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SFラブストーリー「 プラスティック・メモリーズ 」はディストピアだった!?

プラスティック・メモリーズ

読者の皆様は「ディストピア」という言葉をご存知でしょうか?SF小説などで登場するこの言葉、明るく平和な未来を「ユートピア(理想郷)」と呼ぶのに対し、暗く閉ざされた絶望的な未来を指す際に用いられます。近年では時間系SFアニメ「シュタゲ」などの影響もあり、アニメの観客層にも徐々に浸透して来ました。

昨年私が鑑賞したアニメに、よく考えればディストピアに見える作品がありましたので、この記事ではその作品のご紹介と、それが何故ディストピアに見えるのか?を解説して行こうと思います。

まずは件の作品のご紹介から。

「 プラスティック・メモリーズ 」

舞台は近未来。進化した科学技術により、人々はギフティアと呼ばれるアンドロイドと共に豊かな生活をおくっていた。
主人公、水柿ツカサはそのギフティアの製造と管理を手掛ける企業、SAI(サイ)社の新入社員。

配属された先は、稼動限界を迎えたギフティアの回収と所有者のメンタルケアを請け負う部署だった。

ギフティアには内蔵されたOSによって人工的に与えられた人格が備わっており、そのOSの稼働時間が限界を超えたギフティアは回収しなくてはならないのであった。

 

 

長い時間を共に過ごしたギフティアを失うのは所有者にとっては非常に辛い事。そんな所有者の気持ちを組みつつも、最終的には確実に回収しなくてはならない。

そんな仕事を「思い出を引き裂く仕事」だと言う、心を閉ざした同僚のギフティア、アイラ。

彼女とコンビを組んで仕事をすることになったツカサだったが、彼女との交流を通して次第に心動かされていく・・・・。

感動的なストーリーで多くの視聴者が涙した本作ですが、実はこの作品の世界観には大きな歪みが存在します。

ここから先は、その歪みについて詳しく解説して行こうと思います。

「ギフティアは人間によって支配された人型ペットでしかない」

SAI社という作中の企業で製造、販売されているギフティアですが、購入する消費者と購入されるギフティアという構図を作中では全く描写しません。

それは何故か?答えは簡単です、ギフティアが人間によって支配されている存在であることが露骨に伝わってしまうからです。

本作では、ギフティアと人間の恋や絆などがお話の主軸となっていますが、この世界では人間とギフティアの立場は果たして対等と呼べるでしょうか?

ギフティアは生殺与奪の一切を人間によって握られている上に、その人格さえもOSによって人工的に造られたモノです。であれば、購入段階で好みのギフティアを好みの人格にデザインすることが可能なのではないでしょうか?
仮にそれが可能なのであれば、あらかじめ用意された人格に適当なアプローチをかければ、誰でも簡単にギフティアと恋愛を楽しむ事が出来ることになります。

ですが、それって本当の意味でギフティアと信頼関係を築いたことになるのでしょうか・・・・?

そういった邪推をさせない為に、購入や製造の過程の一切は描写されないのです。

これが本作の世界観にある歪みの正体です。

フィクションの世界では人間によって作られたモノに人格が宿るというのは珍しくありません。ですが、そうした作品では必ずと言っていいほど、人格が芽生えた生物はヒトの手に余るモノとして描写されます。フランケンシュタインの怪物などが良い例で、人格が芽生えたことで自分の醜い姿が原因で孤独である事に苦しみ、最後には創造主たる人間すら殺めてしまうのです。


プラスティック・メモリーズ

 

何故そうした悲惨な結末を迎えてしまうかと言えば、自我を得た生き物を人間の利益の為に支配するというのは自己中心的な傲慢である、というメッセージがここに込められているからで、これは人間同士でも同じ事です。

同じ人間を力で押さえつけて奴隷にする事は決して許されない事。

ですが、「プラスティック・メモリーズ」の世界では人格を持つはずのギフティアは人間の支配下に置かれたまま。人間はその状況下でギフティアと恋愛をしたり、家族として接してみたりして、さも暖かな心の触れ合いかのように感じているのです。

これではまるで、拒否権の無い奴隷と無理やり友達ごっこをするようなモノ。

更にギフティアは生まれてから死ぬまでを常にそうやって生きて行くので、本当は自分達に自由が無い事に気付きもせずに死んでいくのです。

ギフティアの人格OSに寿命が設定されていることも、もしかすると、人間に支配されている事に気付くほどの成長をさせない為なのでは?と考えるとこの世界がギフティアにとって如何にディストピア的なのかという事が伺えますね。

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ライター:あにぶ編集部|クールハンドこっさん さん

©MAGES./Project PM

公式サイト・引用元: TVアニメ「プラスティック・メモリーズ」オフィシャルサイト

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