ココアさんは『ご注文はうさぎですか?』の主人公です。cvは佐倉綾音さん。『魔法少女育成計画』ラ・ピュセル、『僕のヒーローアカデミア』麗日お茶子、『SHOW BY ROCK!!』モアなどを演じている声優です。
今までもいくつかごちうさキャラレビューを書いてきましたが、実は主人公がまだでした。ので、やっちゃおうと思います。ちなみに、前回書いた記事は紛らわしい感じになっているんですが、ココアのお母さんのことであって、ココアの記事ではないんです。
というわけで、さっそく始めちゃいましょう!
誰とでも友達になれて可愛い ココア さん
――いいねいいね! どれも冒険心をくすぐられるよ!
ココアさんのモットーは、「出会って3秒で友達」です。さらっと言っていますが、なにげに凄いスキルですよね、これ。事実、ココアさんは実家のパン屋で鍛えられたのか、コミュニケーション能力と行動力が高く、誰が相手でも物怖じせずに話しかけます。人見知りだったチノちゃんとも、出会った初日で一緒にお風呂に入る仲にまでなりましたし、リゼ・千夜・シャロとも速攻で打ち解けています。
接客スキルもなんだかんだで高く、誰に対しても優しく笑顔を振りまいてくれるため、人に好かれやすい性格です。
まさに主人公にふさわしいスペックではないでしょうか!
↑こうして並べてみると、ウインクやワキもココアさんの魅力ですね。
青山さんとの関係も理想的で可愛い
ココアさんは高校生ですが、小説家の青山ブルーマウンテンは大人の女性です。ある日、公園で出会った青山さんに話しかけるココアさん。青山さんはチノちゃんほどではありませんが、人と目線を合わせるのが苦手な一面もあったりと、実は他のキャラクターと比べると少しコミュニケーション能力に劣るところがあるように感じます。ココアさんは、そんな青山さんの心もすぐに開き、仲良くなったのです。
最初こそ青山さんに敬語を使うココアさんでしたが、いつの間にか敬語ではなくなっています。リゼが一個上だと判明した後も敬語を使っていなかったりと、誰に対しても平等な関係で接しています。タメ口、と書けば生意気に聞こえるかもしれませんが、そこはココアさんです。どこまでも優しくて、元気で明るい女の子です。誰が相手でも親しい関係になってしまうのです。
年齢や立場に違いがあったとしても、築ける友情。素晴らしいとは思いませんか?
「ご注文はうさぎですか?? Wonderful party!」では、こんなやりとりもありました。
[aside type=”boader”]青「これは……私が一人で戦い、解決しなくてはいけないことなのですから」
コ「で、でも、私、青山さんの力になりたいです。この街で出会った、大切な人なんですから。だから、そんな寂しいこと言わないでください」
[/aside]何故か敬語を使っているという点を除けば、ニヤリとしてしまうやり取りです。歳下のココアさんに甘える青山さんも見てみたい! 歳上だろうが関係なくハグしちゃうココアさんの母性も見てみたい!
青山さんが何について悩んでいるのかは、ゲームをプレイして確認してみてください。
そうそう、原作第二巻には描き下ろしのココアさん&青山さんの”おそろいバーテンダー服イラスト”も載っているんですよ。アニメしか観ていないという方、もしココアさんか青山さんが好きなら、見ておくことをオススメしますよ!
笑顔が素敵で浄化されそう可愛い
――私もいつか、みんなとやってみたい夢があるよ。
ココアさんは感受性豊かです。いろんな表情を見せてくれます。反応が可愛いです。アニメ第一期9話にて、シャロが「泣いたり笑ったり忙しい人ね」とココアさんを評しています。もしココアさんと付き合うことが出来たら、どんなことでも楽しんでくれて飽きないことでしょう。
中でも可愛いのは、やはり笑顔です。原作第一巻では最初のページから笑顔をみせてくれていますし、第一話でチノちゃんと出会った日の夜にも、笑顔を自然に振りまきまくっています。アニメ第一期のOPでは、冒頭で振り返ったチノちゃんを笑顔で迎えていたり、その後のカットでも他キャラクターと比べて圧倒的に笑顔の比率が高いです。
第二期の一話では、チノちゃんが他の喫茶店と違いラビットハウスだけが雑誌に載らないことを気にかけるエピソードがあります。チノちゃんは、ココアさんみたい笑ったら客が増えるのではないかと考えます。チノちゃんの目から見ても、ココアさんの笑顔は魅力的なんです。そして、そんなチノちゃんのためを思ってあれこれしてくれるココアさん。普段は抜けているように見えて、実は周りを見ているし、気配り上手でもあるんです。
そんなココアさんだからこそ、チノちゃんと親しくなることが出来たのだと思います。
ココアさんの笑顔は、閉ざされた心すら開かせる太陽のようなパワーを持っているのです。
ああ。眩しすぎですよココアさん!!
