2015年春アニメ が始まって約1ヵ月。4月スタートのアニメも出そろい、新しいアニソンがまた出てきた。50本以上も春アニメがあるので、本当に様々なアニソンが存在するのだが、一番の注目は血界戦線のOPがまさかのBUMP OF CHICKEN。ネットでも「はじめ偽バンプかと思ったが本物だった!」という驚きが多く、話題を集めていたが、それ以外にも注目すべき曲はたくさんあるので今回オススメのOP曲を5つ紹介する。
『終わりのセラフ』X.U. / SawanoHiroyuki[nZk]:Gemie
今一番の売れっ子作曲家の澤野弘之。『ガンダムUC』をはじめ、『進撃の巨人』、『キルラキル』など人気アニメの音楽を担当し、ストーリーに華を添えた。
そして、『アルドノア・ゼロ』ではSawanoHiroyuki[nZk]というゲストボーカルを入れたユニットでOPEDをリリースして話題となり、今回満を持して『終わりのセラフ』でも担当することになった。今回の曲のはじめは打ち込みがメインのダンサブルな感じで、サビの部分から力強いサウンドへ変化する。映像とも相まってアニメを最大限に盛り上げる曲である。
『パンチライン』PUNCH LINE! / しょこたん♥でんぱ組
ありそうでなかった「しょこたん」と「でんぱ組.inc」というサブカル系なタッグ。そして作曲はヒャダインこと前山田健一。ふんだんに歌詞に「パンチラ」が出てくる浮ついている感じだが、曲はしっかりとできていてわかりやすくノリやすいものになっている。
近年のヒャダインの曲は詰め込みすぎ感を武器にしている感じだったが、今回は少し前のヒャダインの曲といった感じで聴きづらさもなく純粋に曲を楽しくことができそうだ。
『攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』 あなたを保つもの / 坂本真綾 コーネリアス
攻殻機動隊といえばOrigaの歌が印象的であるが、今年の1月に帰らぬ人となってしまった。彼女に引きついで攻殻機動隊のTV版を歌うことになったのは坂本真綾。コーネリアスとタッグを組んで生まれた「あなたを保つもの」はOrigaの曲とは違う方向性であるが、曲の無機質さや静しけさの中にある躍動感は作品の雰囲気を十分に表している。この夏公開予定の新劇場版の曲も坂本真綾×コーネリアスのタッグなので期待である。
『BAR 嫌われ野菜』もぎたて☆カプレーゼ/トマト(前田玲奈)
このアニメ自体を知らない人も多いであろう。Youtubeと静岡朝日テレビしかやっていないアニメで、嫌いな食べ物に挙げられやすい野菜たちがBARで愚痴るだけというシュールな作品である。
しかし、アニメのエンディングも含め曲が他のアニメと肩を並べるほどにしっかり作られており、ギャップを感じるほどである。1話に5分すらかからないので暇なときに観ても良いかもしれない。
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』春擬き/ やなぎなぎ
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』1期に引き続きやなぎなぎがOPを担当。「ユキトキ」同様に「青春真っ只中です!」といった曲のさわやかさは聴いていて実に爽快である。リズミカルなドラムときれいなピアノの音、さらに途中から入るストリングスはやなぎなぎの声と融合して心地よいアンサンブルを奏でている。
今回、有名なアーティストのものが多くなったが、もぎたて☆カプレーゼのように隠れた良曲もあるので、自分にあったアニソンを色々と探してみてはいかがだろうか。