『Fate』『空の境界』『プリズマ☆イリヤ』…TYPE-MOON作品の魅力とは

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10月から放送が控えているアニメFate/stay nightや、連作劇場アニメとしてヒットを記録した空の境界、先日無事に第二期の最終回を迎えた『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』
これら一連の作品は、全て同じ世界観の中で展開されている作品だ。パラレルワールドとして多少の差異があったりもするが、根底に流れる設定は共通している。

こうした作品群の原作を生み出してきたのが、ゲーム会社TYPE-MOONだ。

『月姫』『空の境界』から始まる緻密でダークな世界

空の境界
TYPE-MOONはもともと同人サークルとして、イラスト担当の武内崇氏やシナリオ担当の奈須きのこ氏などによって作られた。
そしてPC用のビジュアルノベルゲーム『月姫』を発売すると、同人ゲームとは思えないそのボリュームとダークな世界観により大ヒット。後にアニメ化されるほどの人気を得ることに。
また、同時期にWeb小説として公開していた『空の境界』も、奈須きのこ氏の独特な文体と世界観で人気を博した。

この『月姫』『空の境界』における「魔術師や吸血鬼が密かに存在する世界観」は、現在の『プリズマ☆イリヤ』などを含む『Fateシリーズ』にも連なっており、一部の設定や人物に繋がりがあったりもする。
例えば『月姫』に登場するキャラ・蒼崎青子は、『空の境界』のメインキャラ・蒼崎 橙子の妹だったりするのだ。

その後、TYPE-MOONは同人サークルから企業へと移行する。
そして2003年に企業として初めて発売したゲームFate/stay nightが、18禁PCゲームとしては異例のヒット。『月姫』に続いてアニメ版も制作され、また、多くのスピンオフ作品が作られていくこととなる。

表社会の裏面に広がる独特な世界観

プリズマイリヤ
TYPE-MOONの作品群の魅力は、やはりダークで壮大な広がりをみせる、その世界観にある。

表社会の裏側にひっそりとした形で形成されている“魔術”などを基盤した裏の世界……
魔術協会、聖堂教会といった組織や、魔術師と魔法使い、英霊や吸血鬼といった様々な特性をもった人物。聖杯や魔眼、固有結界といった道具や能力はもちろん、はては、根源の渦や起源といった世界観そのものを根底から形作るものまで。その作り込みの度合いは広く深く、そして濃い。

もちろん舞台は現代社会ということで、時代に相応した物語が展開されていく。普段は一般人として振舞っているキャラクターも多い。
そうした「現代社会と隣接した感覚」と「濃厚な世界観」の融合が、TYPE-MOON作品特有の面白味を生み出しているのに間違いないだろう。