アニメ制作の裏側を描いた作品として人気を博した、『SHIROBAKO』や最近、実写映画化もされた、漫画家たちの裏側を描いた『バクマン。』など、なにかと「裏側」や「制作の現場」を描いた作品が、目立ってきている気がしますね。
今回、紹介する漫画『NEW GAME』はとあるゲーム製作会社を舞台にした、『ゲーム製作の現場』を描いた作品です。
原作は、まんがタイムきららキャラットで連載中の四コマ風のストーリー漫画。
主人公の『涼風青葉』は、子供の頃にプレイしたゲームのキャラクターデザインである『八神コウ』に憧れ、高校卒業後にそのゲーム製作会社『イーグルジャンプ』に就職した新入社員。ゲーム製作経験は未経験な青葉だったが個性豊かな先輩社員や同僚に支えられながら少しずつ、仕事をこなしていく。迫る納期に終われながらもキャラクターデザイナーとして日々奮闘する。
NEW GAME のゲーム製作現場をせきららに表現
ゲーム製作といえば、今や若者が憧れる職の一つとして注目され。ゲーム製作を行う専門学校なんかも一気に増えたほどメジャーな職業となりました。
そんな、ゲーム製作の裏側を時にユーモアに、時にブラックに描いている今作。数年間、ゲーム製作会社に勤めた経験のある作者が、楽しかったり辛かったり辛かったり…というのを思い出しながら描いていると語っているほど、一見華やかな職場だけど楽しいことばかりではないということも描写されている。
NEW GAME の魅力は例のセリフだけじゃない
この作品といえば一時期ネットで、話題となった『今日も一日頑張るゾイ』というコマ。
なんだがここだけが切り取られ人気が一人歩きをしてしまったが、このコマが実は納期に追われ、休日出勤を強いられた青葉が職場に自分しかいないと思い込み、景気付けるために発した健気でブラックなコマだと知っている人はどれくらいいるだろうか。
もちろん、ブラック会社の実態を描いた漫画というわけではなく、基本的にはきらら漫画お得意の百合百合しい描写(登場人物もほとんど女の子だけしか登場しない)やほのぼのとしたかわいらしい絵柄が特徴的な作品なので、そこは誤解を招かぬようお伝えはしたいところだ。
初めての定期通勤、初めての飲み会、初めての仕事など、新入社員として働く青葉を応援しながらも社会人ならば一度はあるあるという部分もあるワーキング漫画なのだ。
だが、厳しいゲーム製作の現場、とくに納期前のピリピリした感じなどは経験した作者ならではの描きかたをしている。頑張るゾイだけじゃなくぜひ作品全体をみてほしいと思う。
NEW GAME がついにアニメ化!
そんな注目漫画の『NEW GAME』のアニメ化がついに決定しました。
まだアニメ化決定の情報のみですが、今後スタッフやキャスト 放送時期など解禁されていくのでまだまだ未知数な部分が多いだけに楽しみでもあります。
果たしていったいどんなアニメに仕上がるでしょうか。