ナイツ&マジック 第11章「Hit & Away」【感想コラム】

前回の銅牙騎士団の襲撃で、クシェペルカの王女エレオノーラの居場所がジャロウデク軍に伝わってしまいました。その情報を姉カタリーナから伝えられたクリストバルは、自ら出陣しクシェペルカの残党と銀凰騎士団をまとめて叩き潰すと宣言します。

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ナイツ&マジック 第11章「Hit & Away」

銅牙騎士団の奇襲を退けたエルたち銀凰騎士団。だがこの戦闘によって、エレオノーラらクシェペルカの王族たちの居場所がジャロウデク軍に察知されてしまう。

クリストバルはただちに黒顎騎士団と鋼翼騎士団を擁し、彼女たちが身を寄せているミシリエを完全に包囲。しびれを切らしたクリストバルが進軍の号令を下すと、このタイミングを待っていたエルたちの対空攻撃が開始された。

撤退を余儀なくされたクリストバルの前に、鬼神のごときイカルガが立ちはだかる。

追い詰められた、はず。

OPの効果音の音量が調節されてますね。スタッフさん、この終盤に至っての微調整お疲れ様です…

クリストバルは討伐軍を編成、主力である黒顎騎士団と鋼翼騎士団を組み込んでクシェペルカ東部のフォンタニエ経由でレトンマキ男爵領を壊滅させるとクシェペルカ残党の本拠地・ミシリエへ至りました。そしてその周囲を完全に包囲すると、一斉攻撃の指示を下しました。しかし、彼は気づくべきだったのです。ティラントーを易々と狩れる力を持つ銀凰騎士団とクシェペルカ残党軍の抵抗が少ないことに、そして追い詰められた筈のミシリエの街があまりにも静かなことに…

飛空船が搭載したティラントー部隊を降下させようとしたまさにその時、空が明るく照らし出されるとともに銀凰騎士団が新たに開発した対空装備・魔導飛槍(ミッシレジャベリン)がツェンドリンブルから発射されました。後部にワイヤーの繋がれたそれらは、飛空船の上まで達すると方向を変えて突き刺さっていき、何隻かの飛空船が落とされます。

この槍が上空にまで到達でき、方向を変えることが出来るのには当然ですが秘密があります。槍の一本一本には触媒結晶が仕込まれており、後部に繋がれた銀線神経によって推進・姿勢制御の術式を使うことによって高高度への目標を狙うことが出来るという代物。爆発こそしませんが、有線誘導式地対空ミサイルのようなものと言えます。流石に自動装填機は作れなかったので、幻晶甲冑を使った人力による装填作業が必要ですが、その威力は絶大なものでした。

更に、魔導飛槍の射程から逃れようとした飛空船から無理やり降下させられたティラントーの前にはエドガー率いる一番中隊が立ちふさがります。

そして、自分がいちいち指示を出さなくても大丈夫だと判断したらしいエルのイカルガも空に上がりました。魔導兵装の砲撃数発で飛空船を落とし、獲物を求めて飛び回る様子に仲間達でさえ敵に同情しています。まあ、イカルガを目の前にして「相手にとって不足なし」とか言える人がいたらそっちの方がビックリですよね。

僚艦を次々と失うクリストバルですが、引き下がることなく地上の黒顎騎士団にミシリエに向けて進軍するよう指示を飛ばしました。しかし、待ち受けるのは金獅子と2番中隊の全員脳筋集団です。イカルガが出たことで3番中隊も魔導飛槍を外し、身軽になってジャロウデク軍の退路を断ちに駆け出しました。重量機で足の遅いティラントーでは、ツェンドリンブルの速度に対抗できるはずもありません。

空から舞い降り炎をバックにするイカルガ、そして心底楽しそうなエル。戦場へと舞い降りる主人公機の姿はロボットアニメのロマンですが、外見とエルのセリフのせいでどう見ても悪役!

