で、ラグビーってなんだ!? ALLOUT!! を楽しむためのラグビー豆知識

いよいよ放送開始が迫ってきた秋アニメ「 ALLOUT!! 」。原作ガチファンの筆者は日々わくわくし、ライター仲間に布教したり原作を読み返したりと幸せに過ごしています。

同じようにわくわくしている方もこれからわくわくする(はず)の方も、ふと疑問に思うことがあるのではないでしょうか?

で、ラグビーって何よ?と。

筆者もかつて50メートル走11秒台を叩き出した運動オンチ。
正直タックルとトライをふんわり位しか解りませんでした。

そんな初心者さんもALLOUT!!を楽しむ為の、ラグビーのポイントをご紹介します!

ラグビーとはなんぞや?

ラグビーはイギリスラグビー校発祥の紳士のスポーツ。

実はラグビーには二種類あって、チームの人数やルールがことなります。現在日本で広まっているのは、そのうちの『ラグビーユニオン』ALLOUT!! のラグビーも、このラグビーユニオンです。

100×70程度のフィールドで15人の選手が楕円形のボールを奪い合い、得点を競い合います。それぞれの陣地最奥、ゴールラインにはH型のポストが設置されているのが特徴的です。

競技場の中央に横方向に横たわるのがハーフウェイライン。その線に平行に10M、22M地点を表すラインが引かれており、様々なプレーの基準点になります。

相手陣地の最奥、インゴールまでボールを運ぶトライで5点を獲得でき、トライ後に与えられるコンバージョンキックが成功し、H型ポストの横線部分、クロスバーを越えることができれば、追加で2点を獲得できます。

また、プレイ中にボールを地面にワンバウンドさせ、キックするプレーをドロップキックと言い、そのキックでゴールを成功させると、3点を取ることができます。(ドロップゴール)

そして、相手の反則によりペナルティキックの機会を与えられ、ゴールに成功しても同じく3点を獲得できます。(ペナルティゴール)

ラグビーで点を取るには、トライかキック二つの方法があるんですね。

これさえ知っておけば大体OK!

ポジション

前方のポジション8人のフォワード(FW)と後方7人のバックス(BK)に大きく分かれています。

FWの背番号は1から8番。

スクラムを組むメンバーで、パワーが求められる事が多く、チームの中で大柄な選手が務めることが多いポジションです。

BKの背番号は9から15番。

パスやランを求められ、また守備の要となるポジションで、俊敏さやテクニック、司令塔の役目等を担います。BKに比べるとチームの中では小柄な選手が配置されることが多いポジションです。

取りあえず前方にはパスできない

仲間へのパスは常に真横もしくは自分より後方にしかできません。サッカーの様に、自分より前を走る味方にパスを出すのは反則です。また、自分より前にボールを落としてもダメです。それぞれ、スローフォワード、ノックオンと言います。
「神高のスローフォワード!(神高が前方にパス出したよねダメ!)」
「慶常のノックオン!(慶常がボール前に落としたよアウトー!)」
こんな審判さんの声が聞こえたら取りあえず「あぁボールうっかり前に投げちゃったり落としたりしたってことね」でOKです。

つまり、攻撃側はボールを持っている選手が一番先頭に立って、相手陣地に攻め入っていく事になります。

守備側はこの進行を止めなければなりません。

そこでタックルの出番!

守備側の選手は、ボールを持って攻め入ってくる相手選手に飛びかかり、押し倒したり、引き倒したり、尻餅をつかせたりすることで、進行を妨害します。

このタックルがラグビーの大きな魅力の一つです。

タックルを受けた選手はボールを手放さなければなりません。故意にボールを手放さなければ、ノット・リリース・ザ・ボールという反則になってしまいます。

倒れたものはプレーに参加できないなんて、筆者は紳士というより武士道の趣きを感じてしまいます。

ラグビーは力を抑制せず、全力で相手にぶつかっていくスポーツ。

その迫力を堪能できるもう一つのプレイが、そうスクラムです。

軽い反則から試合を再開する方法で、両チーム15名のうち、前方のポジション8人(FW)が組み合い、両チームが組み合った中間に、一方のチームのプレーヤー(スクラムハーフ)がボールを投げ入れ、組み合った両チームが互いを押し合います。

このスクラムの最中、激しい組合の下では何が行われているのかというと……。

スクラムハーフが投げ入れたボールを、スクラムの一番後ろのプレーヤーが取り出せるように、仲間のチームが足で後ろに掻き出しているのです。

無事にスクラムの後ろにいるチームメイトがボールを取り出せると、そのままリスタート(試合再開)となります。
が、敵側の圧力が強かったり、上手く後方へボールを送れないと逆に相手チームにボールを奪われてしまうこともあります。

ぶつかり合って一進一退しているスクラムの下では、ボールの支配権を巡った激しい戦いが行われているんですね。

ALLOUT!! をもっと楽しむ豆知識のまとめ

  • ラグビーは全力で相手に接触してよいフルコンタクトスポーツ。
  • 得点はトライかキックで入るが、それぞれ入る特典が違う。
  • ボールを持っている人がチームの先頭を走る。
  • ポジションは前8人のFWと後ろ7人のBKに分かれている。
  • 自分より前にパスをしてはいけないし、落としてもダメ。
  • 守備側はボールを運ぶプレイヤーに対しタックルを仕掛け、ボールを手放させて進行を止めようとする
  • スクラムはタックルされた選手がボールを手放さない等、軽微な反則から試合を再開させる方法。

ちょっとした知識があると、ALLOUT!!を観ながら、「これがスクラム……」「あ、ボール前に落としちゃった」「ぽよぽよFW可愛いよぉ」

なんて、楽しみの幅が広がるのではないでしょうか?

筆者もまだまだ勉強中ですが、作中に出てきたルールや反則を調べてみると、面白さが深まりました。

上手に纏めることができたらまたご紹介したいと思います。

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