地方発、5人の少女たちのバンドストーリー『日向美ビタースイーツ♪( ひなビタ ♪ )』の魅力

ひなビタ♪

地方発、田舎の女子学生バンドが町おこしに一役買って話題になっていることを皆様はご存知だろうか。
先日行われた、そのバンドのイベントには人口5万人に満たない、鳥取県倉吉市には全国から2日間でおよそ6000人のファンが訪れたという。

『日向美(ひなたび)ビタースイーツ♪』通称『 ひなビタ ♪ 』と名付けられた話題のバンドは、Web上の配信や音楽アーケードゲームを中心にメディアミックス展開を行う二次元のオリジナルコンテンツ。

今年の4月1日には現実の市である、鳥取県倉吉市と『 ひなビタ ♪ 』に登場する架空の町、倉吉市が姉妹都市提携を結んだことが取り上げられていたが、こうした二次元コンテンツが実在の街をいわゆる聖地として盛り上げる、コンテンツツーリズムによる地方創世は今に始まったことでもない。 しかし、そういった例のほとんどがアニメ化した作品から人気に火がつきその場所を訪れるパターンが多いのではないだろうか。

この『 ひなビタ ♪ 』というコンテンツは、様々なメディアミックス展開が行われているもののアニメ化作品というわけでなく、曲やキャラクターなどの断片的な情報が知られていることはあっても、コンテンツ全体の知名度はまだまだ高いとは言えないだろう。
それでもひとたび舞台のモデルとなった場所でイベントを行えば、6000人というファンを集める『ひなビタ♪』の魅力とはいったいどこにあるのか、今回はその『ひなビタ♪』というコンテンツとともに紹介していきたい。

『 ひなビタ ♪ 』の世界観

上記でも少し触れたが、『 ひなビタ ♪ 』は大手ゲーム会社「KONAMI」が手掛け、その音楽コンポーザーである「TOMOSUKE」氏が原作、音楽監修を行っているWeb上でのメディア展開とそれに連動させた音楽配信企画を行っているオリジナルのWebコンテンツ。
キャラクター原案にはアニメ化もされた『この中に1人、妹がいる!』や『彼女がフラグをおられたら』などの「CUTEG」氏、CVに「日高里菜」さん、「津田美波」さんなどの人気声優を揃え、これまでにオリジナルの楽曲やドラマCDの発売、小説にコミカライズ、キャラクターグッズの販売など多岐に渡って展開してきた。

ひなビタ

架空の田舎町、倉野川市は山と大きな川に囲まれたどこか懐かしいノスタルジーで、歴史的風土の残る鄙びた町。そこにある日向美商店街は最近隣町にできた大型商業施設「チャスコ」に客を奪われ活気を失っていた。
ある日、商店街に住む主人公の女子高生「山形まり花」は、親友の「和泉一舞」とともにチャスコを訪れ、そこでみたバンド「tricot」の演奏に感動する。音楽には人々の心を元気にする力があると感じたまり花はバンドを結成して、音楽の力で商店街を盛り上げようと提案する。
そんな、まり花たちエネルギッシュな行動力に巻き込まれたり、感化されたりと次第にメンバーが集まっていく。かくして、バンドメンバーに「咲子」、「めう」、「凛」を加え結成された『日向美ビタースイーツ♪』は日向美商店街を活性化させることができるのか…。
といったストーリーを軸に、主にバンドメンバーたちが公式のFaceBookに日々の出来事やバンドの状況などをリレー形式で投稿し、日記風にリアルタイムで物語が進行していく。
2012年からFacebookへの投稿が開始され現在までにシーズン4まで公開された『ひなビタ♪』の世界は、ライバルユニットの登場や倉野川市の親善大使となった『ひなビタ♪』が倉野川市を盛り上げるためな大型ライブを行うなどまだまだ現在進行形で広がりを見せている。

キャラクター性をガッツリつかんだインパクトのある楽曲

公式のタイトルにも「商店街音楽物語」と銘打たれた通り、ストーリーの節目節目で登場し重要な役割を担っているのがバンドの命ともいえる作中の楽曲。
作品のなかではメンバーたちが作詞と作曲をしたという体がとられており、その曲は実際にCDとして販売が行われたりWeb上で配信されたり、音楽アーケードゲームに収録されたりと連動した企画が行われている。

そして、この楽曲こそ『 ひなビタ ♪ 』の魅力の一つと言えるものだろう。
バンドメンバーたちが一つの楽曲を制作していくまでの過程を、主な発信源であるFaceBook上でリアルタイムで展開されどういう想い、どういう経緯でこの楽曲が作成されたという背景をはっきりと示してるため、ファンはより楽曲やキャラクターに対する考察や感情移入がしやすい構造がとられている。
また、「アイマス」他、多くのゲーム楽曲作成してきた「ササキトモコ」さんや水樹奈々さんの楽曲でおなじみのElements Gardenの「藤田淳平」さん、「ARM」さんなど超有名コンポーザーが参加している楽曲の良さは言わずもがなだが、その楽曲のインパクトも非常に絶大だ。

ひなビタ

曲の一つに、「イブの時代」という楽曲がある。これはストーリー上はメンバーの一人である「和泉一舞」が作詞作曲した曲であり、このバンドにはハイテンションな曲が必要!という思いからつくられた王道的なロックな曲だ。
この「和泉一舞」というキャラは、田舎に住んでいることに対してコンプレックスを抱えており、自分に絶対的な自信を持っている等身大の女子高生。しかし歌詞を調べてもらえればわかるが、彼女自身のセンスは非常に残念であり、時折ほかのメンバーにもいじられる始末…。

そんな彼女のキャラクター性を曲一つで全てを表現している楽曲のインパクトは、『 ひなビタ ♪ 』を知らない人でも曲を聴くだけでなんとなくそのキャラクターがつかめるのではないだろうか。
そのほかの曲もキャラクターによってガラッと曲風が変わり、そのキャラクターをガッツリとつかんでいるのである。

楽曲を入口にストーリーを追うのでもよし、FacebookやドラマCDなどストーリーを知った上で改めて曲を聴くなど様々な楽しみ方がある。
こうした個性的なキャラクター・ストーリー・インパクトたっぷり楽曲のすべてが融合されたのがこの『 ひなビタ ♪ 』というコンテンツであり、どこから入口にしても様々な楽しめ方があるのが魅力だろう。

『 ひなビタ ♪ 』の生みの親ともいえる「TOMOSUKE」がこう語るように、地方発、田舎からムーブメントを巻き起こす5人の少女たちの本当の地方創世は始まったばかり。リアルタイムで紡がれている現在進行形のコンテンツ『 ひなビタ ♪ 』の世界をあんたものぞいてみてはいかがだろうか?

©2016 Konami Digital Entertainment

引用元: ひなビタ 公式ポータルサイト


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ライティング:Uemt さん

ひなビタ♪

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Uemt

アニメと声優さんと野球が大好きです。 土日はどっかの声優イベントに絶賛出没中。 愛するキャラはメガネキャラ。 駆け出しライターですどうか暖かい目でお守りください。