東映がライダーオンリーのサイトを作って、かなり早いうちに発表になっていたアニメ「風都探偵」。
風都の名前でライダーファンならピンとくる、あの二人組。そう「仮面ライダーW」のコミカライズ版のアニメ化です。
U-NEXTで最速放送があり、1週遅れでTOKYO MXとサンテレビで放送が開始されました。
また10月にはBS11、12月からはCS「東映チャンネル」での放送も決定しています。
今回は初回放送の感想をお届けします。
まずはアニメ「風都探偵」の基礎情報から
- キャスト
左翔太郎/細谷佳正 フィリップ/内田昴輝 ときめ/関根明良
鳴海亜樹子/小松未可子 照井竜/古川慎 万灯雪侍/小野大輔 - スタッフ
監督/椛島洋介 シリーズ構成/樋口達人 脚本監修/三条 陸
キャラクター・総作画監督/蛯名秀和 総作画監督/小松原聖
仮面ライダー・ドーパントアニメイター/椛島洋介、山根理宏
メインアニメーター/式地幸喜、冨永一仁、横屋健太
美術監督/渡辺幸浩 3DCG制作/iPSアニメーションスタジオ
音響制作/マジックカプセル 音楽/中川幸太郎、鳴瀬シュウヘイ
アニメーション制作/スタジオKAI
あらすじ
実写版「仮面ライダーW」最終話で壊滅に追い込まれた組織「ミュージアム」。しかし、ミュージアムが製作しばらまいた「ガイアメモリ」はいまだ、街のあちこちに散在している…というのがアニメの舞台背景です。
ミュージアム壊滅後も鳴海探偵事務所を続けている翔太郎とフィリップ、そして所長の亜樹子。第1話冒頭では、映画版で描写された、鳴海事務所の初代所長で亜樹子の父の死や、フィリップとの出会い、その後のミュージアムとの戦いが回想として流れます。
相変わらず「ハーフボイルド」な翔太郎
そんな回想から現在に視点が戻ると、翔太郎は自撮りで「ハードボイルド」な自分をSNSでアピール。直後、亜樹子から「さぼってないで帰って来い」と電話が入り、翔太郎はしぶしぶ戻ることに。
振り向くとそこには翔太郎の好みどストライクな美女がたたずんでいます。しかし、この美女、「T字路の魔女」と呼ばれる追剥の犯罪者。翔太郎は、事務所に戻ってから、やってきた依頼者の話でそのことを知ります。美女を説得し追剥をやめてもらい自首してほしいという依頼主。どうやら美女に一目ぼれしてしまったようです。
翔太郎はこの依頼を受理。すぐに美女を探しに出ようとするその背中にフィリップが「僕も一緒のほうが良いんじゃない?」と声をかけるも、翔太郎は一人で大丈夫だと出て行ってしまいます。
謎の美女・ときめ
なかなか見つからない美女。やっと見つけたと思ったら、追いかけている内に、いつもの風都と違う場所を走っていると気づきます。そして美女を捕まえようとしたその時、いきなりいつもの風都にあるビルに飛び出します。そこはヤクザが管理しているT字路近くの貸しビルの階段。不法侵入で警察に突き出されそうになりますが、そこにやってきたのは翔太郎の旧知の刑事・刃野幹夫。無事に引受人として翔太郎を助けてくれます。
さてこの刃野刑事、実写版ではなだぎ武さんが演じています。他のキャラがアニメ調になっているのに、刃野刑事だけはなぜか、なだぎさんの似顔絵風で思わず笑ってしまいまいした。筆者的、今回一番のツボでした。
さて、まんまとときめに逃げられてしまった翔太郎。「相変わらず詰めが甘いハーフボイルド」と亜樹子に怒られる翔太郎。次は依頼人と共にときめを探しに出かけます。翔太郎の推理通りの場所に現れたときめに依頼人と翔太郎は話しかけますが、ときめはまた逃走。途中からまた普段の風都とは似ているけど違う風都へと迷い込んでしまう翔太郎達。
そこで攻撃を受けた翔太郎は依頼人をかばいながら逃げますが、よけきれず危機一髪!というシーンで、満を持してフィリップの登場です。美味しい所持っていきます。
初回は「二人で一人の探偵だから」と二人が敵に向かって歩き出し、次回へ、となりました。
「風都探偵」感想総括
まず思ったのが、絵がきれい!このクオリティーで最後までいってくれたら、かなり素晴らしい作品になると思うのです。しかし、昨今のアニメ制作事情を鑑みると、やはり外注回も出てくるんでしょうか。左手で描いたような翔太郎とかフィリップ観たくないな…
話自体は実写版の数年後という設定です。ですから、亜樹子ちゃんは照井さんと結婚してますし、ミュージアムはもうありません。しかし、『まだガイアメモリは残っていて、Wはドーパントと戦っているんだなー』。と、すんなりと話に入っていける初回でした。街で翔太郎に情報を提供している人たちも見覚えのある人たちばかりで、懐かしくなりました。
今後も期待です!
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