『ハロー!!きんいろモザイク』きんいろのときが帰ってきた!!

ハロー!!きんいろモザイク
ハロー!!きんいろモザイク

 

2013年7月~9月まで放送された『きんいろモザイク』の続編。「まんがタイムきららMAX」で連載されている、原悠衣さんの4コママンガを原作にしています。いわゆる「きらら系」のアニメの代表作で、この作品で「日常系」というアニメのカテゴリーが広く認知されることになりました。この4月から第二期『 ハロー!!きんいろモザイク 』がスタートしました。

 

 

金髪の美少女がやってきた!

イギリスにホームステイしたことのある主人公、大宮忍の元にエアメールが届くところから前作は始まりました。ホームステイ先の同い年のイギリス人、アリス・カータレットが日本に留学してきたのです。

アリスは忍の家にホームステイをしながら同じ学校に通います。アリスの日本語は非常に流暢で、文化への造詣も深く、日本での学校生活に溶けこもうと努力を重ねます。忍の友人の、小路綾と猪熊陽子、そしてアリスのイギリスでの幼馴染であった九条カレン(日本とイギリスのハーフ)もアリスを追って来日し、5人楽しい学校生活が描かれます。

設定はある意味「ご都合主義」なのかもしれませんが、ぎすぎすした関係もなく、完全にストレスフリーな状態でまったりとストーリーを楽しむことができます。5人の人間関係は仲良しでありながら、→の方向が微妙に違うというのも魅力で、ちょっとした嫉妬ややきもちもまた作品にエッセンスを与えています。

やさしい文化交流の楽しさ

アリスは日本が好きで、忍がホームステイしたときにプレゼントしたかんざしを刺していたり、番傘を愛用していたりします。一方、忍はイギリスに憧れていて、将来の夢は通訳になること。金髪が大好きで、アリスやカレンにかなりの興味を抱いています。

それぞれの文化や背景を強く主張することなく、お互いを尊重し、そのギャップを楽しむ。対立のない非常に温かい世界がそこには描かれます。『ハロー~』最近話では、5人でクッキーを焼く中に日本の胡麻を入れるというシーンもありました。

このアニメは、日英の文化交流の橋渡しをするということで、イギリス官公庁の公式ブログでも好意的に取り上げられています。

新シリーズの見どころとは?

前作で高校1年生から高校2年生に進級をしました。それにともなって、クラス替えが行われ、<忍、アリス、綾、陽子><カレン>のクラスから<忍、綾、カレン><アリス、陽子>へと変わり、これまでの関係に微妙な変化が見られるようです。忍は金髪が好きなので、同じクラスになったカレンも好き、それにアリスが嫉妬をする構図です。

また、新しく、ちょっと生真面目で人間関係が苦手な、久世橋先生が登場します。今のところ、先生が生徒たちに振り回されているようです。ここからどうなりますか。

前作も本作もそうですが、アニメの魅力の1つに、5人の声優さんが歌うユニット「Rhodanthe*」(ローダンセ)が歌う曲があります。イギリス風の曲調で、特にエンディングは製作者である中塚武さんの格調高いジャズとなっています。是非合わせて聞いていただくことをお勧めします。

この作品を押さえることで、ほかの「日常系」アニメにも興味が向きます。そのためのベーシックな内容ですので、これまで触れたことがない人でも問題なく観ることができると思います。

 

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リンドウ

元丸の内のサラリーマンです。サラリーマン時代はオタク趣味を隠していましたが、脱サラを機に趣味を全開にしてライター業を行っています。アニメをはじめとしたポップカルチャーと文化、経済の関係に興味があり、在職中は(趣味を隠しながらも)、涼宮ハルヒをテーマに経済セミナーを企画したりもしていました。現在、フリーライターとして活動すべく奮闘中です。