NO IMAGE

アニメ化決定、喋るクマと世間知らずの巫女さんがおりなす、ちょっと不思議な癒し漫画『くまみこ』

現在、月刊コミックフラッパーにて絶賛連載中、東北の山奥にある村を舞台に、田舎にコンプレックスを抱え都会に憧れる中学生で神社の巫女でもある『雨宿まち』と、そんな彼女を見守る後見人(?)のヒグマ『クマ井ナツ』が織りなす日常を切り取った、ちょっと不思議でシュールなスローライフ田舎コメディ漫画『くまみこ』。
2014年からはコミックスのCMが放送され、2015年度版の『次にくるマンガ大賞』にランクインされていたこの作品。2015年10月についにTVアニメ化の発表がされました。

世間知らずの田舎娘と、喋るクマ

さて、この『くまみこ』という作品。とある山奥の村が舞台で、当然コンビニが24時間やってなんかないししかも遠い、電気は来ているけどガスはない、携帯の電波は当然届かない、橋が折れると外に出られない、電車は来ない人がいない猿しかいない店がない開いてない(ry 吉幾三さんもびっくりのオラこんな村嫌だ~って感じのド田舎。
そんな村で育った中学生の『まち』は都会に憧れるようになり、都会の高校へ行きたいと言い出すのですが、後見人の喋るクマ『ナツ』は危険だと猛反対します。
それも当然。まちはこのド田舎で育ったので外の世界を知らないちょっと世間知らずな女の子(でもなぜか無駄に「し〇むら」の知識は豊富)。しかもいまだに米をカマドで炊くレベルに機械に疎いというおまけつき。それでも都会に出たいというまちにナツは、都会で生き抜くためにと様々な試練を与えるのですが……

作品の魅力は、テンポの良いシュールギャグ

田舎が舞台の物語というと、最近まで放送されていた『のんのんびより』や『ばらかもん』など、情緒があってノスタルジックで、どこか癒しを感じる作品が多い気がしますね。
くまみこは、中学生の女の子とそれを見守る親のような喋るクマというシュールな組み合わせが織り成す、テンポの良いほのぼのとしたボケとツッコミが魅力のギャグ作品。
機械音痴で世間知らずのまちに対して、ナツはクマのくせにタブレット端末やら電化製品を操ったり都会にはめちゃくちゃ詳しかったりと、何においても正反対の2人(?)の日常が癖になる笑いを誘います。

そして、もう一つの作品の魅力はきっと主人公でもある、まちの存在でしょう。
まちは村の巫女として神事を行なうときにダイエットDVDみながらやったり、ときには村おこしのためにアイドルをやらされたり、やっと手に入れた電波の入らない携帯電話を眺めては一喜一憂したりと田舎育ちの普通の地味な女の子。
そんなまちを愛でるとほっこりとした気分になれちゃいます。

放送時期はまだ未定ですが、きっと癒しギャグアニメ枠になること間違いなし。今後の続報に期待しましょう。

NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!