もしココアさんが実在したら、この世から争いをなくすことだって出来そうです。ココアさんの愛と笑顔が地球を救う!
台無しです可愛い
TVアニメ第二期一話では、ココアさんが笑顔をなかなか見せてくれないチノちゃんを笑わせようとします。一年近く一緒に住んでいるのに、まだどこか遠慮をしている。そんなチノちゃんのことを想う、ココアさんの優しさが溢れるエピソードです。
いろいろあって、最後には「こんなことまでして、ココアさんは本当にしょうがないココアさんです」と笑ってくれるチノちゃん。でもでも、リゼには「それ笑顔じゃなく嘲笑だ」と突っ込まれてしまったり。
その後の一話Bパートでは、賑やかだった昼間とは打って変わって少しだけしんみりとした夜を迎えます。この、日中は賑わい→夜で少ししんみり――というのは、ごちうさでよくある魅せ方なんです。ごちうさはただの日常アニメではなく、ストーリにメリハリがつけられているのです。という余談は置いておいて……。そこで、ココアさんはラビットハウスの載った記事を見せてチノちゃんを元気にするわけです。
が、続くCパートではチノちゃんの作った写真立てを「可愛いライオン」と評価するも、「顔の付いたたんぽぽです」と突っ込まれてしまったり。
決める時は決めるけど、最後に落ちを担当してしまい、どこかしまらない。それもまたココアさん。
頼りになるけどならない。でもやっぱり頼りになるし、どこか安心できる存在。抜けている部分もあるからこそ、心を寄せたくなってしまうのかもしれません。護りたいし護られたい。ココアさんは素敵な女の子です。
とにかくチノちゃんが大事で、お姉ちゃんって呼んで喜ばせてあげて、あわよくばナデナデされたい可愛い
普段はチノちゃんに突っ込まれてばかりの(勿論えっちな意味じゃないゾ)ココアさんですが、アニメ第二期にはこんなエピソードもありました。
みんなとキャンプにやってきたチノちゃんは、被っていたココアさんの帽子を川に落としてしまい、追いかけます。川は想像していたよりも深く、溺れかけてしまうチノちゃん。リゼに助けられた後、チノちゃんは「ココアさんの帽子が流されてしまって……。でもやりました! 帽子の中に魚が!」と口にします。
そんなチノちゃんのことを珍しく怒るココアさん。
「帽子よりも魚よりもチノちゃん大事」
と頬を膨らませました。可愛い。
普段はしっかり者で落ち着きのないココアさんに呆れることの多いチノちゃんですが、時にはココアさんに大切なことを気付かされることもあるという。そして、ココアさんがチノちゃんのことをいかに大切に想っているかが伝わってくる、そんなエピソードです。
けれどその後に、
[aside type=”boader”]ココア「でも一番ダメなのはチノちゃんから目を離したわたしです」
チノ「赤ちゃんじゃないです」
[/aside]というやりとりもあったり。
いい話をやった後に、やっぱりどこかしまらなくなってしまうココアさんでした。可愛い。
ちなみに「ご注文はうさぎですか?? Wonderful party!」では、はぐれてしまったチノちゃんと再開した際に、ぎゅ~っとハグするシーンがあります。
[aside type=”boader”]チノ「こ、ココアさん!? そんなに抱きしめないでください。周りの人も見てますし、恥ずかしいです」
ココア「でも、今、こうしたいの! 大事な妹がいなくなったら、心配するのがお姉ちゃんなんだから」
チノ「もう……」
[/aside]これもう、カップルですよ。出来ちゃってますよ! 混ざりたい、二人に挟まれたい――なんて考えてしまいましたが、ココチノを邪魔してはいけませんね。末永くお幸せに!
