『忍たま乱太郎』「子供向け」だと侮ってはいけない面白さ

アニメに興味がなかった人、または、ない人でも、一度は「 忍たま乱太郎 」を目にしたことはあるだろう。

NHK教育テレビで20年以上に渡って放送されている長期シリーズだ。現在22期が平日の夕方6時10分から放送中で、子供だけではなく大人にも人気がある。

その魅力はどこにあるのだろうか。

忍たま乱太郎

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実際の忍術がてんこ盛り!

実は忍たま乱太郎に出てくる武器や忍術は、すべて実際の忍者が使っていたものばかりだ。手裏剣や忍者刀は当然として、苦無(クナイ)、微塵(みじん)、袖箭(しゅんせん)など、聞き慣れない武器も分かりやすい説明と共に適時紹介される。

そしてなによりリアリティーを感じさせてくれるのは豊富な忍術だ。

一番身近に感じるのは「五車の術」と呼ばれる忍術だろうか。喜怒哀楽と恐怖を操り、人心を思う通りに操る術だ。と言っても、難しいことは何もない。

買い物の時におだててまけてもらったり、挑発して誘導したり、同情を誘って優しくしてもらったり、羨ましがらせて交換条件に乗せるなどのことだ。今でも日常に見られるこういった行為の一つ一つも、使いどころを熟知していれば忍術たりえるというわけである。

風を操ったり突然消えたりするような派手さはなくても、日常で使える忍術の数々はなにかのときにきっと役に立つだろう。

キャラクターもてんこ盛り!

忍たま乱太郎2

昔、忍たま乱太郎を見ていた人でも、覚えているキャラクターは主役の乱太郎、きり丸、しんべヱと土井先生や山田先生、学園長と数人の先輩くらいではないだろうか。

ところが今は学園生徒だけでも45人(※原作「落第忍者乱太郎」55巻現在)、先生方や一年は組を取り巻くキャラクターも大量に増えている。しかもそのキャラクター達がそれぞれしっかりとした特色を持っているので、大人が見ても退屈しない構成になっているのだ。

特にアニメオリジナル回では原作ではなかなか掘り下げられないキャラクター達もメイン回を設けられているため、非常に濃い作りになっていることも多い。

基本的にはギャグアニメなのだが、映画「忍術学園全員出動!の段」のようにシビアな時代背景や設定が覗き見えるのも大人をも引き込んでしまう秘密だろうか。

なんにせよ、子供向けだと思って視聴しないのは非常にもったいない作品であることに間違いはない。

ABOUTこの記事をかいた人

井之上

濃いめのオタク。実家がオタクだったせいで自然学習されてしまった年齢に見合わないオタ知識のせいで年齢詐称を疑われることもしばしば。家事育児と投稿小説製作の合間に少しだけライターとして書かせていただいています。