終末のイゼッタ 第6話「 穏やかな日々に… 」【感想レビュー】

アバンとラストがしんどいのに日常回は非常に穏やかで楽しくてそのギャップが辛い。

今回で折り返しを迎える「 終末のイゼッタ 」、そろそろ他国の動きも気になってくる頃合いです。

そんな第6話、あらすじと感想に参りたいと思います。

終末のイゼッタ 第6話「 穏やかな日々に… 」

イゼッタの秘密を知ってしまったヨナス一等兵は、陣営に駆け戻ると思わず知ってしまったという事実を漏らしてしまう。しかも、それを聞いたのはゲルマニア帝国の諜報員だった。

そんな中、イゼッタとフィーネはつかの間の穏やかな一日を満喫する。

白き魔女としての気品ある振る舞いを学ぶため、ダンスのレッスンを受けるイゼッタ。

レッスン終了後は紅茶をたしなむが、その際にフィーネが好物にしているパイが久し振りに販売されるという話になり、イゼッタたちは店頭で舌鼓を打つため変装して店に入り込む。

しかしゲルマニア側は裏腹に、首都ノイエベルリンに建てられた帝立技術工廠に赴く。

そこではバスラー大尉専用機の開発とともに、ゲルマニア皇帝たちが魔女の存在を確信するに至る第9設計局という隠された機関があった。

大半はとっても可愛い日常回でした!

とりあえず、誰がなぜ姫様のドレスをイゼッタに着せようと思ったのか聞きたい。ロッテちゃんか。それともエルヴィラさんですか。誰が言い出したんですか本当に。そしてなぜ誰も止めなかったんですか。

どう考えたって無理じゃないですか。ねぇ。コルセットとかいう以前に、ねぇ。おかげで姫様ちょっと不貞腐れちゃったじゃないですか。

そりゃあんだけ圧倒的物量を誇る大国にばっかり囲まれて、自分の小国さを突き付けられたらそうなるわ。

でも姫様はスレンダーさと清楚さと持ち前の気品で勝負できる方なので自信をもって胸を張っていただきたいと思います。

しかし今回はイゼッタの田舎育ちで働き者な性格、そして姫様のちょっとお転婆なところも見れて非常に魅力的でした。

そして姫様がどれだけ一般国民に慕われているか、それがどれだけエイルシュタットという国の防衛に力を与えているのか。パイ屋さんの下りで、それを視覚的に見て取れた回だったと思います。

それとは別に、バターたっぷりのおいしいパイを食べたくなった人も食べたくなった飯テロ回でもありました。

ドイツ語圏のケーキは基本的にずっしりと重く、ふんわり軽いというケーキはほとんど存在しないらしいですね。

キルシュパイも日本人からすると一食に相当する量があるようです。あっちの方々ってめっちゃ食べるよね。

残念ながら日本でキルシュパイを食べられるお店はあまりないようですが、ちょっとあちらの文化にも触れてみたくなる部分でしたね。

そうだろうとは思ってたけど、テンションの落差もズッシリと。

 

終末のイゼッタ 6
画像引用元:© 終末のイゼッタ製作委員会

そしてキルシュパイと同じく、今回のラストではそのテンション落差がズッシリと効きました。

ヨナスくんは陣営に戻っての第一声があれだった時点で「あーダメだこの子は口が軽すぎる」と思ったんですが、まさかこんなに早くとは……。

これで、公式サイトのキャラ表に名前が連なっていてもサックリ消されるキャラクターもいるということが分かりました。もう誰も楽観視できない。

しかもジークも決して悪人ではなく、エイルシュタットを守るために自ら汚れ役を引き受けて、姫様ではできない策略をも駆使しようという責任感からくる行動なので憎めなさです。

こちらの汚れ役、ジークとあちらの汚れ役、ベルクマン少佐の知恵比べみたいな展開になるのかもしれないと思うとワクワクもしてきます。

ところで第9設計局のあのバナー、ウロボロスという意見も見られましたが尾を嚙んではいない、および双頭ということを加味して考えると、アンフィスバエナなのかなとも思いました。

「両方向に進める」という意味を持つこの蛇は欧州の紋章に用いられることも多いらしいのですが、この場面で描写されたことに意味があるならやはりゲルマニア帝国が化学、魔術両方を手にしているとも考えられないでしょうか。

でもその上に描かれた単眼の梟の意味が掴めないので、この部分を含めてまだまだ謎が深そうです。

さて、次回はブリタニアでの会議です。イゼッタを伴っていくということは、そこにレイラインが通っているということだと思うので、魔法での戦闘が楽しみですね!

終末のイゼッタ 感想レビューのまとめ

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