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『新世紀エヴァンゲリオン』エヴァはなぜ社会現象となったのか


使徒と呼ばれる存在との戦い。人型汎用決戦兵器。謎めいた物語。精緻な心理描写……
「 新世紀エヴァンゲリオン 」は単なる人気作を超え、社会現象とさえなったアニメーションでした。ではその理由とは何なのか?  短いコラムですが考えてみたいと思います。

新世紀エヴァンゲリオン が持つ多様な魅力

エヴァがそもそも凄いアニメだったことは確実です。謎が謎を呼ぶ複雑なストーリーに、映像作品の技法の集大成といえる巧みな演出。これらの相乗効果はどこまでも人を惹きつけ魅了します。シャープで美麗な登場人物や耳に残るテーマソングもまた、人気を博した理由でしょう。しかしこれらだけでは人気作の理由としかなりません。社会現象とまでなったということは、何か社会の様相に広く関係する理由があるはずです。

90年代の“悲鳴”としてのエヴァ

90年代は閉塞した時代だったと言われています。70年代までの高度経済成長と政治運動、これら日本人を規定した共通目的が印象を薄くし、享楽の80年代が訪れます。しかしこの余裕はバブル崩壊とともに失われ、閉塞の90年代がやってきました。

90年代を生きる“チルドレン”は、まさにエヴァのごとき世界に囲まれます。不良債権や利権政治という、“使徒”のようなよく分からない脅威が横行し、大人たちはゲンドウやミサトのように、取り敢えず危機に立ち向かえ、言うことを聞けと迫ります。しかし実際の世の中は共通目的を失った空虚な世界であり、“チルドレン”は目的を共有して仲間を作ることもできず、ただ孤立を深めます。そんな90年代の様相を映したのがエヴァであり、エヴァが社会現象となるまでに共感を得た理由なのかもしれません。

 

【引用元・参考文献】
原宏之「バブル文化論―“ポスト戦後”としての一九八〇年代」(慶応義塾大学出版会、2006年)

ライター:あにぶ編集部|Rスキー さん

©カラー ©GAINAX・カラー/Project Eva. ©カラー・GAINAX ©GAINAX・カラー

公式サイト・引用元: GAINAX NET

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