先日から放送が開始された「ベイブレードバースト」、ホビアニ好きの皆さんは視聴なさっているかと思います!
腐女子的には、原作と雰囲気の違うシュウの表情やら何やらにざわついていた感じを受けたのですが、みなさんいかがでしたでしょうか?
ところで1話視聴後、ツイッターでの感想をチラチラと見ていたのですが、「ホビアニ特有、ライバルが主人公の彼氏面するやつ」というツイートが目に入りました。
その瞬間、「それな」と納得したのですが、「はて、果たしてそんなに彼氏面するライバル多かったかな?」と冷静になったので、今回はその真偽を軽~く検証してみたいと思います!
ちなみにここでいう彼氏面とは、「こいつの実力は俺が一番わかってるんだぜ」という顔をしつつ、なにかの際には手を差し伸べてくる感じのことを言います。
百合属性の皆さんに分かりやすく言うと、「魔法少女リリカルなのは」におけるフェイトちゃんとなのはさんの関係だったり、「シンフォギア」における響と未来さんの関係です。百合では正妻と称しますが、BLでは彼氏面、旦那と称します。
まずは過去のホビーアニメ
過去といってもあまり遡るとしんどいので、20年前「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」が流行ったあたりを思い返してみましょう。
こちらの主人公は二人。星馬烈、そして豪の兄弟です。ここに関しては完全に兄弟なので、彼氏面というよりはまんま兄貴面。そしてそれがよかった。
その他過去のホビーアニメ作品での主人公とライバルを箇条書きにしてみましょう。
- 「グランダー武蔵」2作目「RV」:主人公、武蔵。ライバルの一人、正次がかなり彼氏面(アニメ限定かも)
- 「爆球連発!スーパービーダマン」:主人公、タマゴ。ガンマが彼氏面してたかと思えば、ガンマに彼氏面する風のビリー現る
- 「メダロット」:主人公イッキ、およびメタビー。むしろイッキがメタビーの彼氏面をしている
- 「激闘!クラッシュギアTURBO」:主人公、コウヤ。ライバルの万願寺が終盤になって凄まじい彼氏面だったことが発覚
- 「遊戯王GX」:主人公、十代。ヨハンが彼氏面してるかなと思ったら、ユベルというガチヤンデレが現れて視聴者困惑
なんかもうここまで挙げただけで遠い目になりたくなってきたので、次は歴代「ベイブレード」シリーズでの主人公とライバルの関係を見てみましょう!
歴代「ベイブレード」作品での主人公とライバル
まずは初代「爆転シュート!ベイブレード」。主人公はタカオ、ライバルはカイ。
3期目「Gレボリューション」にて、タカオと戦いたいがためだけにカイはロシアに出奔。それをきっかけに従来のメンバーが全員別チームに行ってしまい、タカオ、軽く病みます。
しかしそれをものともせずカイは戦うのを楽しみにし続け、タカオが出場しなかった初戦では自らスタジアムアウトするという徹底ぶり。世界大会の決勝でも、さらに後半のBEGA編においてももう「タカオしか見てない感」が凄まじい執着ぶりを見せました。包帯だらけで高いところから登場した時のアレは究極の彼氏面でした。
そして二代目「メタルファイトベイブレード」。主人公は銀河、ライバルはキョウヤ。
2期目の「爆」において、なんかもうほとんど上記「Gレボ」のタカオとカイと同じような流れになる時点ですべてが察せるかと思います。ベイブレードのライバルキャラは主人公と戦うためにわざわざ他国チームに所属しに行かなきゃならんのかと思わせる流れを作ってしまった作品。
劇場版ではしっかりいいところ持って行って銀河をサポートするあたりが彼氏感を覚えさせまくりました。
三代目「メタルファイトベイブレードZERO-G」。主人公はゼロ、ライバルはキラ。
前作と時系列が繋がっているせいもあるのか、カイ、キョウヤと似たポジションのライバルはいないため彼氏面キャラはいなかったような気がします。
というか全体的にキラ様と大道寺が持って行った感が否めない。
上記にあげた以外の作品ももちろんホビーアニメは数多くあるんですが、半数以上の作品でライバルは主人公の彼氏面をするようになっている気がします。
ちなみに筆者の中で最強の彼氏面キャラというと、ホビーアニメと言うのはちょっと憚られるんですが「イナズマイレブン」での豪炎寺でした。お前は「円堂」しかしゃべれんのかと何度思ったか。
そしてここにきて最新作「ベイブレードバースト」での主人公、バルトに対するライバル、シュウの顔の柔和さ。歴代ベイを知っている視聴者からは「お前1話からそんなに主人公大好きでいいの!?ベイのライバルキャラだよ!?」と言わしめているので、未見の人は是非見てみてください!