地球に於ける地上最強の生物とは何かご存知ですか？やはりサイズの大きさで言えばアフリカ象、凶暴な外見から言えばワニや蛇、百獣の王ライオンなども攻撃性が高くて強そうですが、実はそうではありません。すべての生物の体格を同サイズと過程して、体格とパワー出力の総合比で言えば、「昆虫」が地上で最強ではないかと言われています。
外骨格の硬さ、自分の体重の何十倍もある物を持ち上げるパワー！一糸乱れぬ集団行動と人間には真似のできない多種族への「無慈悲」さ。もし、昆虫が人間と同サイズであれば、霊長類ヒト科であれ我々は、おそらくは現在のような進化経路は辿れていないかもしれませんね。
さて、今年最後にレビューするアニメ「 テラフォーマーズ 」は、人間自身が創りだした昆虫の脅威と、その愚かさを淘汰する為に、動物や昆虫のパワーを体に取り込んだ人間との、グロ＆パワフルＳＦバトルアニメです。
アニメ「 テラフォーマーズ 」は、ある意味ゴキブリが主役のアニメ
アニメ「 テラフォーマーズ 」は、人類の火星移住計画の為に、火星を人が居住可能になるように惑星改造する必要に迫られます。コストを低く抑え、最大の効果を得る為に、高い生命力と繁殖力を持つゴキブリと、火星大気中に酸素を作り出すための苔を火星へ送り込みます。
火星の地表はやがて薄っすらと緑を讃え、酸素濃度が上がり大気を醸成します。しかし、ここまでは人類の計画通りでした。
火星では、地球から送り込んだゴキブリの繁殖には成功していました。しかし、地球上では何億年も進化しなかったゴキブリが、火星地表では、まるで大きさも見た目もゴリラの様な大きな体格をもった、人の形をした亜種として進化してしまいます。
火星のテラフォーミング（惑星改造）は人類居住が計画の目的ですので、調査団と繁殖したゴキブリを駆除する為に火星へ先遣部隊が送り込まれます。
しかし、その火星で待ち受けていたのは、ゴリラの体格に進化した人型ゴキブリです。普通のゴリラでさえ、普通の人間であれば対抗する事はできません。しかも人型ゴキブリは、大きな身体に昆虫の様に皮膚が硬化しており、昆虫特有の外骨格の性能を有しています。また、ゴキブリの異常な生命力、そして繁殖能力を有した、生物としては優良種の化け物と戦わなければなりません。
人間側もこれの人型ゴキブリの進化に手を拱いている訳ではありません。人間の持つ力「科学技術」によって、火星に派遣される「バグズ手術」といわれる遺伝子操作治療を施します。これは人間の体に昆虫のDNAを同化させ、昆虫の特化した部分を人間に移植する手術をして戦闘能力を高めた人間で部隊を組織します。
人類は、この最強とも思える火星調査隊を火星へ送り込むのだが・・・。
アニメ「 テラフォーマーズ 」の見どころはグロ描写？
送り込まれた調査団の人間は、全員が様々な昆虫のDNAと同化されており、それぞれ昆虫の能力が備わっています。蟻やカマキリ、スズメバチなども出てくるのですが、本来であれば最強とも言える部隊なのですが、
誰彼容赦なく、人型ゴキブリに駆逐されていきます。
アニメ「 テラフォーマーズ 」の前半は、火星派遣された人間は抵抗するチャンスすら見いだずに、真っ二つにされます。可愛い女の子や、巨乳の女の子、お風呂に入っている女の子、みんな真っ二つになる、かなりのグロ・アニメーションといっても過言ではありません。昆虫自体が苦手な人にとっては、このアニメ自体がグロとも取れますが・・・
人側ゴキブリの意図も解らず、それがまた不気味です。敵意をむき出しにしているのか、昆虫の性質として自分たち以外の他種族を狩っているのか、捕食ではないので、なにか昆虫の本能以外で人間側を攻撃しているように見受けられますますが、それはアニメ「 テラフォーマーズ 」の後々で明らかになっていきます。
アニメ「 テラフォーマーズ 」の人気は絶大で、2016年4月には「 テラフォーマーズ・リベンジ 」の放送が決定している。同月には実写映画化された「 テラフォーマーズ 」（主演：伊藤英明、武井咲）も上映される予定だ。
一般家庭でも日常的に起こる人間vsゴキブリの壮絶な戦いを、火星改造と火星移住という人類の壮大な夢を舞台にしたパワフルＳＦバトル、アニメ「 テラフォーマーズ 」はグロ耐性のある方と、四肢切断が大好きなあなたには超おススメです！ 「負けたほうが害虫だ！！」なんですよ。
監督：浜崎博嗣 出演：小野大輔・杉田智和・豊崎愛生 ほか
筆者：くさなぎゆうき 改変：あにぶ編集部
