ゲーマー、特にFC、SFC世代の皆様は、子供の頃、少ない小遣いをやりくりして買ったゲームがクソゲーや無理ゲーだったことに、落胆した経験はありませんか?
この記事では、そんな理不尽を笑い飛ばしてしまおうという快作をご紹介します。
あらすじ
ざっくり言うと、トランスフォーマーのチョロQ版キャラたちが、どうでもいい会話を繰り広げる話です。
単なるSDキャラ作品ではない
作品名こそトランスフォーマーですが、30分アニメ版やハリウッド映画版の番外編だと思って観た人は、確実に目が点になります。
この作品は、かつてFC版が発売され、トランスフォーマー30周年企画でスマホアプリにリメイクされたゲーム「キュートランスフォーマー 帰ってきたコンボイの謎」を主な題材に、旧作そのままの無理ゲーっぷりにツッコミを入れたり、クソゲーや無理ゲーの定義についてバカバカしい例を挙げてみたりといった、ロボットたちのくだらない会話で笑い転げるためのアニメです。
そして、プレスコ、アドリブ作品ゆえの、CV(主に細谷さん)が発言に詰まって慌てふためく様子を、汗ではなく「オイルが漏れている」と茶化したりするのも笑えます。
なにげに豪華な声優陣
主役の細谷佳正さんを始め、木村良平さん、鈴木達央さん、加えて今期からは杉田智和さん、石川界人さん、岡本信彦さんと、主役級の声優さんが勢ぞろいしてます。
5分間に凝縮された笑いとパロディ要素
監督の石ダテコー太郎さんは、観る側としてのアニオタで知られていて、過去の参加作でも他の有名アニメ作品のパロディを多用していました。また、芸人や放送作家の経歴があって、普通の芸人さんによるバラエティ番組に匹敵するくらい笑いのツボが満載です。
さらに、この作品は鷹の爪団でおなじみDLEが制作しています。鷹の爪団は、ハローキティ、島根県、総務省などとの見境ないコラボが有名で、石ダテさんの作風と相まって、そのパロディセンスを遺憾なく発揮しています。
作品の使い方
クソゲー、無理ゲーのトラウマを笑いで癒したいかたはもちろん、「gdgd妖精s」「直球表題 ロボットアニメ」「てさぐれ!部活もの」に興味があるかたには超オススメの作品です。
第1期は独立ローカル局でPM9:55と比較的遅い時間に放送されていたからか、基本なんでもアリというか、具体的なゲームをクソゲー呼ばわり(一応規制音は入ってました)してたのですが、果たしてゴールデンタイムで同じ作風を保てるのか?そんなところも楽しみのひとつです。
さらに、関東圏のSA、PAが舞台なので、近郊にお住まいで免許をお持ちのかたなら、聖地巡礼も比較的楽勝です。
皆さんも、この番組を観て過去のクソゲーネタで盛り上がってみませんか?
公式サイトにスマホアプリ(iOS版、Android版)のリンクがあって、無料でダウンロードできます。私は10回ほどやってベストが12秒台でした。スマホをお持ちの方は、是非この無理ゲーっぷりをお確かめください。