今や王道ジャンル!?『 異世界召喚・転生系ファンタジー 』アニメおすすめ6選

劇場版の発表がされたアニメ『オーバーロード』や第2期の決定している『この素晴らしい世界に祝福を!』などなど、剣と魔法の異世界ファンタジーの世界というのはいつの時代も憧れですよね。

中でも、異世界に転生しちゃう系のファンタジー、いわゆる『異世界召喚モノ』は今や王道ジャンルの一つといっても過言ではないかも知れません。

『聖戦士ダンバイン』とか『エルフを狩るモノたち』など、わりと昔からあるこのジャンルですがライトノベルの普及で一気に増加傾向にある気がするこのジャンル。

今回は、2000年代以降の『 異世界召喚・転生系ファンタジー 』オススメ作品をご紹介していきたいと思います。

『ゼロの使い魔』

ゼロの使い魔 3期キービジュアル
やはり、異世界召喚モノの聞いて真っ先にこれを思い浮かべた人は多いのではないでしょうか。

魔法の才能や力がなく”ゼロのルイズ”と馬鹿にされていた、出来損ないの魔法使い『ルイズ』に間違って”使い魔”として異世界・ハルケギニアに召喚された、平凡な高校生・平賀才人の冒険譚を描いたヤマグチノボルさんの大人気ライトノベルシリーズ。
TVアニメも第4期まで制作され、声優の釘宮理恵さんのイメージを1発で印象づけた偉大なツンデレキャラクター『ルイズ』を生み出したことでも有名でしょう。
涼宮ハルヒや灼眼のシャナといった00年代のラノベアニメの代表格とも言える作品です。

貴族制の残る中世ヨーロッパを彷彿とさせる産業と街並み、そこに剣と魔法が混同する作り込まれた世界観。
一人わけもわからずにワガママ魔法使いに使役される使い魔として異世界に召喚されてしまった、普段は平凡な才人。
でも伝説の使い魔として、びしっと決める時は決める才人にいつしか周りのキャラクターも惹かれ始める…。

まさに王道異世界ファンタジーと異世界ハーレムラブコメのフレームワークを築いたと言っても過言ではないでしょう。少なからずとも影響を受けた作品は多いと思います。
魔法中心のファンタジー要素が強すぎず、ハーレムラブコメ要素も強すぎない両面のバランスがうまくミックスされた素晴らしい作品です。

公式サイト:TVアニメ ゼロの使い魔F|オフィシャルウェブサイト
©2012 ヤマグチノボル・メディアファクトリー/ゼロの使い魔F製作委員会

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『DOG DAYS』

dogdays
『魔法少女リリカルなのは』シリーズでおなじみのメインスタッフの制作によるオリジナルアニメシリーズ。

戦争が死傷者のでないスポーツ感覚で平和に行われる地球とは隔絶された世界・フロニャルド。
ガレット共和国に”戦”で度重なる敗戦を喫していたビスコッティ共和国は、この窮地を脱するため異世界から『勇者召喚』を行うことを決意。
そんな異世界・フロニャルドに勇者として召喚されたのは地球の高校生・シンクだった。
フロニャルド全土で巻き起こる、愛と勇気と耳としっぽの異世界ファンタジー物語。

TVアニメも第3期まで制作され回を増す事にキャラクターが増えていきドタバタ感が増していきます。
上述の通り争いは平和に行われており、シリアスな展開も多すぎず、女の子のキャラクターは多いですがハーレムラブコメというわけでもありません。
可愛いキャラクターたちのやりとりをまったりと観られるファンタジー作品です。非常に豪華なキャスト陣や主題歌、挿入歌にも注目のアニメです。

公式サイト:TVアニメ「DOG DAYS″」オフィシャルサイト
© PROJECT DD3

『オーバーロード』

オーバーロード
原作は丸山くがねさんによる異世界ファンタジー小説。

時代は近未来。現実の世界のように体感できる仮想現実体感型ネットゲーム『ユグドラシル』。しかしいつしか人気に陰りが出始め、長い稼働期間を経て終了の時が迫っていた。
そのゲームのヘビーユーザーで、ゲーム内の最王手ギルド『アインズ・ウール・ゴウン』の長をつとめた主人公がサービス終了の時をゲーム内の世界で待っていた。
…が、いつまで待ってもゲームは終わらず、気づくとログアウトできず、ゲームコマンドも消え、NPCたちが意思をもったように話しかけてくる。

まるでゲームの世界が現実となり、その異世界に迷い込んでしまったかのように..。といった作品。

主人公は勇者的なポジション。元はただの一般人だったので最初のうちは迷い込んだ異世界に戸惑いながらも覚醒して活躍。いつしかヒロインたちとのハーレムが形成されて…。なんていうのが異世界ファンタジーモノあるある。

この「オーバーロード」も、主人公はイケメン勇者ポジションで最初は弱くて苦労を重ねていくうちに……とはまったくの真逆!!

