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『 ガンダムビルドファイターズ 』ガンプラに興味を持ったらみてみよう

あにぶではこれまで複数のガンダム作品を紹介してきた。実際にガンダムを観た方の中には、「このモビルスーツのプラモ欲しいな」とか「このガンダムとあのモビルスーツ(MS)の対決が見てみたい」と思った方もいるのではないだろうか。

これから紹介する『 ガンダムビルドファイターズ 』は、ガンダムとガンプラにもっと親しくなれる、そんなアニメだ。

『 ガンダムビルドファイターズ 』ってどんなアニメ

2013年10月~2014年3月放送。他ガンダム作品との大きな違いは、ガンダムのプラモデル「ガンプラ」がメインとなる点。少し先の未来。プラフスキー粒子の発見により、ガンプラを実際に動かして戦う遊び「ガンプラバトル」がブームとなる。ガンダム好きでガンプラ作りが得意な中学生イオリ・セイは、抜群のガンプラ操縦技術を持つ少年レイジとタッグを組んでライバル達とバトルしていく…

 

ガンプラはどんな自由な発想で作ってもいいんだ

セイとレイジのガンプラは、『SEED』のストライクの改良「ビルドストライクガンダム」。ライバルのユウキ・タツヤが駆使するのは、高機動型ザクⅡの改良「ザクアメイジング」今までゲームでしかあり得なかった夢の対決が、アニメの隅々で繰り広げられる。

もし、等身大のMS同士でシリーズの垣根を超えた戦いを描こうとしたら違和感が生じるだろう。そこで、MSをガンプラに置き換えることで、壁を取り払い対戦を可能にしているのだ。

また、もう1体挙げると、ヒロインのチナが初めて作ったベアッガイⅢ(さん)。

チナは学級委員長を務めガンプラにまったく興味なかったのだが、密かに慕うセイの影響でベアッガイのガンプラを手に取る。ベアッガイはおろか、元のアッガイがどんなMSかも知らない。彼女にとってはロボットの玩具。

しかしだからこそ、ファンシーなクマらしさやMSではあり得ないギミックを搭載できたと評価される。ガンダムの設定に囚われていたセイを驚かせ、ガンプラ強化のヒントを与えた。

チナを始めとして、最初はガンプラに思い入れのないキャラクターが多くいるので、ガンプラに触ったことのない方でも感情移入して観やすくなっている。

その反面、ガンダム好きはニヤっとするような、歴代ガンダム作品へのオマージュもたっぷりある。

キャラクターでいうと、青い巨星ランバ・ラルに外見も声もそっくりの自称35歳「ラルさん」。セイの親が営む模型店の常連で、若きガンプラファイター達の良きサポート役だ。コミカルな役回りの多い彼だが、時に格言を放つ。

第6話。やる気を失い、「ガンプラバトルはお遊び」と言ったレイジに対してラルさんはこう答える。

「ガンプラ作りもガンプラバトルも、趣味の領域。機動戦士ガンダムの作中のように、戦争状態でもなければ、命の駆け引きをする必要も無い。所詮は遊び、その通りだ。しかし、いや、だからこそ人はガンプラにもバトルにも夢中になれる。好きだからこそ本気になれる。」

ビルドファイターズのようなガンプラバトルは実現していなくても、ガンプラ作りといった趣味は実際に私達も楽しめる。

人々がガンプラを好きになるのは、平和な世界を象徴する娯楽だからという面が大きいと、ラルさん達ガンプラファイターから気付かされる。
大人も子供も関係なく、かつて好きだったものや今興味のある遊びに夢中になって取り組むのは良いものだ。

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