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女児向けアニメに登場する赤ちゃんキャラ、なぜ重要?

赤ちゃんってかわいいよね!!
子ども嫌いな方もおいでかと思いますが、一応世間的にはとにかく可愛い存在と認識されているそんな赤ちゃんですが、女児向けアニメではなぜか重要キャラクターとしてシリーズの途中から登場することが多々あります。

子どもが育児するシーンなんてなんとなくイライラする。

主人公たちの物語を見たいのに、赤ちゃん中心の話になってしまって面白くない。

といった意見も決して少なくはないようなのですが、ではなぜこういった赤ちゃんキャラが登場して、かつ重要ポジションに置かれるのでしょうか?

「母性」をこっそり応援?

ここで説明するまでもないとは思いますが、「母性」とは女性が生まれながらに持っていると言われている母親としての性質のことですね。

ですがはっきり言わせて頂きますと、生まれながらには持ってないんですよ!母性って!!
この件はもう200年も前から研究されているらしいのですが、母性とは本能ではなく、学習行動なんだそうです。
自分の手と時間をかけて面倒を見る存在に愛情を抱く傾向があり、徐々に形成されていくものらしいですね。

独身の時は「子供なんてうるさいばっかりで可愛くない!」と公言していた人が、出産してしばらくするとものすごい子煩悩になっていた、なんてケースを見知っている人もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな学習行動である母性を小さなうちからくすぐっておこうと、主人公に感情移入、自身との同一視をしがちな幼女に人気が出たアニメで「赤ちゃん」というファクターを取り入れているのではないでしょうか。

「大事な存在」だからこそ放り出せない

女児向けアニメで登場する赤ちゃんキャラクターというと、現在では「プリパラ」3期から登場してきたジュルル、そしてアラサーの記憶に残っている「おジャ魔女どれみ」のハナちゃんではないでしょうか?

ジュルルは「神アイドルを導く者、女神ジュリーがなぜか赤ちゃんになってしまった存在」として、ハナちゃんは「魔女界の時期女王候補」として非常に重要な立場にあります。

そのため、目覚まし時計を壊されて遅刻しかけようが、夜泣きが酷かろうが、ストレスが溜まっても放り出してしまうわけにはいきません!
そうです、それはまさに育児!!

さすがに女児に「赤ちゃんってめんどくさそう……」と思わせるわけにはいかないのか本当の育児ほどハードスケジュールでは描かれていませんが、「大変なんだなぁ」「でも赤ちゃんはこんなに大事なものなんだな」と認識させるための役割を担っているのではないでしょうか!

一緒に見ている母親たちも共感!

さらに女児向けアニメに限らずですが、子どもが見ている番組はついつい母親も見てしまうもの。

子どもができるまで一般人だった人が、男児が生まれてから仮面ライダーにハマったなんてことも結構ありますね!!
そんな母親たちにとって、女児アニメの主人公たちが行っている育児シーンは共感の塊。

つい先日のプリパラ、みれいがジュルルを預かった95話などは、「分かりすぎて辛い」「みれいは育児ノイローゼになる子だ」「理想どおりに育つ子どもはいないよ。こっちが諦めたとたんできたりするから肩の力抜けよ」などの声が散見されました。

赤ちゃんキャラを投入することで女児の母性がくすぐられ、守るべき存在だと認識し、さらに母親の興味も惹けるとなれば人気シリーズへの途中参入は無理からぬことなのかもしれません。

しかし小さく、丸く、柔らかい形状のもの(子どもや小動物)を「無条件に可愛いと感じる」遺伝子は男女ともにあるそうなので、母性だけでなく父性も同等に育っていくものらしいです。

子どもと接する時間が長いのはやはり母親、という部分は致し方ないと思いますが、その遺伝子を幼児の頃からくすぐるなら男児のもくすぐっといてくれとちょっと思ってしまいました。

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