田中芳樹の傑作ファンタジー、『 アルスラーン戦記 』が今春アニメ化され現在TBS系テレビ局で放送中、7月にはDVDが発売となります。
広大な戦場で騎兵や歩兵が戦うのですが、大量の矢が飛んできたりと迫力満点でまるで大規模なシミレーションRPGをやっているような感覚になります。
あらすじ
大陸の交易路の中心に位置するパルスの王子アルスラーンは温厚で人柄も良く、日々、剣の稽古に励みながら王都エクバターナで過ごしていた。
ある日、戦に立つことになり初陣を迎える。
初陣では、敵の計略にはまり命からがら臣下のダリューンの友であるナルサスを訪ねにいくというこれからの展開がどうなるのかというところですが、どのようにアルスラーンが這い上がっていくのかが楽しみであったりもします。
戦闘シーンの魅力
戦闘シーンの魅力ですが、大人数の騎兵隊、伏兵として森に隠れる弓兵など定番はもちろん、罠によって最強と言われる騎兵隊が大きな痛手を負ったりと「策略」によるものもあったり、乱戦であったりと迫力の中に意外な展開が含まれていていきなり逆転したりするあたりはとても魅力的だったりします。
平地が有利であるはずの最強の騎兵隊がなぜそんな大打撃を受けたのかは作品を見てからのお楽しみとして、特にCGの技術が進歩したからなのか飛んでくる矢にが非常に躍動感があったりします。まるで画面から飛び出そうな無数の矢は戦闘の迫力をいっそう盛り上げてくれると思います。
これからもどのような迫力のある戦闘シーンがあるかは見所の一つかもしれません。
まとめ
田中先生の作品すべてに言えることかもしれませんが、空想のファンタジーやSFであってもまるで実際にあった歴史のページをめくるようなところが作品の魅力であるかもしれません。
今作もアルスラーンと仲間たちを中心とした英雄叙事詩を見事に作りあげている感じがします。
また、漫画家の荒川弘先生はアルスラーンと仲間たちをうまく書き上げてそれが映像と音声で私たちの前に感動を与えるという田中先生と荒川先生のとてもよいコラボになったと思います。
原作小説やコミックを読んだことのある人も初めての人も気軽に壮大な物語を2015年春アニメで体感してみませんか?