ルパン三世の声優が「古川登志夫」になっていた!? 「 ルパン三世 風魔一族の陰謀 」

怪盗ルパンの孫であるルパン三世が華麗に活躍するアクションアニメシリーズ──「ルパン三世」……2016年においてもいまだに根強い人気があり、またあのスタジオジブリの宮崎駿監督の初監督作品でもある「ルパン三世 カリオストロの城」も、未だに色褪せない名だたる名作として知られており、怪盗ルパンが華麗に巨悪に挑み、お宝を頂戴し、弱気を助け、悪を挫くと、勧善懲悪をテーマに物語が描かれているアニメシリーズですが、実は劇場版アニメ第四作で、そのルパン三世を始め声優陣が一新されていた事を皆さんはご存知でしょうか?

あまり知られていないルパン三世劇場版第4作「 ルパン三世 風魔一族の陰謀 」

あまり知られていないルパン三世劇場版第4作「 ルパン三世 風魔一族の陰謀 」において、主人公のルパン三世や次元大介に石川五右衛門に峰不二子や銭形警部などの声優陣が一新され、劇場版第4作が作られたのです。

それまでのルパン三世の声優陣と言えば……

ルパン三世は山田康雄氏
次元大介は小林清志氏
石川五ェ門は井上真樹夫氏
峰不二子は増山江威子氏
銭形警部は納谷悟朗氏

ですが、この劇場第4作目の声優陣は、

ルパン三世は古川登志夫氏
次元大介は銀河万丈氏
峰不二子は小山茉美氏
石川五ェ門は塩沢兼人氏
銭形警部は加藤精三氏

と、なっています。

何故にこの作品だけの声優陣はこうなってしまったのか?

それは制作したルパン三世のアニメシリーズを手掛けている制作会社の事情があったのです。

大人の事情で入れ替わった声優陣

それは東京ムービー新社の子会社であるテレコム・アニメーションフィルムが請け負った事から始まります。

当時の東京ムービーは経営不振に悩んでいた時期であり、それまでの声優である山田康雄氏が人気の高い声優だったが為、彼を降板させ、若手の安い声優を雇おうとした事がきっかけでした。

また今までのルパン三世の主要メンバーの次元大介に峰不二子に石川五ェ門や銭形警部などの声優陣も一新し、スタッフも一新、製作費を浮かすが為に、経費削減の中でアニメーション制作が進んだのですが、原作者であるモンキー・パンチ氏は、声優陣の変更には抵抗があったのですが、製作者側の強い要望があったが為に、止む終えずに承諾しましたが、その際に山田氏を始めとするレギュラー声優陣達にちゃんと許可を取るようにと、製作者側に要望しましたが……製作者側がうっかりと声優陣に連絡し忘れてしまったのです。

「今度のルパンは自分じゃないのか!!」その事実を知った山田氏は・・・

ルパン三世第4作目の制作が自分達でないと知った山田氏は、その日の晩の深夜にモンキー・パンチ氏に電話をし、一時間に渡って抗議していたとの逸話もあるぐらいに、山田氏はルパン三世に愛着を持っていたのです。

後にモンキー・パンチ氏は山田氏に謝罪をしましたが、声優交代の誤解が説明できないまま、山田氏は1995年に亡くなってしまい、モンキー・パンチ氏はその事を後悔し、またこのルパン三世の声を担当した古川氏などにもクレームや誹謗中傷の手紙が来たなどの逸話がありました。

ルパン映画史に残るポテンシャルを持つ「 ルパン三世 風魔一族の陰謀 」

大人の事情でドタバタした「 風魔一族の陰謀 」だったが映画の内容自体は悪くは無く、また当時のアニメとしては精密さに長けていた作品でもあったのです。

日本の四季の色遣いの表現や、カーチェイスのスピード感のある動きなど、評価すべき点は高く、今見ていても、その精密さに驚ける程に、細かくアニメーションが描かれているのです。

またストーリーも飛騨の山奥を舞台に、古来からの因縁を持つ日本独特の文化に交えた忍者や秘宝などをテーマにし、それまでにあった外国で活躍するルパンではなく、平和な筈の日本の裏側で大事件に関わるルパン三世と、結婚する石川五右衛門など、ストーリー展開にも独特の魅力がありました。

声優が変わってしまったが為に、評価が低くなってしまった「ルパン三世 風魔一族の陰謀」は、2016年の今に見てみても色褪せない名作となっています。

古川氏が演じる一味違うルパン三世を見てみたい方におススメです。

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ライティング:あにぶ編集部 さん

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