いよいよ年の瀬のせまった12月、今年のアニメをTVアニメ、OVA、劇場版と数多ある中から振り替えってみようと思う本記事。冬クールから春クールにかけての上半期に続き、まだまだ記憶も新しいことでしょう、下半期の夏クールから現在佳境を迎えている秋クールのアニメをどどんと振り替えっていきましょう。
まずは、2015年夏アニメ!を振り替える前に、2015年6月に公開され記録的ヒットを飛ばし、先日でたDVD/BDも絶賛発売中の『ラブライブ!The School Idol Movie』。
昨年まで放送されていたTVアニメの続編であり、9人が『μ’s』としてパフォーマンスする最後のステージを描いた作品で、前評判を大きく上回る劇場作品となりました。
いろんなジャンルが飛び交う、アニメ、ラノベ原作アニメ群の夏
2015年夏アニメはライトノベル原作、漫画原作のアニメが多かった印象が強い。 まずは『オーバーロード』。MMORPGの世界に迷いこんでしまった主人公がとにかく最強の魔王という設定のアニメ、原作も大ヒットした作品になりました。そして2016年冬アニメとして放送が決定してる『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』や、このご時世にかなりぶっ飛んだ設定で話題となった『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』、6話のEDでまさかのお手製のアレをつくるという暴挙をやるアニメはおそらく未来永劫このアニメだけでしょう…(褒め言葉)
漫画原作アニメとしては、OPや1話をかけて可愛い女の子の日常アニメと思わせて、どんでん返しをみせてくれた『がっこうぐらし』。
『下ネタ』に負けないバカバカしい下ネタギャグを全力でみせてくれた『監獄学園』、こんな妹なら欲しいと全視聴者に思わせた『干物妹!うまるちゃん』。
一期に負けない安定感と田舎感の癒しアニメ『のんのんびより りぴーと』。宇宙人やら吸血鬼との秘密の恋を描いた『実は私は』が放送された、と思ったらさらに上をいくモンスター娘とのバタバタな日常を描いた『モンスター娘のいる日常』と、まさにノンジャンル渦巻く夏アニメとなりました。
© 丸山くがね・KADOKAWA刊/オーバーロード製作委員会
前評判を抑え込んだのは意外なあのアニメな秋アニメ
現在放送中、徐々に最終回を迎えつつある2015年秋アニメを改めて振り返ってみたいと思います。
まずは『ガンダム 鉄血のオルフェンズ』や『ワンパンマン』、『ご注文はうさぎですか??』などを抑えて現在話題がもちきりとなってる『おそ松さん』。
発表直後から話題となっていた某、しろくまがいそうなカフェのような豪華なキャスト陣に加え、『銀魂』を手がけたスタッフ陣による無法地帯レベルのギャグは、DVDに収録できないなどでもさらなる宣伝効果を呼びました。
来年からいよいよ、劇場版『傷物語』が上映開始する物語シリーズの最終章『終物語』は、暦の中学生時代や『猫物語』の裏で起きていた死闘を描いた主人公である、暦にスポットを当てたシリーズ。
原作である『終物語(下)』以降のアニメの展開はまだ決まっていませんが、放送は決定しているので続報を待ちたいところです。
『俺がお嬢様学校に庶民サンプルとしてゲッツされた件』は、原作からのタイトル変更を逆手にとりOPで、ダンディ坂野さんとコラボしたりAパートまるまるつかってひたすら『ゲッツ』をする回があるなど、アニメならではスタッフの遊び心があったアニメでした。
2クール目に向けて盛り上がりを魅せる、『とある』シリーズでおなじみの鎌池和馬さんが送る「近未来アクション・ボーイミーツガール」の『ヘヴィーオブジェクト』。超大型兵器『オブジェクト』が織り成す戦争を描いたSFアクション作品である本作は、『ブラックラグーン』を思せるような軽快なセリフ回しと、オブジェクトに生身で立ち向かう雑兵の逆転劇が魅力の作品だ。
劇場版作品としては、9月に公開された『あの花』スタッフが再集結した『心が叫びたがってるんだ』、そして11月に公開され現在も絶賛公開中の『劇場版 ガールズ&パンツァー』、京アニの人気水泳アニメ『Free』の過去を描いた『ハイ☆スピード』と年末にかけて次々と劇場アニメが公開されました。
©赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会
2015年もいよいよ終わりを迎えようとしています。みなさんの今年のアニメの思い出はどんなものがあったでしょうか。2016年冬アニメに期待を高めつつよいお年をお送りください。