みなさん、年末年始はお仕事で忙しいかと思います。
私も締め切りやら繁忙期やら忙しい状態です。
おまけにBL同人誌の紹介文を書く仕事を安請け合いしてしまい、心がバキボキに折れています。
腐海は危険な所ですよ!
そして年末は心が折れるイベントがもう1つ、クリスマスがありますよね!
日本ではリア充格差が如実に表層化されるイベントとして定着していますが、本来はそういったイベントでは無いという事もまた周知の事実。
ということで今回は、クリスマスを描いたアニメをご紹介したいと思います。
『戦場のキックオフ』
第一次世界大戦中。前線で対峙していたドイツ軍とイギリス軍がクリスマスの間だけ休戦して、両軍でクリスマスを祝う実話を元に描かれたアニメ作品。
こちらはソフト化されていないので、視聴は困難となっております。
もし、なんらかの方法で視聴可能になった時は、ぜひ観ていただきたい!
戦場の不条理が描かれた物悲しい作品です。
『東京ゴッドファーザーズ』
今敏監督作品。
オッサン、元ドラァグクイーン、元女子校生のホームレスの3人組がゴミ捨て場で赤ん坊を見つけた事から始まるクリスマスの珍道中。
何年かに1回は、クリスマス近辺になるとテレビ東京系で『ダイ・ハード』と並んで、このアニメが放送されています。
今敏と言えば演出力に秀でた作家ですが、本作は脚本(今敏と信元敬子)も秀逸で、下手な作り手だったら絶対に地味で退屈な作品になっていただろう内容を、全く飽きさせずに観客をグイグイ引き込ませるだけの技術が集約された作品です。
日本でこれほどクリスマスらしいアニメは、なかなか無いかと思います。
『ファーザー・クリスマス』と『スノーマン』
以前、トラウマアニメ特集でも紹介したレイモンド・ブリッグズの原作絵本をアニメ化した作品です。
『風が吹くとき』よりも、この2作の方が日本では浸透しているかもしれません。
『ファーザー・クリスマス』の原作絵本は、『さむがりやのサンタ』というタイトルで出版されています。
サンタさんも、クリスマス以外はただの爺さんです。
『スノーマン』は、自分が作った雪だるまと夜の冒険をするという夢の様な物語なのですが、最後は切ないです。
両作とも無理にアニメーションの様なカラーリングにはせず、レイモンド・ブリッグズの画風を再現しています。
『風が吹くとき』もそうでしたね。
やはり、彼の作品は絵本ならではの絵柄が大事なのかもしれません。
基本的にクリスマスを題材にした作品は、何かしらの「奇跡」が起きる展開が多いです。
みなさんもぜひ、クリスマスの奇跡を堪能してみてはいかがでしょうか?
ところで、長年連れ添った私の愛機であるポメラDM20のキーボードが壊れました。
ポメラは携帯ワープロみたいなもので、ライティングに欠かせない道具だったのですが、とうとう殉職した様です。
サンタさん、ポメラをください…。