NO IMAGE

熱血アニメ列伝その8 人とロボの絆の深さに涙!『 勇者警察ジェイデッカー 』

先日発表された、スーパーロボット大戦の版権新作『スーパーロボット大戦V』。先日、こちらでコラムを書いた『宇宙戦艦ヤマト2199』の参戦に、びっくりした方も多いでしょう。

しかし、同等の驚きを与えた参戦作品は、何と言っても『勇者特急マイトガイン』ではないでしょうか?

スパロボシリーズにおいて、所謂「勇者シリーズ」の参戦は、今まで『勇者王ガオガイガー』のみに限られていました。

今回、それ以外の作品の参戦が実現した事で、「勇者シリーズ」がこれからも、ドンドンスパロボに出てくるのを期待している方も多いかもしれませんね。

今回は、列伝で扱うのは『勇者特急マイトガイン』ではなく(いずれこちらも、こちらの列伝で扱いたいと思いますが)、自分が「勇者シリーズ」で一番好きな『勇者警察ジェイデッカー』にしたいと思います。

『 勇者警察ジェイデッカー 』ってどんなアニメ?

『 勇者警察ジェイデッカー 』は、勇者シリーズの5作目にあたる作品で、制作年は1994年。「ジェイデッカー」という名前は、その少し前(2年前の1992年)に発足されたサッカーのプロリーグ「Jリーグ」にちなんで付けられています。

サッカーには、このアニメにはほとんど関係なく(一人サッカーモチーフのロボがいますが)、この『ジェイデッカー』の基本は、「ロボットが活躍する刑事モノ」と言って良いでしょう。

『 勇者警察ジェイデッカー 』のストーリー。

21世紀、高度に発達した科学技術は、人々に恩恵を与えると共に、今までありえなかった犯罪を生む原因ともなりました。

バイオ犯罪、ロボット犯罪。そのような特殊な犯罪に対応する為に、警察が用意したのは、人工知能「超AI」を搭載したロボットの警察官「ブレイブポリスチーム」でした。8人のロボット刑事が、様々な悪に立ち向かいます……!

人工知能の次世代を行く、「感情」を持つAIを搭載したロボット

基本的なあらすじとしては、上記にあげた通りの内容ですが、ブレイブポリスのメンバーが持つ「超AI」が物語のネックとなっています。

あくまで、警視庁が想定していたのは、「機械的に物事を判断する人工知能」という程度のものだったのですが、彼らブレイブポリスは「心」、つまり人間と同じような「感情」を持つに至ります。

その原因を作ったのが、本作品の主人公である、小学生4年生の「友永勇太」君です。

そして、この『勇者警察ジェイデッカー』の魅力は、まさにこの「勇太」君と、ブレイブポリスのメンバー達との心の交流を描いたところにあるのです。

特に、勇太と主役ロボット「デッカード」(このデッカードの強化形態の名前が作品名の「ジェイデッカー」です)の心の交流は見ていて心に響くものがあります。

少なくとも、自分はこのデッカードと勇太君のやり取りで、作品中何回か号泣する話がいくつかありました。バトル系のロボット物は数あれど、「感動」的な内容で「泣かせる」作品というのは、かなり少ないと個人的には思っています。

それほど、勇太君とデッカード達の心の交流は、心温まる感動的なストーリーが展開されています。

主題歌のタイトルにもなっている(そして、最終話近くのサブタイトルにも使われている)「HEART TO HEART」という言葉が、ある意味、この作品の根っこのようなモノを表していると思います。

「心から心へ伝わる気持ち」

勇太君とデッカード達、ブレイブポリスのメンバーは、「以心伝心」という言葉の通りに、心を通わせ、人とロボットの垣根を越えて絆を築かせます。

是非、このロボットと人の絆が丁寧に描かれている、『勇者警察ジェイデッカー』、バンダイチャンネルなどで簡単に見られます。今回のコラムで気になった方は、1話がバンダイチャンネルで無料で見られますので、是非ご覧になってみてください。

 

NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!