるとは・・・。 気付いた時には遅く、鈴の尻ガトリングで容赦なく吹き飛ばされる。だが、なんとか持ちこたえた室町は本気を出すと言う。ただの負け惜しみだと思っていたが違った。

 

なんと、森本が引っ張った水着の中に、上から室町が飛び込んで合体してしまったのだ。名付けて「二人一水着(ヒップップトレイン)」。名前がダサいのに、それを堂々とやってのける彼女たちに爆笑。だが威力は絶大で、胸をよけたらすぐに尻が来るという回避困難な連携技。動けない鈴に迫る攻撃を、花火が防ぐ。鈴を庇い、2人分の尻を1人で押し切ろうとする。そんな花火を、自分のことはいいから体制を立て直してくれと言う鈴だが、自分のプライドだからと絶対に引こうとしない。自分の中では友達の存在が大きく、チームメイトを見捨てたくないと歯を食いしばりながら答える彼女の表情に、なぜか感動してしまいました。

 そんな感動的な場面だったが、吹き飛ばされてきた横杉が室町達に直撃する。瀬戸内の小刀沙弥が、その小柄な体で横杉の巨尻を打ち返したのだ。趣味も特技も居合で、剣術を少し習っていたという彼女。ついに武士っぽい子が登場してくれました。仲間のピンチに気付けなかったと言う自分を切腹ものだとか、なんていい子なんでしょう。どんどんお気に入りの子が増えてきてしまう。彼女を森本と分離した室町の「インビジブルバスト」が襲う。だが、沙弥が水着から乳を露わにしたかと思いきや、「乳抜刀」でことごとく薙ぎ払い転倒。

あれ、この子も変な技を持ってるんだな。そして、油断した森本を、鈴と花火の合体技「弐尻プリッジ」で落水させる。これで一気に形勢が逆転された。おいおい、はみ出した尻からずっとトランプが出てますよ、室町さん(笑)。

 そして、2人が脱落したことにより、特別ルールが発動する。なんと、ランドが少し沈んだのだ! まさかの事態に驚く彼女達だったが、のぞみと真夜だけはそんなことはお構いなしに戦いを続けていた。いくら攻撃しても、発勁の前になすすべがないのぞみは、ついに真空烈尻を使って立ち向かう。そのあまりの衝撃に、真夜の発勁が初めて弾かれた。両者が吹き飛ばされる。だが、真空烈尻さえも決定打にはならなかった。何度も繰り返し真空烈尻を打ちまくるのぞみ。ただでさえ体に負担のかかる技を、何度も使い続ける。

そして、そんな強力な技を絶対によけようとしない真夜。

真夜は、その特異な体質のためか、他人ならともかく両親にさえも疎まれて生きてきたそう。そんな彼女を、初めて今のコーチが認め、必要としてくれたのだ。だから、もしよけたらまた必要とされなくなってしまうと思い込んでしまっている。真夜ちゃんも辛い環境の中で生きてきたのですね。コーチのために絶対によけない、その気持ち凄く共感できます。誰だって、救いの手を差し伸べてくれた人にはその気持ちに応えたくなりますよね。だが、尻を酷使しすぎたのか、足の自由が利かなくなってしまった真夜。そんな彼女に再び真空烈尻が襲いかかる。これが直撃したら恐らく負ける。真夜の脳裏に、今まで疎まれてきた自分のことがよぎる。それを思い、絶対によけられないと感情を爆発させてしまう。ついにのぞみの攻撃が直撃する・・・。だが、その衝撃にピクリとも動かない真夜。

「全く。真夜の悪いところだよ。泣くまで頑張っちゃって。だから言ったんだよ、俺が相手をしてやろうかって」と独り言を言う。凄く不気味な雰囲気。今、俺って言ったよね? あれ、この子二重人格なの!? そして、ゾッとする表情のぞみの方を向くと、真空烈尻を簡単に打ち消し、のぞみの腹に強烈な尻技を食い込ませる。意識が朦朧として吹き飛ばされる彼女を、鈴が間一髪で助ける。

おいおい、どうなってるんだよ・・・。さっきまで足が動いていなかったのに、なんで急に元気になったんだ? あれ、髪が金髪から灰色に変化したぞ・・・。これで終わりとか、後味が悪すぎですよ。

運命の最終レース。一体どうなってしまうんだ・・・

 今回も熱い展開でしたね。まさか室町と森本があんな風に合体するとは思いもしませんでした。だけども戦いは激しく、終始互角の状態でした。最後は、鈴と花火の合体技と沙弥の乳抜刀で決まりましたね。沙弥さん、てっきりモブかと思ってましたが、ちゃんと出番があって嬉しい限りです。

そして、戦いの合間に見える花火と鈴の絆も、見ていて感慨深いものでした。そして、因縁ののぞみと真夜の一騎打ち。真夜の発勁になすすべがないのぞみは、真空烈尻を使う。だが、それでも倒れようとしない彼女を見て、のぞみと同様にとても意志の強い子なんだなと思いました。レースが終わった後にお互いの強さを認め合い、仲良くなる姿を見てみたいですね。

でも、最後にピンチに陥ると、真夜に変わって別の人格が現れる。「俺」と言っていたので、男の人格なのだろうか。明らかに先ほどとは桁違いの強さを誇る彼女に、のぞみはどう立ち向かうのか、予想が全くつきません。そして次回は・・・なんと最終回!! 嘘だろ・・・。私の心のオアシスがなくなってしまうのか。このままでは難民になってしまいそうなくらい、「競女!!!!!!!!」の虜になってしまいました。とても悲しいですが、最終回は綺麗な終わり方をしてほしいですね。

 原作:空詠大智       監督:高橋秀弥       出演:Lynn、M・A・O、本渡楓、大西沙織  他       製作:XEBEC       公式サイト:http://www.keijollllllll.com

競女!!!!!!!! 感想レビューまとめ

最新情報をチェックしよう!