現在放送中の『ドラゴンボール超』にて、どうやら今後、天津飯が活躍するらしいですね。というわけで、全宇宙の天津飯推しのために、ここらで一度天津飯の魅力を確認してみようと思います。
天津飯は初めの頃「敵」だった
初登場時の天津飯は、悟空の師匠である亀仙人のライバル・鶴仙人の弟子として登場した敵キャラクターでした。まだ飛べるキャラクターの少なかった登場、武空術を操る彼はかなりの強敵。天下一武道会の決勝戦でぶつかり、僅差で悟空に勝利した強者でした。その後のマジュニア編では、反則技を使ったタオパイパイを撃退し武闘家としての誇りを見せてくれました。
が、これが天津飯の全盛期です。
以降の天津飯はどんどん強くなる悟空や敵キャラクターについていけず、ベジータ襲撃時にはナッパ相手に手も足も出ず戦死。それ以降は戦力外という始末。
かめはめ波を跳ね返す
と思わせ、でも実は天津飯って凄いキャラクターなんです。
初登場時の天津飯は、亀仙人曰く大小に関わらずかめはめ波そのものが効かないとされていました。実際、受けたかめはめ波をそのまま跳ね返しています。
実際のところは、戦闘力に差がつきすぎたサイヤ人編以降では悟空達のかめはめ波を跳ね返すことが出来るとは思えませんが、それでも凄い技であることに変わりありません。
もしセルがこの天津飯の跳ね返し技を使っていたら、悟飯は負けていたかもしれないのです。
強いぜ気功砲
天津飯の得意技の中には、気功砲というエネルギー波があります。これは両手で作った三角形から高火力のエネルギー波を撃ち出すというもの。そのあまりの威力に、命すら削るとか。アニメでは両手で作った三角形がズーム機能を持っていました。
かめはめ波と比べて気功砲の優れているところは、戦闘力の差をかなり縮められるという点です。
セル編でも、天津飯は17号になすすべく倒されています。その17号より遥かに強い16号をゴミのように扱ったセル第二形態を、なんと天津飯は気功砲によって足止め(正確には新気功砲というバージョンアップされた技ですが)しているのです。
ドラゴンボールは戦闘力に差が開きすぎると、特殊能力ですら通じなくなることがあります。実際、16号の攻撃はセル第二形態になんの影響も与えられませんでした。そのセル第二形態を、上から気功砲を浴びせまくることで動けなくしたのです。
ダメージはあまり与えられなかったようにも見えるシーンですが、少なくとも16号のパンチよりかは攻撃力が上です。
つまり、天津飯は自分より遥かに強い相手にも通用する攻撃手段を持っているのです。
戦闘力では負けていても、新気功砲を放てば17号を粉々にすることは出来たでしょう。フリーザだって倒せます。
セルは気功砲で悟飯のかめはめ波をかき消すべきでした。
ブウ編でも、不意打ちとはいえ気功砲で魔人ブウのエネルギー波をかき消し悟飯を救っています。その後一撃でノックダウンされてしまう天津飯ですが、魔人ブウに「かなりの達人」と評価されました。
劇場版「銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴」でも、通常時のトランクスと互角の戦いをしています。
武闘家としての誇りを持ち、悟空達の強さについていけなくなってからも修行を怠らず、気功砲でたまには助けてくれるという実は凄い男・天津飯。『ドラゴンボール超』での活躍にも期待したいところです。