『おジャ魔女どれみ』今だから見返したいアニメ!パート2

おジャ魔女どれみ

まだ大人の世界など遠い国のことのようだった小さい頃。アニメで出てくるキャラクターは少しお兄さんやお姉さん、それとも同い歳の友達のように思えたもの。 そんなあの頃に見ていたアニメを、今だから見返してもらいたい! そんな作品第二弾、「 おジャ魔女どれみ 」です!!

おジャ魔女どれみ

まっすぐ向き合う強さと弱さ

おジャ魔女どれみはテレビ放送の4年間をかけ、どれみ達の小学校3年生~6年生までを実に丁寧に描いている。
3年生の無印でのテーマは「仲間と友情」、4年生の#でのテーマは「愛情」、5年生のも~っと!では「成長」、6年生のどっか~ん!では「卒業」をテーマに、各期によってキャラクターの掘り下げと心情の変化を視聴者に印象付けていく。 そのため、各期とも非常に胸に迫る展開が多い。本来コミカルな作風ではあるのだが、そのコミカルさにうまく包み込み、子供のリアルをうまく描ききっている。

リアルタイムで視聴していた子供のみならず、一緒に見ていた親御さんまでほぼ毎週のように目頭が熱くなっていたことも珍しくない。 友達との些細なすれ違いや差異によるぶつかり合い、家族との意見の相違や確執など、各年代それぞれで起こりうる、またはその年齢の子供が理解できる形で解決までの経緯を丁寧に丁寧にシナリオにしている。

子供だからこそ感じる繊細な痛みや弱さにまっすぐに、または時折目をそらしながらも向き合い、ゆっくりとでも乗り越えていく。 子供の頃はどれみ達と同じ視点で、大人になってからはどれみ達の親の視線で楽しみつつも考えさせられる作品だ。

大人への階段もおジャ魔女どれみ!

さて、では子供と大人の中間地点、中高生は楽しむことはできないのか? このスタッフがそんなことを見逃すはずがなかった。

アニメではなく小説ではあるものの、どれみ達のその後、16歳から17歳の姿を描いた「おジャ魔女どれみ16」「おジャ魔女どれみ17」が講談社ラノベ文庫から発行されている。

テーマこそ発表されてはいないものの、感じ取れる作品の空気はまさにおジャ魔女シリーズのものだ。別の道を歩んだどれみ達が、成長とともにまた交流し、そして「あの頃」知るべくもなかった大人の汚い面をも目の当たりにしていく。

恋にも悩み、大人の世界に踏み入れようとする自身に戸惑う姿は、中高生であれば少なからず共感してしまうだろう。 どの年代になっても楽しめる、だからこそ見返してもらいたい作品。以前とは違う視点で見るおジャ魔女は、きっと新鮮なものに違いない。

ABOUTこの記事をかいた人

井之上

濃いめのオタク。実家がオタクだったせいで自然学習されてしまった年齢に見合わないオタ知識のせいで年齢詐称を疑われることもしばしば。家事育児と投稿小説製作の合間に少しだけライターとして書かせていただいています。