『鋼の錬金術師』1話開始直後に持って行かれるアニメ。ヒットの原則は?

鋼の錬金術師

ダークファンタジーというジャンルを耳にしたことはないでしょうか?
進撃の巨人』『魔法少女まどか★マギカ』『黒執事
グロテスクな描写に目を瞑るけども、慣れたらそれが病みつきになる(かと思います)作品のことです。
これらのタイトルはいずれも大ヒットしてることはお気づきだろうか?
そうなんです。ダークファンタジーはどういうわけかヒットしやすいのです。
これから紹介する『 鋼の錬金術師 』はこのジャンルにおいて、
いや、アニメ界で『エヴァンゲリオン』以来の社会現象を巻き起こしたメガヒット作と言えるのではないでしょうか。

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新しいジャンルを生み出した 鋼の錬金術師

錬金術というアイデアを聞いたときは衝撃が走りました。
従来の異能バトルものは、形は違えど「オーラ」や「魔法」といった確立されたものの派生でしかなかった。その中で錬金術は斬新だった。
しかも主人公のエドワードは「手を合わせる」という簡単な動作で錬金術を発動させます。
それは悟空の「かめはめ波」やナルトの「影分身の術」といった誰もが真似しやすいポーズは子供心をくすぐる。という法則を見事に捉えていたのです。

鋼の錬金術師 1話目の構成力には脱帽

鋼の錬金術師の1話目というのは視聴者が継続して観るか、離れてしまうかの二者択一。どの回よりも力を入れなくてなりません。その点でハガレンは逸脱していると思います。

ファンタジーは世界観をナレーションなどでいきなりペラペラと説明されると頭に入って来ないので、キャラクターたちが自然な流れで情報を徐々に出して視聴者に世界観を理解させるのが上手いやり方です。
主人公が解説キャラの場合は一般人が、主人公が無知なら解説キャラが1話目に出てくる作品がほとんどだと思います。
ハガレンは前者で、世界観の伝え方が非常に上手いです。設定を伝えるだけの無駄なシーンがなく、すべてに意味を持たせています。
錬金術の禁忌である人体錬成を行いエドワードは右腕と左足を、アルフォンスは全身を失った。
それによって『鋼の腕・鎧の弟=罪の証』が生まれ、
『背丈が低い(兄)・高い(弟)』となり『キャラクターの個性』が出た。
単に腕を鋼にしてみた。個性を出すために背丈を対比させた。その設定だと、別個に『罪』の部分を描く必要があります。これが無駄なシーンです。もしもこの設定に行き着かなかったら1話でまとめきれず、視聴者は離れていったかもしれません……。

――ここまでの話は最初に放送されたアニメのオリジナル要素が強いほうの鋼の錬金術師です。
原作に忠実なほうもありますが、どちらも最高ですので両方観ちゃいましょう!

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あにぶ編集部

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