みなさん、花丸ロスはそろそろ癒えた頃でしょうか。それとも大包平の発表でロスなんてとっくにぶっとんでいたか、フィギュアスケートアニメのロスのほうが根深い感じでしょうか。どれもまた、オタクとして正しい姿だと思います。みんな元気に生きていこう!
そんな中で、大人気ゲーム「刀剣乱舞」の初めてのアニメ化作品としていろいろと注目を浴びたこの作品も最終回を迎えて少々経ちました。各キャラクターの描かれ方や出番に色々と思うところもあった方も多いかと思います。
放送時、いろいろとあったのもすでに懐かしく思える時間の速さが恐ろしいですが、今回は1クール楽しんだその総括を記事にしていきたいと思います。
日常アニメってこんな風に楽しむものなんだな
この「 刀剣乱舞-花丸- 」を視聴するまで、筆者は日常アニメって非常に苦手なジャンルでした。
元々が「 ヘルシング 」などのアクション作品、「 爆走兄弟レッツ&ゴー!! 」などのホビーアニメ、「ガンダム」「マクロス」シリーズなどのロボットアニメを主に愛好している人間なので、起承転結の起伏が緩く、ただただ普通の日常を可愛く描いた作品の楽しみ方がいまいち分かっていませんでした。
しかしこの作品は元のゲームを多少なりともプレイしていたこともあって、すんなり「可愛くって癒されるー!」という楽しみ方ができました!
原作ゲームがキャラクター同士の会話なども特殊な組み合わせでないと発動しないシステムのため、「このキャラたちはこうやって会話するのもいいな」「こいつらが揃うとこんなことばっかりやってんのか!」など、ゲームだけでは見られなかった生き生きとしたキャラクター性を楽しむことができたと思います。
言い方は悪いですが、キャラクターの性格を深く描写しないキャラカタログ的な原作ゲームに対し、この「 刀剣乱舞-花丸- 」は少ないゲーム内セリフや服装、もしくは二次創作者の間で広まっているキャラクター解釈を取り入れて各キャラを動かし、できるだけ多くのファンが楽しく、笑って視聴できるアニメとして作ったのではないかなという印象を受けました。
「 刀剣乱舞-花丸- 」に不満がなかったと言えば嘘になる

しかしこの作品、放送時にTwitterなどでちょっとした暴言などが飛び出して物議を醸したりもしていました。あの意見に同意はできませんでしたが、皆さん何かしらの不満はあったのも事実ではないかと思います。
キャラクターの人数が多いにもかかわらず出番にかなりの偏りが見られたり、あまりにも既存の二次創作から影響を受けすぎていたり、んんん??となる部分は視聴者それぞれにあったのではないでしょうか。
このアニメを視聴した結果、自分の考えていたキャラクター像とズレがあったなどで苦手になってしまったキャラクターもいるかもしれません。ですが反対に、今までどんなキャラか掴めずにいたけど、こういうキャラだったのか!と青天の霹靂で好感を抱いたキャラもいたのではないでしょうか?
筆者にとって、歌仙兼定がそうでした。雅さにこだわり、雅さを感じられない相手にはちょっと物言いがキツイ、近寄りがたいイメージがあったんですが、山姥切との会話が可愛くて可愛くて……お前はお母さんなのか……!ってほのぼのして見てしまいました。
受け入れられない人は仕方ないけれど、受け入れられる人に対してはこういう風にキャラクターを違う側面から見てみても面白いんじゃない?というちょっとした提案をしてくれた作品になったのではないかなと思います。
打刀、「極」実装くるか!?
結局このアニメはザックリ言って、12話使って安定が沖田総司への未練をひとまず胸の中にしまい、今の主のためだけに刀を振るうことを受け入れる、切り替えられるようになるという成長物語でした。
原作ゲームのセリフでもあれだけ沖田くん沖田くん言っている安定なので、成長物語にしてもここまでやらなきゃダメなのか……という気さえもしましたが……なにより、最終回で各地の審神者がお?っと思ったのが、安定が旅に出てまた帰ってきたあたり。
さらに沖田総司本人に会っているという部分を含めて、「これ、打刀にも「極」が実装されるってことじゃない!?」とざわめきました。
まぁ短刀だけが「極」になるってことはないでしょうから!いつかは来ると信じてはいるんですが!!
それでもゲーム公式からなんの告知もない状況でのあの演出に、色めき立っている審神者各位。連隊戦を勝ち抜き御歳魂をゲットしつつ、打刀「極」の実装を心待ちにしておきましょう!!
最後になりましたが、この作品の感想コラムを担当させていただき、本当に楽しかったです。
冬期アニメはまだ担当するか不明な部分も多いですが、新年もどうぞ楽しいオタクライフをお送りくださいね!!