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「幼い少女がヒロイン=萌えアニメ」ではない!ダークだけど勇気を貰える作品「 ブラック・ブレット 」

「ヒロインは幼い少女」と聞くと、ついつい、萌えアニメを思い浮かべてしまう方が多いのではないだろうか?今回は、その先入観を、見事に取っ払ってくれるアニメ『 ブラック・ブレット 』を、皆さまにご紹介したいと思う。

『 ブラック・ブレット 』は神崎紫電先生のライトノベルから、アニメ化されたSFアクションアニメ。

2021年に、突如出現し、世界中の人間たちを襲った謎の生物「ガストレア」。この、ガストレアを退けることが出来る、唯一の武器は、特殊な金属である「バラニウム」のみ。

それゆえ、人々はバラニウムで建築された巨大な壁「モノリス」に囲まれた地域で、余儀なく暮らしていた。主人公の里見 蓮太郎(さとみ れんたろう)は、プロモーターと呼ばれる、民間警備会社の社員で、イニシエーターと呼ばれる、特殊能力者とペアを組み、ガストレアたちと戦闘を繰り返していた。

そんなある日、東京を治めている最高責任者、聖天子(せいてんし)から、ある依頼が言い渡された。それは、多くの民間警備会社に招集をかけなければならないほどの、大きな依頼で……?!

イニシエーターは、なんと、全員、小学生程度の女の子。

彼女たちの特殊能力は、体内にガストレアウイルスを持つがゆえであり、人々からは、「呪われた子供たち」と呼ばれている。

この呼び名のとおり、人間を守るために戦っているにもかかわらず、常人離れしているため、差別を受けたり、虐待されたりと、迫害されることが多々ある。

蓮太郎のペアであるイニシエーター、藍原 延珠(あいはら えんじゅ)を始め、全てのイニシエーターは、そんな仕打ちを受けても、多くのものを背負い、戦い続けているのだ。

そんな、切ない描写に、胸を傷めずにはいられなくなる。

だが、それさえも乗り越えて、前を向き、懸命に役目を果たそうとする少女たちを観ていると、なんだか勇気が湧いてくる。

「 ブラック・ブレット 」ライトノベルからのアニメ化。

しかも、SFと聞くと、世界観が難しそうなイメージがあるが、キャラクター、戦闘や武器など、全て、非常に分かりやすく描かれている。また、登場人物一人一人が、とても個性的かつ魅力的なので、すぐに作品の世界観に溶け込めるはずだ。

アニメはもちろん、小説・漫画も発売されているので、是非、一度、この作品に触れてみて欲しい。

筆者:槙島さくら

 

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