艦娘シリーズ⑱まさか最終話の最後の最後で彗星のごとく登場した、期待の新星、装甲空母大鳳ちゃんコラムです!
さて、公開まで一カ月を切りましたね。うん…切りましたね…(゚Д゚;)
ちょっとペース上げないといけないことはわかっております…うん、わかっております…(゚Д゚;)…
はい、この瞬間にも時間は迫ってきますので…はい、頑張ります…はい(笑)
というわけで、今回は最終話のそれも終盤に彗星のごとく、現れ、セリフが用意されているキャラとしては最も短い登場シーンを誇った、大鳳ちゃんを紹介します!!
ゲームでは、超入手困難&「中破」でも攻撃できる救世主「装甲空母大鳳ちゃん」
ゲームでは非常に有名な大鳳ちゃんですが、ブッキー他主力艦隊の窮地を救ったという美味しい役で登場します。しかも、その登場シーンが非常にビミューのタイミングで、しかも最終話の終盤の終盤に彗星のごとく現れ、まさに彗星のごとくあっという間に姿を消すという、いろんな意味で製作スタッフ、流石です(笑)
アニメでは、出撃した長門ちゃん他、総出撃した艦娘達を敵機から救った大鳳ちゃんですが、その大鳳ちゃんを見た、ブッキー他出撃した艦娘たちは
「あれ誰?」
とか、軽く(“゚д゚)ポカーンとしていましたね(笑)
ちょっとちょっと、皆さん?誰か知らないのはわかるのですが、危機を救ってくれたのですから(笑)そんな顔をしなくても…(笑)
と、大鳳ちゃん、テレビアニメでは、ここで主な登場シーンは終わります(笑)なんというチョイ役!!
筆者は、「おお!!ついに大鳳ちゃんキター( ゚Д゚)!!」 と、叫びましたが、主な登場シーンはここで終了です(笑)
まあ確かに、史実では帝国海軍の艦艇の中では1944年に進水を迎えた当時かなり新しい船なので、歴史に基づいているのはわかるのですが~(笑)
大鳳ちゃんは人気イラストレーター島田フミカネ氏のデザイン
そんな大鳳ちゃんですがゲームでのイラストは、筆者が世界で一番愛するアニメ「ガールズ&パンツァ―」のキャラデザイン原案を担当していた人気イラストレーター島田フミカネ氏のデザインということもあり、ゲーム艦これに登場時には、かなり話題になったみたいで、盛り上がり、そして悲鳴が上がりました(笑)
なぜなら、ゲームでの大鳳ちゃんは、艦これでの大博打「大型建造」でしか手に入らず、出現確率が低すぎたため、ツイッターでは各提督から、資材不足からくる悲鳴が(笑)
しかしですね、筆者は持っています。当たった瞬間、「嬉しい悲鳴」を上げました(笑)
しかもゲームでは、通常空母は「中破」すると発着艦ができなくなり、敵に対して攻撃できなくなりますが、この大鳳ちゃんは違う!「中破」でも発着艦ができるまさに、秘密兵器なのです!!
史実では初出撃で轟沈した、帝国海軍初の「装甲空母」大鳳

大鳳は1944年という大戦末期に生まれた空母で、帝国海軍としては初めて飛行甲板を装甲で覆うという設計がなされた空母でした。
空母は基本的に敵の攻撃には弱く、飛行甲板が生命線なのでそこを攻撃されるとたちまち沈没の危機にさらされることになります。ミッドウェー海戦でも、赤城、加賀、飛龍、蒼龍がたちまちアメリカ軍の急降下爆撃機の攻撃により沈没しましたが、このときも飛行甲板を狙われました。
しかし、大鳳の場合、高度700メートルから500キロ爆弾を投下する急降下爆撃機の攻撃に耐えられるよう設計され、その結果飛行甲板の50%を装甲で覆うというまさに「装甲空母」となり、当時の「打たれ強い」最新鋭空母として生まれました。
装甲空母大鳳 最後の戦いマリアナ沖海戦
そして大鳳は、その3か月後に、日本の運命を握った作戦にデビュー戦として参加し、そして最後の戦いになります。それがマリアナ沖海戦です。
当時日本が本土防衛に必要に地域であるとされていた、いわゆる「絶対国防圏」の一つであるマリアナ諸島に、アメリカ軍が進撃します。アメリカ軍はこの地域に飛行場を作り、アメリカ軍の超長距離爆撃機「B-29」(ボーイング29)の離発着を行い、日本本土を爆撃しようと目論んでいまいた。
帝国海軍はこれに対し、総力を挙げて阻止しようと大艦隊を派遣します。
このとき、日本軍が取った戦法が「アウトレンジ戦法」でした。これは簡単に言えば、航続距離の長い日本の航空機の特徴を生かし、航続距離の短いアメリカ軍機を攻撃範囲外に留まらせて、航空隊が一気にアメリカ艦隊に攻撃を仕掛けるものでしたが、当時の海軍は多くのベテランパイロットが戦死し、航空隊の練度が著しく低下していました。
特に「零戦」に代表される日本の航空機は、航続距離や運動性が優れている代わりに、軽く作られているため、敵の攻撃に弱いという欠点がありました。つまり、生き残るも、敵を攻撃するも、パイロットの技術が直接かかわってくるという特徴がありました。アメリカ軍は鹵獲した零戦を徹底的に調べ、最新鋭戦闘機「F6F」ヘルキャットなどの優秀な兵器の開発に繋げます。
そして、始まったマリアナ沖海戦は帝国海軍の大敗北になります。
「万全の訓練と補給があれば七面鳥とは呼ばせないわ」
「アウトレンジ戦法」によって飛び立った海軍航空隊はアメリカ艦隊のレーダーにより、待ち伏せされ、アメリカ航空隊により次々に撃墜されました。結果、ほとんど戦果はなく、航空隊の大半を失ってしまい、あまりにも一方的なこの戦いを、アメリカ軍は「マリアナの七面鳥撃」と呼びました。
ゲームで大鳳ちゃんが
「万全の訓練と補給があれば七面鳥とは呼ばせないわ」と言っているのは、これが元ネタと思われます。
完成からわずか3ヶ月で沈没。最新鋭装甲空母「大鳳」の最後
この戦いで、大鳳はアメリカ潜水艦からの魚雷を受け、このときは沈没はしなかったものの、ガソリンタンクに被害を受けており、燃料が漏れていました。そして数時間後、大鳳は不時着をした戦闘機を収容した時の衝撃で、漏れて気化していた燃料に引火し、大爆発を起こし轟沈しました。最新鋭の装甲空母大鳳として完成し、わずか3か月後の事でした。
帝国海軍は大半の航空隊と、空母「翔鶴」「飛鷹」そして「大鳳」という重要な戦力を一気に失い、大敗北を喫しました。その後、マリアナ諸島は、アメリカ軍の手に落ち、アメリカ軍はここを拠点に「B-29」による、「東京大空襲」に代表される、本土爆撃を行いました。
弓矢ではなくボウガンと自動拳銃を使うのが大鳳ちゃんなのです
このように、最新鋭空母として生まれた大鳳ですが、アニメではほかの空母のように弓矢を使わず、ボウガンと自動拳銃を組み合わせた武器で敵機を攻撃していました。この辺も、大戦末期に完成した最新鋭機を反映している物であると思われますが、その生涯は実戦投入された艦艇としては非常に短い生涯でした。
アニメでも、かなりチョイ役になってはいましたが、予想に反して劇場版では大暴れするチョイ役を期待したいですね!(チョイ役かよ!)いや、筆者的には、主役でも構いませんよ?制作スタッフさん?(笑)