雰囲気はまるで世界名作劇場?ガンダムが苦手な人にお勧め出来る『 ∀ガンダム ( ターンエーガンダム )』

ターンエーガンダム

30年以上の歴史を持つガンダムシリーズ。最早ガンダムというタイトルだけは誰もが知っている作品です。とはいえ、ロボットアニメというだけで苦手意識を持っている方も少なくないと思います。

長寿シリーズ故に、ちょっと興味を持っていてもどれから見ていいか分からなかったりもするでしょう。TVアニメシリーズのガンダムは、ほとんどの場合4クール50話近くありますので、確かに気軽に手は出しにくいです。

ゲームやコミック等で断片的な情報だけは知っていても、原作であるTVアニメを一作品ちゃんと全て視聴できた方も、あまり多くないのではないでしょうか?ガンダムが苦手だったり、興味を持っているけどどれから見ていいか分からない……

そんな方にお勧め出来るのが、ロボットアニメらしくない牧歌的な雰囲気があって取っ付きやすく、それでいてファンも納得する、ガンダムの世界観を“すべて”内包している奥深さを持つ「∀ガンダム」です!

いままでとは雰囲気がまるで違う。∀ガンダム のストーリー

ガンダムといえば大型の人型ロボットであり、そのようなロボットを運用するのは現代ではまだまだ無理ですので、ガンダムの舞台は必然的に現代より未来の物語になります。しかし「∀ガンダム」では、人類が宇宙空間にまで進出してそれが当たり前になった未来ではなく、19世紀の産業革命時代のような過去の文明が舞台になっているのです。

男達は炭鉱で働き、貴族などの裕福層だけが車を走らせ、飛行機の技術が発展していき、銃火器は銃や大砲などがせいぜい……まるでガンダムとは思えない世界観です。

そのような舞台で、明らかにオーバーテクノロジーである謎の機械に乗り、宇宙からアメリア大陸の人気の無い場所に降下してきた、主人公のロランと、その友人であるフランとキース。彼らの目的は不明ですが、地球に害をなすような悪意がある人間には見えず、そのままヴィシニティという街で暮らし始めます。フランは新聞印刷所で、キースはパン屋で。

ロランはハイム鉱山で炭坑夫として、後に貴族であるハイム家の運転手として雇われました。ハイム家の次女であるキエルは、何処か普通とは違うロランの雰囲気に興味を抱いています。

ある夜、トラックで一人出かけるロランを見かけたキエルはその後を追いかけていき、月を見上げて叫ぶロランを目撃します。ロランがいたのは、かつて二年前に地球に降りてきた場所でした。

「みんな!地球はとってもいい所だぞ!早く帰って来い!」

ターンエーガンダム

∀ガンダム の「∀」とは一体何を意味するものなのだろうか?

以上が第一話の大まかなストーリーになりますが、ガンダムというタイトルなのに未来ではなく過去の文明の世界観で、さらに第一話なのにガンダムというロボットも名前も一切出てこないのがまず衝撃的です。

産業革命くらいの時代で、全体的にまだまだ牧歌的な雰囲気が漂っている世界観。その舞台に、これからオーバーテクノロジーであるロボットが入り込んでくるストーリー展開にどんどんと引き込まれていきます。

主な舞台となる地球では機械文明がまだまだ発達していないので、これから出てくるガンダム等のロボットに対しても、登場人物たちは特別な性能を持った戦闘兵器ではなく、あくまで便利な機械の延長線上のものとして扱っていくのも見所の一つです。

このように、ロボットアニメが苦手な方でも入りやすい世界観、という面で本作はお勧めできるのですが、だからといってガンダムシリーズの魅力が無い訳ではありません。むしろ本作は、これを見ずしてガンダムは語れないくらい、ファンなら絶対に見ておかなければならない程、ガンダムシリーズにおいて重要な立ち位置となっています。

『 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 』が他のガンダムシリーズに比べて異色なワケ

詳しくはネタバレになってしまうので語れませんが、一つだけ。「∀ガンダム」は「ターンAガンダム」と呼称しますが、そもそもこの「∀」という記号はなんなのか?

この記号は、数学・論理学において“すべての”という意味があります。“すべて”の意味を与えられたガンダム。その理由は、是非本編を見て確認してください。驚くべきストーリー展開が待ち受けていますよ。

その入りやすい世界観で苦手な人でも視聴しやすく、ガンダムの魅力にスッと入っていける「∀ガンダム」。ガンダムが苦手な人にも、そしてまだ本作を見ていないガンダムファンにも、是非一度は見て欲しいガンダム作品ですね。

 

アニメの題名:∀ガンダム
作者/監督:富野由悠季
主な声優(複数可能):朴?美、高橋理恵子、稲田徹、子安武人
製作会社:サンライズ
公式サイト:http://www.turn-a-gundam.net/
公開日:1999.4.9 – 2000.4.14
上映時間:約24分×50話

 

アニメ 機動戦士ガンダムUC ユニコーン は、ガンダムの正統後継作の実力作品

タイトル及び画像の著作権はすべて著作者に帰属します。

引用元: ∀ガンダム(ターンエーガンダム)公式サイト


※このページは、公開からおおよそ2,616 アクセスがありました。

ライティング:あにぶ編集部 さん

ターンエーガンダム

お気に入り記事をシェアして下さい

この記事に関するコメント