過保護だけど時にはそっと見守るところも素敵で可愛い結婚したい
同じく「ご注文はうさぎですか?? Wonderful party!」からエピソードを一つご紹介。
チノルートでは、チノちゃんがみんなへの感謝の気持ちを込めてクリスマスパーティを企画します。特にありがとうの想いを伝えたいココアさんには、サプライズをするべく内容を秘密にして、千夜の家に通ってケーキ作りの特訓に励みます。
事情を知らず、毎日こっそり出かけていくチノちゃんを見て、心配しているココアさん・リゼ・ティッピーのやり取りです。
[aside type=”boader”]コ「なんだか最近、悩んでいたみたいだからちょっと心配だなぁ」
ティ(……ココアも、脳天気なようで意外と見ておるんじゃな)
コ「よし! ティッピー、チノちゃんを探しに――」
リ「あのな、ココア。心配になる気持ちもわかるが――恐らくだけど、今、チノは自分の力で何かを成し遂げようと努力してるんだ」
コ「……うん。多分ね、クリスマスパーティの準備であれこれ頑張ってるんだ」
リ「クリスマスパーティのことは、チノ自身が言い出したんだ。ここは静かに見守るのも、姉としての務めだぞ?」
コ「でもやっぱり心配だよ……。チノちゃん、辛い時も我慢しちゃって言葉に出して言わないし」
リゼ「でも、お前がそうやって心配していることはちゃんと伝わっているはずだ」
[/aside]とリゼに言われるけれども、やっぱり心配なのでチノちゃんの後をつけていくココアさん。
そこで、なんだかんだ言いつつも同じく後をつけてきたリゼと出くわして。
[aside type=”boader”]コ「ああそっか! リゼちゃんも、チノちゃんのことが気になって来ちゃったんだね」
リ「それは……わ、私もラビットハウスの一員だしな?」
コ「リゼちゃん、優しいね」
[/aside]というココリゼ展開を経て、二人は千夜の家でケーキ作りに励むチノちゃんを目撃します。そして、味見役としてやってきたシャロと会い、チノちゃんが手作りケーキでみんなを驚かせようとしているという話を聴くのです。
[aside type=”boader”]リ「なぁシャロ。私達のことは内緒にしてもらえないか?」
シ「あ、はい。それは構いませんけど……」
コ「うん、そうだね。チノちゃん、きっと、私達のために内緒で頑張ってるんだもん。やっぱり、リゼちゃんの言う通りだったね。見守ることも姉として重要なんだ」
シ「え? なんの話?」
コ(チノちゃん、ファイトだよ! クリスマスパーティ、楽しみにしているからね」
[/aside]アニメ二期のモカ姉登場回では、ココアさんの姉としてのオーラがモカ姉に負けている――というようなシーンがありました。けれど、チノちゃんが思っているより、ココアさんの“お姉ちゃんとしての実力”はずっと高いのかもしれません。
尚、このチノルートではチノちゃんの用意したケーキをココアさんが自慢してしまい、
「どうして知っているんですか?」
と問い詰められ、ネタバレされていたことがわかってしまいます。やっぱり最後は締まらないココアさん。
でもでも、ココアさんは続けて言います。
「これは、チノちゃんらしい味だね」
「ケーキの味だけじゃなくて、チノちゃんがみんなを想って作ったんだってことを感じながら食べると、もっと美味しくなるよね。これはチノちゃん以外誰にも作れない。だから、チノちゃんらしい味なんだよ」
「一生懸命に作ってくれてありがとう」
こんなに愛してくれるお姉ちゃんと出会えて、チノちゃんは幸せものですね!
このエピソードに関しては、以前に書いた記事でも少し触れています。
[kanren postid=”41936″]さすがは主人公といったところでしょうか。ここは紹介しておくべきだろう――という箇所が多すぎて、記事が今まで以上の長さになってしまいました。あまり長いと読む方も面倒になると思います。なので、ここで一旦切りましょう。
続きはまた次回ということで、よろしくお願いします。