秋に放送予定(記事がアップされる頃には放送されているかな?)の中で是非とも観てほしいアニメがありますので、恐れながら筆をとりました。
その観てほしいアニメですが、ずばり「 ワールドトリガー 」です。
原作は週刊少年ジャンプで絶賛連載中の同名のマンガです。
新感覚のSFというのが本作の魅力でありキャッチコピーですが、「友情」「努力」「勝利」という、少年ジャンプらしさを体現する唯一のマンガであると断言することができます。
単行本を読み始めると、SF設定だけが魅力ではなく、先が全く読めないスリリングな展開、頭脳戦にチームプレイ、政治的な駆け引き、人間関係、そして鳥肌が立つ演出の数々にハマる人が続出しています。
作者は鬼才と名高い葦原大介先生。
数年前に週刊少年ジャンプでは異色すぎるマンガである「賢い犬リリエンタール」を連載し、賛否両論を巻き起こした人物です。
あまりにも異色すぎたので残念ながら打ち切りという憂き目に遭ったリリエンタールですが、別の雑誌ならば既にアニメ化されたと私は考えます(ワールドトリガーがアニメ化するにより増刷が決定したので読んでみるのもいいですよ)。
この鬼才が描く独特の世界観は本当に素晴らしく、リリエンタールの二の舞にはしまいと同志たちがアンケートハガキを出し続けた結果、アニメ化が決定したと思っています。
しかし、リリエンタールのトラウマのおかげでアニメ化してもハガキを出し続けようとの声は収まらない、ある意味では最も愛されている作品です!
世界を変える合言葉はトリガーオン!
人口28万人の街である三門市にある日突然、異世界への門が開き、『近界民(ネイバー)』と呼ばれる侵略者が異世界から現れる。
門付近の住民はこの近界民に蹂躙されたが、突如現れた謎の一団によって近界民は撃退された。
この一団が『界境防衛機関ボーダー』です。
ボーダーは、『トリガー』と呼ばれる特殊な武器を使用し、通常兵器では傷をつけることもできない近界民と戦います。
そんな三門市に転校してきた空閑遊真と三雲修が出会うことにより、物語が始まります。
面倒見の鬼との異名を持つ主人公の一人である三雲修は、ボーダー隊員ですが訓練生待遇のC級隊員。しかも、すごく弱い。ものすごく弱い。たぶん、登場するキャラクターの中では最弱といっても過言ではありません。しかし正義感は強く自己犠牲の精神をもった(自分のことをあまり顧みない性格)正義漢の少年です。
一方、空閑遊真は背が低くとても強そうには見えませんが、車に轢かれてもほぼ無傷であり、絡んできた不良の足を何の躊躇もなく折ってしますかなり好戦的な性格というギャップがすさまじい少年です。
この二人の他に、実力派エリートの迅悠一と潜在能力はキャラの中では№1の雨取千佳の4人が物語の中核をなす存在となります。
アニメの製作を手掛けるのは、老舗の東映アニメーションですが、スタッフは東映アニメ初参戦のクリエイターばかり。
きっと様々な実験的な演出、映像表現をおこなってくれるでしょう。
声優も三雲修が梶裕貴さん、空閑遊真が村中知さんという旬の声優を多く起用。
放送局はテレビ朝日系で10月5日の日曜日、朝6時30分より放送開始!!
朝早くの放送ですから、ゆっくり寝ていたい人には辛い時間帯ですが、日曜日をハイテンションで過ごしたい方は観るべきです!!