現代のアニメとキャラクターソングの在り方

一十木音也-うたの☆プリンスさまっ♪

アニメの放映開始とともに、 キャラクターソング (以下キャラソン)がリリースされるのも近年のアニメ業界のひとつの傾向ともいえる。

また、声優自身への注目度の高さも影響し、オリコンチャートのTOP10入りは珍しいことではなく、TOP3までにも食い込んでくることも頻繁にみられる。

以前よりも確固たる地位を築き上げたキャラソンは、昔と現代ではその在り方も大きく異なってくるのではないだろうか。

一十木音也-うたの☆プリンスさまっ♪

アニメの放送クールの影響

一昔前のアニメの放映というのは、人気の有無や番組改編の時期に合わせた放映期間のため、ひとつの作品が2~3年ぶっ通しで放映され続けることの方がザラであった。

しかし現代のアニメでは、どんなに人気作品であっても、1クール(12話前後)、もしくは2クールの放映形態がほとんどである。もちろん、人気があれば続編が決定し、第2期、第3期…と息の長い作品として続いていく。この循環の良さは、より多くのアニメ作品を1年通してみることが出来るという喜びに繋がり、アニメファンとしては嬉しいことだ。

しかし一方で原作ありきの作品では、限られた話数、終わりを見据えた構成でストーリーを展開するにあたり、台詞や場面の省略・簡略化をせざることも少なくない。作品の核となるようなシーンでも、トントンと物語が進み、物語があっけなく終わるということもしばしばだ。原作からのファンはまだしも、アニメからの入門者が台詞や場面の省略・簡略化に出会うと、キャラの心情が掴み切れないことや、作品本来の意図するところに辿り着けない可能性もある。

 

キャラソンはキャラクターの美味しいとこどり

キャラソンはキャラの魅力や心情をよりスマートに、端的に伝えてくれる。「彼」や「彼女」たちの人となりを巧みに言い得たり、本編ではみられない特別な一面に驚かされることもあり、まさにキャラの美味しいところが詰まっているともいえる。

キャラたちの魅力や心情が凝縮されたキャラクターソングは、本編では捉えきれなかったキャラ自身をより多く語ってくれる、重要な立ち位置となりつつある。省略・簡略化も多い現在のアニメの放映形態では特に、キャラや作品をより深く知る欠かせないツールではないだろうか。

 

以前よりも多くのキャラソンがリリースされるようになり、レンタルCDショップのアニメコーナーも他ジャンルに劣らず、スペースを拡大させている。

もちろんキャラソンの楽しみ方は様々だ。一方で、今日のアニメ放映形態だからこそ、本編以上に美味しいとこどりをしたキャラソンを用いて、アニメ作品を楽しむのもひとつの方法ではないだろうか。

©UTA☆PRI-2 PROJECT


※このページは、公開からおおよそ170 アクセスがありました。

ライティング:Co. さん

一十木音也-うたの☆プリンスさまっ♪

お気に入り記事をシェアして下さい

この記事に関するコメント

ABOUTこの記事をかいた人

Co.

ライター初心者です。物心ついたときから漫画・アニメと戯れていた気がします。アニメも観るけど、DAIGOと松岡修造とマツコ・デラックスがTVに出ていると、チャンネルはそのままです。