舟を編む 第11話(最終回)「灯」 【感想レビュー】

こんにちは。吉野です。もう後、約1週間で今年も終わりですが、2016年は、皆さまにとって、どのような1年でしたか?

私は、とにかく「仕事!!」という感じの年でした(笑)

けれど、『舟を編む』の辞書編集部員たちのように、業に突き動かされている感じなので、苦しくはあるけれど、嫌ではないんですよね。

来年も、2016年同様に仕事を頑張りつつ、されど、前回のコラムで書いたように、プライベートも大事にしていきたいと思います。

皆さま、お身体に気を付けて、良いお年をお迎え下さいね。

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≪『舟を編む』×『昭和元禄落語心中』夢のコラボレーションが実現!≫

舟を編むの最終回放送を記念し、2017年1月から放送予定の、アニメ第2期『昭和元禄落語心中 -助六再び篇-』とコラボした「年賀コラボビジュアル」が公開されました!

『昭和元禄落語心中』からは、八雲師匠と与太郎が、『舟を編む』からは、馬締光也と西岡正志が登場し、
新年のご挨拶を行うビジュアルとなっています。

年賀状サイズになっているので、画像として保存して、プリンターで印刷すると、今年の年賀状としても活用出来るとのことです。

こちらの2作品が好きな方には、たまらない年賀状になりますね!

「年賀コラボビジュアル」は、公式WEBサイトで見ることが出来ます。

『舟を編む』公式WEBサイト:http://www.funewoamu.com/

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では、早速、最終話 第11話のまとめを、書いていきたいと思います。

舟を編む 第11話(最終回)「灯」

「大渡海」の刷り出しを持ち、松本先生の自宅へと向かう、馬締と荒木。

松本先生は、刷り出しを受け取ると、嬉しそうに紙に触れ、辞書への思いを語り始めた。

そしてその後、馬締たちに、食道に癌が見つかったことを告げる――

季節が変わり、ついに完成間近となった「大渡海」。

ところが、ある日、松本先生の奥さんから電話が入り……?!

松本先生の病気は……

松本先生が癌だと知り、言葉を失う馬締と荒木。前話から、奥さんの笑顔が曇っていたのは、先生がもう長く生きられないことを知っていたためだったのですね。

亡くなる直前まで、辞書のことを考え続けていた松本先生。

自身のやりたいことに、そこまで没頭出来ていたなんて、本当に幸せな人生だったのだと思います。

辞書編集部員宛の手紙にあった、「感謝という言葉以上の言葉がないか、あの世があるならあの世で用例採集するつもりです」という一文は、切ないけれど、松本先生の温かい人柄を感じました。

辞書は完成してからが本番

舟を編む 第11話(最終回)「灯」
画像引用元:© 玄武書房辞書編集部

「より精度と確度を上げるため、刊行後も用例採集に努め、改訂改版に備えなければなりません」と、刷り出しに触れながら、穏やかに話す松本先生。

辞書は”生き物”ゆえ、辞書作りに完成はないんですよね。

一般的には「僕たちの仕事に終わりなんて永遠にない」と言われたら、気分が萎えてしまう方も少なくないと思いますが、

馬締たちは、言葉の舟を編み続けられることを喜んでいる様子。これほどの”天職”に就けるなんて、本当に素晴らしいことですよね。


原作とは所々違うところもありましたが、アニメ版『舟を編む』のオリジナルのセリフの中には、とても心に残るものが多く、

初回放送から最終話まで、毎話、見入っていました。

『舟を編む』の制作に携わった全ての方々、素敵な作品をありがとうございました。

後ほど、『舟を編む』の総括コラムを書かせて頂きますので、そちらもお読み頂けますと幸いです。

よろしくお願い致します。

舟を編む 感想レビューのまとめ

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