主人公はアンデッド族の最高峰クラス『オーバーロード』であり、見た目は死神を彷彿とさせる骸骨の姿をした魔王のような存在。弱いわけもなく最初から最強!!
気づいたら迷い込んだでいたこの異世界も最近までプレイしていたネトゲの世界とそっくりなので戦闘面や異世界に不慣れなわけではなく、とにかく迫りくる敵をその強大な力で跳ね除けていくまさにダークヒーロー的な存在!

しかも、従える部下たちも相当の強者ばかりという無双っぷり。

でも、いわゆる『俺TUEEEEE』ジャンルで終わらないのがこの作品の魅力。モモンガ様は見た目は魔王で武力や魔力こそ最強なれど、中身はただの冴えないサラリーマン故に、どうも自分に自信がなかったり、忠誠を誓う部下たちに戸惑ったりと妙に人間性のある二面性のギャップが魅力という人も多い。
また、最強の部下シャルティアとの戦いでは、能力的にはお互いに最強レベルなのですが種族の特性上モモンガの方が弱いという設定。そしてMMORPGの異世界ならではのバフやアイテムを使った完全にテクニカルなバトルに発展していく、単に最強の魔法をふりかざすだけの単調なバトルシーンにならないのも面白いポイント!

劇場版で新作情報などにも期待がかかる作品です。

公式サイト:TVアニメ「オーバーロード」オフィシャルサイト
© 丸山くがね・KADOKAWA刊/オーバーロード製作委員会

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『.hack//SIGN』

.hack//SIGN
上述のように異世界ファンタジーの中でも、ネットゲームの世界をテーマにしたアニメ作品はぐっと増えている印象にあります。
「.hack」シリーズもそんな、ネットゲームの世界をテーマにした異世界ファンタジーの一つ。

2001年に押井守監督の『アヴァロン』という、仮想現実ネットゲームの世界で繰り広げられるプレイヤーたちを描いたSF実写映画が公開され、その1年後の2002年には、『.hack』のアニメの放送そして『ソードアートオンライン』のプロットとなるweb小説が公開されました。
まさにネットゲームを題材にした異世界ファンタジーアニメ作品の先駆けである『.hack』シリーズは、TVゲーム、小説、アニメと様々な媒体のメディアミックスで複雑に展開される壮大なストーリーを少しずつ補間しながら世界の真実に迫っていきます。

アニメ作品だけでもTVアニメやOVA、劇場版など5作品以上あります!いかにこの作品が根強くファンから愛されてるかがわかると思います

全てのストーリーの根幹にあるのは天才プログラマーのハロルド・ヒューイックとエマ・ウィーラントが遺した“黄昏の碑文”を元にして基本システムを作り上げた“The World”と呼ばれる体感型の仮想現実ネットゲーム。
このネットゲームが爆発的な人気を誇っている近未来を舞台に、ゲームの世界そしてリアルの世界で起こる様々な事件を描いたファンタジー作品。

そして、原作ゲームの第1作の半年前を描いたアニメが『.hack//SIGN』。

主人公は原因不明のトラブルによってゲームの世界からログアウト出来なくなったプレイヤー・司。彼は正規には存在しないはずの外見を持つ猫型PCとの関係、そして謎のモンスター・ガーディアンとの関連を疑われ、プレイヤー有志によって構成される自治団「紅衣の騎士団」より『The World』を崩壊させる危険人物として見なされ、追われることとなる。この世界の本当の闇とは果して、そして司はこのゲームの世界からログアウトできるのかというストーリー。

『.hack』シリーズの魅力はなんといってもそのストーリーの圧倒的な壮大感。述べたとおり、様々なシリーズがメディアミックスで展開されそれぞれがこの「.hack」という世界と歴史を少しずつ紐解いています。その導入部とも云えるのがこの『.hack//SIGN』なんです。
まずはこのアニメから『.hack』シリーズにどっぷりと使ってみてはいかがでしょうか!?

