『 涼宮ハルヒの憂鬱 』人気に火をつけた!時系列シャッフルの大きな功績

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社会現象を巻き起こした大人気アニメ、 涼宮ハルヒの憂鬱 (第一期)。
話題を生んだ要因として、当時のTV放映時の放送順に注目してみましょう!

涼宮ハルヒの憂鬱

時系列がバラバラ!大反響を呼んだ放送順

今でこそDVDには時系列順に話が収録されていますが、TV放映されたときはトンデモナイ順番で放送されたことも世間に与えたインパクトが大きくなった理由です。

アニメ一期の骨組みになっている原作第一巻のエピソード「涼宮ハルヒの憂鬱Ⅰ~Ⅵ」は、TV放映話数の2話、3話、5話、10話、13話、14話で放送されました。それぞれの合間には原作2巻以降のエピソードがこれまたシャッフルされて挟まれています。1話を見てド肝を抜かれた人も多かったですよね(笑)

当時の視聴者からは「いったい何が起こってるんだ!?」と戸惑いの声も上がりましたが、「何か大変なことが起こっている!!」と引き込まれもしたのです。

本作だからこそ光る時系列シャッフルの効果

時系列をばらして放送するというのはある意味リスキーなことですが、本作にだけはそれが有利に働くことがあります。ヒロイン・ハルヒの存在があるからです。
ハルヒは退屈な日常に飽き飽きしている女子高生。作中では数々の突拍子もないことをやらかす変人として有名になってしまっています。

時系列がバラバラになって放映されるというのは、そのハルヒの雰囲気にピッタリ当てはまるのです。

滅茶苦茶な放送順を見て、「ハルヒだったらきっとこういうことをやらかすだろう」と、なんとなく感じた人も多かったでしょう。放送順のシャッフル自体が作品の世界感演出の一つとしても機能するのは本作の大きな利点です。

バラバラの放送順にとまどいを隠せない視聴者は、さしずめ作中でハルヒに振り回される主人公・キョンの気分を味わっているようなものだったわけです。

原作ファンへのサービスでもある

本作は原作に忠実に作られているタイプのアニメです。
それは胸躍るようでいて、原作ファンにとっては「原作通りなら無理に見なくていいよね?」というアニメでもあるということ。
本作は「時系列シャッフル」によってその問題をクリアしたアニメです。

「次は何が来るかわからない」という新鮮なワクワク感で原作ファンを飽きさせなかったことは、本作が人気アニメになる大きな要因になりました。

現在はDVDによってすんなりと時系列順に話を追うことができますが、話題になっていた当時の空気を味わってみたい!と思うなら、あえて当時の放映順に話を追ってみるというのもおもしろいかもしれませんよ。