イカルガを見たとたんにわらわら逃げ出すティラントー。ジャロウデクの騎操士の気持ちも分からなくはありませんが、この人達見てると「騎士の誇りとかないの?」と聞きたくなってきます。ゲームのモブキャラが「うわー!もうだめだー!」って言ってるのと大差ないんじゃないでしょうか。

今更逃げようったって、そうは問屋が卸さない。

ナイツ&マジック 第11章「Hit & Away」

画像引用元:©天酒之瓢・主婦の友社/ナイツ&マジック製作委員会

暴れまわる銀凰騎士団によって、地上戦力の黒顎騎士団も総崩れとなったことでついに転進の指示を出すクリストバル。生き残った飛空船も回頭しようとする中、オラシオは「殿下の邪魔になります」と待機するよう指示を出します。そのためでしょうか、クリストバルの乗った本陣船が戦場を離脱しようとしているところをキッドとアディが発見し、魔導飛槍の攻撃で速度が落ちたところへイカルガが現れました。

飛空船の甲板に着地し「真っ先に逃げ出したということは、この船に重要人物がいるとみて構いませんね」と独り言を言っていると、クリストバルのアルケローリクスが上がってきます。イカルガを見て自分が怯えを感じたことに憤るクリストバルに対し、エルはアルケローリクスの外見を冷静に評します。クリストバルはほんの数合斬りあっただけで武装を全て破壊されたことに愕然とし、エルと交渉しようと口を開きます。

まあ、でも常人の思考回路を持たないエル相手ではなしのつぶてというか、暖簾に腕押しでしかありません。エルがフレメヴィーラ王国でどれだけの功績を打ち立てたのかを知らず、他国の者はおろか配下の人間をも見下しているような傲慢さを持つクリストバルの間で交渉が成り立つはずもなく…

錯乱したクリストバルは自艦に攻撃し、墜落する飛空船と運命を共にしました。愛機と運命を共にしたことに感銘を受けるエルですが、多分問題はそこじゃないと思うの。

2人の天才の大きな違いは

ナイツ&マジック 第11章「Hit & Away」

画像引用元:©天酒之瓢・主婦の友社/ナイツ&マジック製作委員会

大損害を受けた黒顎騎士団と鋼翼騎士団は、ジャロウデク軍が本拠地としている元王都デルヴァンクールへと後退しました。それにより、クシェペルカ軍はほぼ無傷の状態で東方の要であるフォンタニエの奪回を成し遂げます。そしてまた、王族としての強さを身に着けたエレオノーラが女王として即位し、滅んだ一つの国が新生クシェペルカ王国として再興されたのです。
そして開発集団としての銀凰騎士団は、ティラントーや飛空船の残骸から様々な情報を収集していました。ジャロウデク王国の固有技術を素直に褒めて感心するエルの様子は、イカルガにひたすら怒りと対抗意識を燃やすオラシオのものとは対照的です。

飛空船の生き残りたちから色々と情報を引き出してもいるようですが、相手の技術に敬意を払う姿勢が関係しているのかも知れません。

最終兵器の出現

数ヶ月後には、新生クシェペルカ軍と銀凰騎士団は順調に進撃して旧領土を取り返していました。しかしある日、イカルガと双子、そして2番中隊が出撃した戦場に異様な飛行物体が現れます。

フレメヴィーラ王国出身のエルが古の魔獣と呼ぶ竜(ドレイク)の如き姿をした完全戦闘用飛空船“飛竜戦艦(ヴィーヴィル)”、竜の口から放たれた炎は奪還したばかりの砦を逃げ遅れた幻晶騎士ごと焼き尽くしました。イカルガの魔導噴流推進器を外見からの推測で再現した、ジャロウデク王国製の魔導噴流推進器を搭載している巨大な脅威です。

次回、2人の天才の最高傑作同士の決戦の火ぶたが切られます!

 

タイトル ナイツ&マジック
監督 山本裕介
声優 エルネスティ・エチェバルリア:高橋李依
アデルトルート・オルター:大橋彩香
アーキッド・オルター:菅原慎介
エドガー・C・ブランシュ:内匠靖明
ディートリヒ・クーニッツ:興津和幸
ヘルヴィ・オーバーリ:伊藤 静
公式サイト http://knights-magic.com

 

ナイツ&マジック 感想コラムのまとめ