すごい綺麗な作画も壮大な世界感もないけど人気のアニメがあります。「 ギャグマンガ日和 」というなんともストレートな名前。これの人気の理由を見ていきましょう。
「 ギャグマンガ日和 」はタイトル通りのギャグマンガだけど…?
もともとはコミック原作のこれらの作品、タイトル通りもちろん「ギャグマンガ」です。ですが、ただのギャグマンガと侮ることなかれ!「 ギャグマンガ日和 」の特徴はその「シュールさ」。ブラックジョークも真っ青です。
どういう感じにシュールなのかも少しだけ紹介しておきましょう。
童話で有名な浦島太郎が題材になった回、「がんばれ浦島太郎」。
カメを助けた主人公は竜宮城まで連れて行ってもらえますが、竜宮城に着くまでの間に酸欠で死にそうになったり、乙姫様は歓迎してくれなかったり、そもそも浦島太郎が登場するタイミングが…?だったり、普通の浦島太郎とはちょっと(いや明らかに!)違います。
シニカルな笑いが好きな人にはたまらない独特のワールドです!
一話完結のコンパクトな作風が特徴
原作がそういう作風なのですが、これらのギャグは一話完結が基本です。
コミックなら数ページ、アニメなら5分程度の枠の中に収まる尺の中でギャグが広がります。
一見して苦しいような狭い枠ですが、だからこそできる一発芸のような独特の世界感。作者独自の世界感もあれば、先の「浦島太郎」のように童話や歴史上のエピソードを料理したものまで、たくさんのネタが楽しめます。
次々登場するギャグに笑えつつも、「日本昔話」でも見ているかのような気軽さで見られるのが嬉しいですね。
原作「 ギャグマンガ日和 」での人気作もバッチリフォロー
「 ギャグマンガ日和 」は基本的に原作に沿って制作されています。原作で人気のあった作品もちゃんとアニメ化されているんですね。
オススメなのはずばり「ソードマスターヤマト」!
わずか3ページの間ですべての伏線を回収しつつオチをつけることになった打ち切りマンガの作者が放った苦肉の策とは!?
原作でも屈指の人気を誇り、アニメ化されてからはすっかりアニメ界隈の「定番ネタ」として定着した伝説の一本!
こういう珠玉のネタの存在こそ、ギャグマンガ日和の人気を支えているのです。