公式サイト:『.hack//SIGN』
©Project .hack

『ノーゲームノーライフ』

ノーゲーム・ノーライフ
2014年にアニメが放送され、劇場版の制作も決定している本作は、榎宮祐さんのライトノベルが原作。

ネット上では都市伝説とまで言われた完全無敗を誇る天才ゲーマー兄妹『空』と『白』。
『「 」(空白)に敗北はない』を信条に、あらゆるゲームで勝ち続けてきた二人ですが、リアルの世界では引きこもりで、お互いが認識できる範囲にいないと他者とコミュニケーションがとれないほど。
この世にもはや敵はなく、人生をクソゲーと言い放つそんな二人の前に突如として現れたのは、一切の争いが禁じられ、全てがゲームで決まる異世界『ディスボード』の唯一神・テト。
テトにより二人は異世界ディスボードへと召喚されてしまう。そして世界の仕組みと、この世界では16種存在する種族の中で人類種が最弱であり絶滅の危機に瀕している知った二人は、この異世界で救世主となるべく立ち上がるといったストーリー。

異世界ファンタジーといって思い浮かべるのはやはり、剣と魔法のスペクタクル! ですが、この作品の特徴はバトルや戦争が”ゲーム”という頭脳バトルに変換されているところ。

そして、そのゲームの内容や駆け引きが熱くて面白い。登場するゲームは「しりとり」やジャンケン、ボードゲームなど至極単純で馴染み深いゲームなのですが、そこに”異世界ファンタジーならではの駆け引き”が介入していきます。

例えば、天翼族のジブリールと対戦した「しりとり」では、お互いが言い合った言葉が『その場にあれば”消え”、その場に無ければ”具現化”する』といった異世界のルールに従って行われます。
最終的には、空が世界から『クーロン力』を消失させて、超新星爆発を引き起こして続行不可にさせるという荒業で勝利するのですが、このように一つ一つのゲームがファンタジー級のスケールで展開されていきます。そして人類種のゲーマーである空白コンビが様々な駆け引きを駆使して勝利していくのです。

まさに『ライアーゲーム』や『カイジ』のような頭脳的駆け引きのゲームバトルに異世界ファンタジーを掛け合わせた新しいタイプの異世界召喚系ファンタジー作品です。

公式サイト:『ノーゲーム・ノーライフ』アニメ公式サイト

『はたらく魔王様』

「 はたらく魔王さま! 」 真奥貞夫 がモテまくる!その理由は?
和ヶ原聡司さんのライトノベルシリーズが原作の作品で、2013年にTVアニメ化されました。

かつて、魔界で栄華を誇った闇の魔王・サタンは勇者エミリアの猛攻に敗北寸前まで追い込まれていました。最後の力で腹心のアルシエルと共に別世界へのゲートを開き、そこに逃げ込むことを成功させるもそこは自分たちのいた世界とはまったく違う異世界・現代日本。

魔力を失った魔王は仕方なく「真奧貞夫」と名を変え、東京の六畳一間のアパートを拠点に、いつの日かこの異世界を征服するため今日もアルバイトに励む日々を送る。

さらにそこに魔王のあとを追い現代日本にやってきたもののOLとしてはたらいている勇者エミリアも加わり、庶民派魔王さまのドタバタファンタジーはますます加速していく…いったストーリー。

普通の一般人が異世界に迷い込む異世界ファンタジーは違う、異世界の住人である魔王が異世界である現代に迷い込んで普通の生活に溶け込んでしまうという、まさに”逆”異世界召喚系ファンタジー作品。

アニメ終盤では、少しずつ力を取り戻した魔王が同じく魔界から来た大天使とバトルを繰り広げるなんてファンタジーらしい展開もありますが、基本的には現代に順応しすぎな魔王と勇者が織り成すシュールでほのぼのギャグのまさに庶民派ファンタジー作品です。

一般人である、ちーちゃんこと佐々木千穂とエミリアの魔王をめぐるほのかな恋愛要素!?にも注目です。

公式サイト:TVアニメ『はたらく魔王さま』 | 公式サイト
(C)和ヶ原聡司/アスキー・メディアワークス/HM Project

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