スターシステムの集大成『ツバサ・クロニクル』の世界観

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始まったばかりの夏休み。しかし実は残すところあと1ヶ月!
長いようで短いその期間、なにかアニメを見たい!できればたくさん見たい!でもいろんなものをみるのも頭の中がぐちゃぐちゃになりそう!という人に、この『ツバサ・クロニクル』をおすすめしたい。
今回ご紹介したいのは物語の内容でなく、『スターシステム』という世界観だ。

ツバサ・クロニクル

様々な作品のキャラが入り乱れる

スターシステムとはなにか?

この手法で有名なのは漫画の神様として知られる手塚治虫先生だ。同じ特徴、同じ名前の人物が別作品に別の設定で登場する。
本当はもっと広義なのだが、すべて説明するとキリがないため今回は割愛させていただきたい。

似た手法で「クロスオーバー」というものもあるが、それは『ルパン三世vs名探偵コナン』のように、別作品が本来の設定のまま一つの作品に登場することを指す。

この『ツバサ・クロニクル』はまさにスターシステムを利用した良作だ。原作者であるCLAMPは多数のヒット作(「カードキャプターさくら」、「ちょびっツ」、「魔法騎士レイアース」など)を生み出した人気作家だが、その数々のキャラクター達が本来であれば別作品のキャラクターと友人、恋人、家族の関係になっていたり、元作品中では敵同士のキャラクターが仲睦まじい姿を見せる。

過去にCLAMP作品を読んだことのある人間ならば、見覚えのある名前や顔に「おっ!」と思わずにはいられない。

元より、主人公の二人がすでにスターシステムの下で再製されたキャラクター、「カードキャプターさくら」の登場人物である「さくら」と「小狼(しゃおらん)」だ。

スターシステムとは、いわば「if」の世界である。
もしも彼らがこんな関係なら、もしもこんな世界に彼らがいたら、というのを多作品でやってのける。
言葉が悪いかもしれないが、読者や視聴者が一人で楽しむ妄想が、形になって現れたのがこの『ツバサ・クロニクル』だ。

アニメを視聴するうちに、「このキャラ、本当はどんなキャラなんだろう」「このキャラ主役だったんだ、それも気になるな」など、次々と興味がわいてくる。

幸い、CLAMP作品は本当によくアニメ化されており、しかもレンタルの取り扱いも多い!
なにかアニメを見たい!でも指標がない!という人に、このアニメ一本がその指標となれるかもしれない。

ABOUTこの記事をかいた人

井之上

濃いめのオタク。実家がオタクだったせいで自然学習されてしまった年齢に見合わないオタ知識のせいで年齢詐称を疑われることもしばしば。家事育児と投稿小説製作の合間に少しだけライターとして書かせていただいています。